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一日一句【菜根譚】

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📚中国明代の洪自誠によって書かれた古典「菜根譚」は、儒教や仏教の教えが込められた、人生の教科書のような書物です。🌱日本では多くの読者に愛され、実業家や政治家、著名人にも座右の銘と…
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#ビジネス

一日一句【菜根譚】#76『根固則葉榮、長後才成器』:子育てとビジネスにおける見守る…

根固則葉榮、長後才成器 日本語訳: 根がしっかりしていれば葉は繁り、成長してから役に立…

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一日一句【菜根譚】#53『俗眼觀紛紛異,道眼觀種種常』俗眼と道眼:あなたはどっち?…

俗眼觀紛紛異,道眼觀種種常 日本語訳: 俗眼は紛々として異なり、道眼は種々として常なり …

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一日一句【菜根譚】#46『順其自然、脱俗入聖』自然の流れに身を任せ、心の中の聖人を…

順其自然(じゅんきしぜん)と脱俗入聖(だつぞくにゅうせい)という言葉は、それぞれ深い哲学…

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一日一句【菜根譚】#45『動静適宜、道之心體』心を整え、波乱万丈の現代を航海する秘…

こんにちは!現代社会の速さに息を切らしているあなたへ。今日は、東洋思想からピックアップし…

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一日一句【菜根譚】#42「識得真相走」—真実を理解して進む

現代社会において、情報はあふれ返り、何が真実で何が偽情報なのかを見極めることが日に日に…

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一日一句【菜根譚】#41「靜中寓動,忙處悠閒」- 動と静の調和を求めて

「靜中寓動,忙處悠閒」- 動と静の調和を求めて はじめに 中国の古代哲学には、深い智慧と生…

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一日一句【菜根譚】#40「静悠恬淡、観心証道」 自己省察と内心の平静

「静悠恬淡、観心証道」というのは、生活の態度と修行方法を表す言葉です。この表現は、中国の伝統哲学の要素を含んでおり、内心の平和と智慧を求める生き方を概説しています。ここでは、心の静けさと自己観察を通じて精神的成長と悟りを実現することに重点を置いています。 静悠恬淡:内心の平静と淡泊を求める 「静悠恬淡」とは、心の平和と淡泊さを強調する言葉です。忙しい現代生活の中で、静かで穏やかな心を保つことは、外界の騒動や誘惑から離れ、内面の安定とバランスを維持することを意味します。この

一日一句【菜根譚】#39『精神万古長存 気節千年不変』長期的な成功への鍵

「菜根譚」は、中国明代の洪自誠によって書かれた書物であり、人生の様々な場面における処世術…

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一日一句【菜根譚】#38『毋形人之短 毋忌人之能』自分を他人と比較しない

毋形人之短 毋忌人之能 日本語訳 毋形人之短:人の短所を指摘しない 毋忌人之能:人の能力を…

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一日一句【菜根譚】#37『無事宜寂寂,有事宜惺惺』心の静けさと集中のバランス

「無事宜寂寂,有事宜惺惺」 意味は、閑暇(かんか)のときには心を静かに保ち、忙しいときに…

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一日一句【菜根譚】#36『淡即真味 常即主人』知足常楽の心がけ

「淡即真味 常即主人」 意味は「淡泊こそが真の味わいであり、常楽こそが真の主である」とい…

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一日一句【菜根譚】#35『持身勿軽 用意勿重』ー自己修養と徳の構築への道

私たちの生活において、自己修養と徳をどのように築くかは非常に重要なテーマです。この考え…

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一日一句【菜根譚】#31『出汚泥而不染、近智巧而不受』自制力を鍛えることで、誘惑に…

「出汚泥而不染、近智巧而不受」は、中国の古典文学『菜根譚』の一節です。意味は、「汚泥の中…

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一日一句【菜根譚】#29『張弛有度、文武之道』張りつめすぎないように

「張弛有度、文武之道」 この言葉は、礼記・雑記下の孔子と子貢の逸話から来ており、 孔子と子貢が祭礼を見に行った際に、子貢が「一国之人皆若狂、賜未知其楽也(国中の人々は狂ったように見えたが、賜はその楽しみを知らない)」と言ったところ、孔子が「張而不弛、文武不能、馳而不張、文武不成(張りっぱなしでは文武は成らず、弛みっぱなしでは文武は成り得ない)」と言ったものです。 この言葉は、文武の道は張りと弛みのバランスが重要だという意味です。張りというのは、努力や奮発の状態を指し、弛み