それにしてもスカウトの際のトラブルが起きる理由は何が原因なのか?

前回、こんな感じのことを書いた。

ところで、なぜ、こういうことになるのだろうか?

まず、研究室というのは私自身が見てどういう感じだったかということについて述べる。

一度、研究室に所属してみて、気がついたことだけど、研究室というものを持つ際に、研究室のマネージメント、教育、研究の成果を出すの三つが必要になると思われる。

実際、これをバランスよくやるのは難しい。特に、教授といた上の役職になるほど、研究会や委員会やある種の会合などに出る機会が多くなり、その結果、研究の第一線から遠のいていくということはしばしばある。

実際、複数の研究室を見ているけど、やはり、いろいろとあったりする。

うまく時間を調節したり、マネージメントからある程度、距離を置いたりすることで、うまく研究の時間を確保している先生もいたけど、その一方、そううまくはいかず、研究の時間が確保できなかったりする先生もいた。

その結果、大学院の修士の研究成果を論文に投稿したりするということが行なわれている。無論、第一著者にはその学生の名前で最後の方の著者に自分の名前を入れているということはやっているので、まだいいのだけとね。

ただ、現場は時々刻々、変わっていくので、最前で何か起きているのかが把握できなかったり、ある意味、「予想=結果」だと思うようなところだと、学生の方が教授に情報をあげなかったり、

実は、再現性が悪い結果、例えば、100回実験をやったら1回しか成功しなかったりする結果でも、さもかし、再現性がとれたように見せかけたりして、「教授のお気に召すような結果」をあげたりする。

これ自体は、科学者として、相当問題な話だが、そういうことをやらないと卒業できないので、学生側はやるという話。

まあ、そういうことが繰り返すと「科学」は崩壊するので、私はそういうことは一切やらなかったし、実験方法に問題がなかったか、かなり検討したけどね。実際、うちの研究室は「予想=結果」だというようなところではなかったし。とても幸運なことにね。

結局、実験でまず問題になるのは、教授が望んだデータでないと、一切、認めないという強硬なことを言ってくる場合。この場合は、研究室打ち合わせでは修羅場になると別の研究室の人が言っていた。

こんな感じだった。

私は研究界隈からもはや手を引いたから別にいいのかもしれんが、やはり、こういったことがあるということは言っておかないといけないのだろう。

実際、ツイッターの自称学者の連中は、博士課程に行くことを勧めるが、実際のところどうなっているのか、現実が見えていないと思われるのと、自分の研究室が全ての研究室だと思い込んでいる方々もいる。運よく、「頭のいい」人のところに入れたのかもしれないが。

なお、この「頭のいい人」は、大学の学歴とは多少相関性がある。但し、比例ではなく、「ダイアグラム」だったり、「外れ値が多すぎる」直線性のグラフになると思っているが。当然、直線性のグラフの場合、標準偏差の自乗R^2の値も1からは離れているだろう。

さてと、こういう状況で、やはり、研究をする際に、「成果」が出せる人というのを欲しがったりする。しかし、そういうことができる人を雇うと、実際は、マネージメントをやる人よりも、頭がよかったりするというか、マネージメントをする方が、頭が硬かったりする。

そのため、仕事の割り振りがうまくいかなかったりする場合もあるし、自分の自尊心を傷つけられたと思い、言い争いになったりもする。

そういったことで、些細なトラブルが頻発するというケースもあるもよう。

実際、このケースはこれが原因だったりする。

そもそも、解なしの問題は国家試験から取ってきたにせよ、実際は、国家試験をアレンジしているわけで、その時点で、解なしを入れてしまう危険性だってあるので、そういうチェックの仕事をさせたりする仕事とかね。

もっとも、そもそも、見つけたら、それを真摯に訂正したりするなら、キチンと説明をする必要があるのではないかと思う。なお、もし、国家試験を丸パクリしてきたというのであれば・・・そもそも、その国家試験が解なしになっていないか、再度チェックをする必要があると思う。実際問題、そういったミスを見逃してしまった可能性も無きにしも非ずなので、そういうために、雇っているはずだと思うんだが・・・。

いずれにせよ、大学の教員にスカウトをされた場合は、非正規での場合、熟考して、トラブルで追い出される可能性まで、考慮しておいた方がいいのではないか?と少なくとも、私の知人の話と記事の話を見て考えるに至った。

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