東京に1週間滞在した話


4月何してたっけ


もう新年度が始まったなー。
本当に4月が来た実感がない。もうGWが始まっている、、、。

3月は隣の市までコールセンターのアルバイトをしに行っていた。
4月は、、、



そうだ、思い出した。


このままだと何も始まらないと思って、東京に、職業訓練校に行こうと思ってたんだ。
そしてハローワークに行った。

Webデザインを勉強して、UIUXデザイナーになれば
今後ニーズも増えているし、
年収も高いし、、、って思ってた。


ただ、全くやりたいと思うものではなかった。


けど、自分の中でエンジニアやノルマのあるゴリゴリ営業よりかは、興味のある分野だった。そして職業訓練校にも東京であればそのコースがある。

そこに行こうと思ってた。
自分の気持ちにはもちろん嘘をついていた。
もう大人になるしかないと思っていた。



そんな時だった。

大学の時の親友からLINEがきた。

彼は、もちろん僕が離職して今フリーターっていうことを知っている。


YouTubeのある動画のURLを唐突に送ってきた。

それは、
「自分のやりたいことをせずに、転職を繰り返す29歳の女性とキャリアカウンセラーの方との対談」

の動画だった。


その方は、
やりたいことをする=幼稚、子供

のようなイメージを長年抱いてきて、安定した仕事を選んできた。
しかし、どこの職場にいても、違うような気がして、

ただ、今後役に立つだろうと、資格はいっぱい取得して、、、
バリアを張っている。

やりたいことをずっと先延ばしにして、、、


もうここで気がついた。

自分と重なりすぎている。


ここで、職業訓練校に行って、Webデザイナーになって、
となったところで、自分がまた同じ過ちを繰り返す気がしてならなかった。


周りに合わせて、自分を殺す。

これを続けている状況にもうそろそろ気がつかなければならない。
親友はWebデザイナーとして職業訓練校に行こうとしている自分を止めてくれたのだ。

親友は、
「俺も今この状況だわ」、というメッセージでこの動画を共有してくれたが、

本当は僕に対してのアドバイスをくれたのだ。


いい親友を持ったと思った。



東京に面接へ


4月の前半はそんな感じで、


周りの期待に合わせずに、自分の行きたい方向に行こうと
思えるようになった。

大きな企業で働くことが幸せなのか、
大金を稼いで、大富豪になることが幸せなのか、

おそらく、私はその指標で生きていると、途中で壊れる。

てか今壊れている。もう修復してきているけど。


そこで面接しに東京に行こうと思った。

面白そうな仕事だった。
メディアの仕事で今までやってた分析をすることも活かせる。
だから東京にわざわざ面接を受けにいこうと思った。





、、、、それもあるけど、
本当の理由は違う。
ずっと実家にいるから、外に出なければならないと思っていた。

まずは東京に行き、肌感で良いから感じる。
直感でいいから、言語化できなくてもいいから、

感じる。
東京を。

自分を。

それが今の自分に必要だと思っていたから、面接という口実で東京に行った。


滞在中

芸人の兄がいるのだが、その家に6日間滞在させてもらった。
家に行くと驚いた。

やはり、芸人ということもあってか
生活感は自分と全然違っていた。

自分が今までどれだけ安定の中で暮らしていたか実感した。

家が古いこともあってか、匂いが少々合わなかった。
布団も色が変色しすぎて、どこに肌を接触させようか迷うぐらいだった。


ただ、生きている感じがした。

兄は自分の力で生き抜いている。

これは刺激的だった。

自分も自分の軸で生活していこうと思えた。


面接のない日は、派遣バイトに行った。

そこでも色々な人に出会った。


外に行かないと経験できないことが山ほどある。

考えるだけでは導き出せない答えがある。


この1年間で得た大きなことは間違いなくこれだろう。
考える時間よりも行動する時間。大事。



面接は、上手く話せたが
不採用だった。
そこは別に気にしてはいない。

それ以上に大事なものを得たような気がしている。

東京で友人にも何人か会った。
今まで、会える気がしていなかったけど、

さほど、周りは自分が思っているよりも自分のことを気にしていない。

それを知れただけで大きい。




帰ってきた

実家に帰った時に、やる気に満ち溢れていた。
何をやろうとか、そんなものは明確に決まっていないけど、
それよりもこの活力を取り戻せたことが、自分は大きい。


今も在宅で短期ではあるがアルバイトをしている。
真面目にやっていたら、長期で働いてみない?と声がかかった。

これだこれだ。

やはり行動しないと世界は広がらないんだ。

それが全てだ。

自分自身の方程式は確立しつつある。


何になるとかどうとか

もちろん、目標はあった方がモチベーションは上がる。

ただ、これになりたいとか、この仕事をしたい、とか

その軸で考えていること自体が、視野を狭めてしまっている。


どのように生きたいか。


これだ。仕事に重きを置きすぎている。
仕事はあくまで延長線だ。

ある俳優が言っていた。

「仕事でミスをして、四六時中そのことで悩んでいたら、
なんだか自分の人生自体を否定されている気がしてきて、それから悩むことは無くなった。」

と言っていた。

仕事は生きている中の一つの要素。

それを履き違えてはいけない。良い気づきだ。




さあ、どんどん行動をして、この1年間を取り戻すことにする。






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