建設業に入って日の浅い皆さんへ ハードだけどやりがいのある仕事の魅力とは
こんにちは。
この記事はこんな人に向けて書いています
自分が建設業界(設備業界)に入社した時の事を振り返りながら、今年建設業界に入社したばかりのあなた達へ向けて今回の記事を書きます。
建設業界には、建物を建てる「建築」、設備を整える「設備工事」、そして道路や土木工事など、多岐にわたる分野があります。それぞれ違った魅力がある一方で、共通して言えるのは、どの分野も体力的・精神的に「ハード」だということです。まずは、その現実からお伝えしようと思います。
結論
―「建設業は、めちゃくちゃしんどいです」。これは、どの職種でも同じで、職人として現場で働いている人も、施工管理や営業職の人も感じることだと思います。実際、私もそうでした。建設業界で働く中で、日々体力を使い、時には厳しいスケジュールに追われることもあります。
ただし、皆さんに知っておいてほしいのは、この「しんどさ」の裏には、大きなやりがいが隠されているということです。今回は、その建設業の魅力について、私が感じていることをお伝えします。建設業の厳しさを乗り越えた先には、大きな達成感と成長が待っています。
やることをしっかりやれば評価される仕事
まず一つ目にお伝えしたいのは、建設業は「やることをきちんとやっていれば、文句を言われにくい」仕事であるということです。建設業界は、結果主義の側面が強い職場が多く、与えられた仕事を期限通りに終わらせ、他人に迷惑をかけずに作業を進めていけば、しっかりと評価されます。実は、これだけで十分に「できる人材」と見なされるんです。
なぜかというと、建設業界は慢性的な人手不足だからです。優秀な人材が揃わない現場も多く、中には問題を抱えたスタッフもいます。その中で、普通に仕事をこなしているだけでも、上司や同僚から「頼れる存在」として見られることが多いのです。つまり、ライバルが少ないというのも、この業界の特徴の一つかもしれません。
実際、他の業界に比べて、建設業は多少のミスが許されることも多いです。もちろん、ミスをしないに越したことはありませんが、大きな問題がなければ挽回も可能です。この点が、金融業や製造業のように厳しい業界とは異なり、ミスに寛容な側面もあると思います。
オーダーメイドの仕事だからこその柔軟性
建設業が他の業界と違う点の一つに、「オーダーメイド型の仕事」であることが挙げられます。建設現場では、マニュアルや標準仕様書があるものの、基本的に現場ごとの状況やお客様の要望に応じて作業内容が大きく変わります。そのため、一度基本的なやり方を覚えてしまえば、あとは応用力で対応できる仕事が多いのです。
例えば、同じ建物であっても、立地や規模、使用される材料、顧客のニーズによって大きく異なります。そのため、各現場での経験が蓄積されるごとに、対応できる幅が広がっていきます。建設業において、仕事の「基本」をしっかりと身につけることは重要ですが、その基本をベースにして、自分なりの工夫やアレンジが求められるところが、この業界の面白さでもあります。
建設業での経験を、私は「経験値ゲーム」だと考えています。3年間仕事を続ければ、基本的なスキルや知識は身についてきます。それ以降は、その基礎をベースにして、より難しい現場や新しい技術に挑戦していく、いわば冒険の時期に入ります。このように、建設業はただの単純作業ではなく、自分で考え、応用する力を磨くことができる仕事です。
若いうちに失敗して成長しよう
最後に、若手の皆さんにぜひ伝えたいのが、「20代のうちに失敗をたくさんしよう」ということです。建設業では、経験が物を言う仕事が多いため、若い時期に多くの失敗や挑戦を重ね、たくさんの経験を積んでおくことが非常に重要です。これは、建設業に限らずどの業界にも言えることですが、特に建設業ではその影響が大きいと感じます。
たとえば、20代のうちに仕事でミスをしても、周囲の目はまだ優しいものです。しかし、これが30代、40代になると、「その年齢でこのミスはまずい」という目で見られることが増えてしまいます。だからこそ、今のうちに積極的に失敗して、たくさんのことを学んでおくべきです。失敗は成長のチャンスであり、その経験が30代、40代になったときの楽さに繋がります。
建設業は、確かに体力的にも精神的にもハードな仕事です。しかし、その分、自分で考え、工夫し、成長できる場がたくさんあります。20代で多くの経験を積み、30代、40代にはその経験を活かして、より楽に、より効率的に仕事を進めていけるようにしましょう。これからも、自分なりのペースで成長を続けていってください。
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