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【自分軸】:固定概念を崩す

自分軸という言葉をよく聞くようになった理由

近年、自分軸という言葉をよく聞くようになった理由は、大きく分けて2つあると考えられます。

1つ目の理由は、社会の変化です。

現代社会は、価値観や生き方が多様化しています。そのため、これまでのように、周囲の意見や価値観に流されて生きていくのが難しくなってきています。

そうした中で、自分自身の価値観や信念をしっかりと持ち、それを基に生きていく「自分軸」が重要視されるようになってきました。

2つ目の理由は、個人の意識の変化です。

近年、個人の自己肯定感や自己表現に対する意識が高まっています。

そうした中で、自分自身をしっかりと見つめ、自分らしく生きたいという思いが強まっていると考えられます。

具体的には、以下のような変化が挙げられます。

  • 少子高齢化や核家族化の進展により、個人の価値観や生き方が尊重されるようになってきた。

  • インターネットやSNSの普及により、多様な価値観や生き方を知ることができるようになった。

  • 女性の社会進出やLGBTQの権利向上など、社会の変化により、個人の生き方の選択肢が広がった。

こうした社会や個人の変化を背景に、自分軸という言葉が注目を集めるようになったと考えられます。

自分軸を形成


自分軸の形成とは、自分の価値観や信念を明確にし、それに基づいて行動することです。そのためには、以下の3つの勇気が必要となります。

0に戻す勇気

これまでの人生で積み重ねてきた経験や価値観を、一度リセットする勇気が必要です。それによって、自分の内側から湧き出る本当の価値観や信念に気づくことができます。

流されない勇気

周囲の声や評価に流されず、自分の信念に従って行動する勇気が必要です。そのためには、自分の価値観や信念をしっかりと定義しておくことが重要です。

冒険できる準備

自分軸を形成するためには、これまでとは違う価値観や信念に基づいて行動する必要があるため、冒険心やチャレンジ精神が必要です。失敗を恐れず、新しいことに挑戦していく姿勢が大切です。
具体的な方法としては、以下のようなものが挙げられます。

  • 自分と向き合う

自分の価値観や信念を明確にするために、自分の考えや感情を丁寧に見つめ直しましょう。そのためには、日記や瞑想など、自分と向き合う時間を意識的に取ることが大切です。

  • 他者と交流する

異なる価値観や信念を持つ人と交流することで、自分の価値観や信念を再確認することができます。また、新しい価値観や信念に触れることで、自分の考えを広げることもできます。

  • 行動する

自分の価値観や信念に基づいて行動することで、その価値観や信念が自分にとって本当に大切なものかどうかを確かめることができます。また、行動することで、新しい価値観や信念を獲得することもできます。
自分軸を形成することは、簡単なことではありません。しかし、自分軸が確立することで、より充実した人生を送ることができるでしょう。

本当に大切なものがわかる

自己の固定観念を崩す


禅(ZEN)では、この世は「諸行無常」であり、常に変化し続けていると説きます。そして、自己もまた、この諸行の集合体であるため、実体はなく、常に変化し続けていると考えます。

例えば、私たちは「自分は○○歳の男性だ」と考えているかもしれません。しかし、これはあくまでも、私たちが過去の経験や記憶に基づいて作り上げたイメージです。実際の私たちは、常に変化し続けており、一瞬たりとも同じではありません。

このように、禅(ZEN)では自己は実体ではなく、変化する諸行の集合体であると説きます。しかし、このことを理解することで、自己の固定観念にとらわれず、自由に生きることができるようになります。

つまり、禅(ZEN)的に自己がないと言われるのは、自己を固定観念にとらわれず、自由に生きるために必要なことなのです。

自己を形成するためには、自分自身の価値観や信念をしっかりと持つことが大切です。しかし、その価値観や信念が、自己を固定観念にとらえてしまう原因にもなりかねません。

例えば、自分は「○○でなければならない」という価値観を持っているとします。その価値観にとらわれていると、自分は「○○でなければならない」という思いから逃れることができず、自由に生きることができなくなってしまいます。

禅(ZEN)的に自己がないと言われるのは、こうした自己の固定観念を崩し、自由に生きることができるようにするためのものです。

もちろん、自己の固定観念を崩すことは簡単ではありません。しかし、自分自身を見つめ直し、自分の価値観や信念をしっかりと見つめ直すことで、自己の固定観念を崩すことができます。

新しい場所に、新しい出会いがあるかもしれないし、
いつもと同じ場所でも新しい景色が見えるかもしれません。


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