2020/08/26 発信する理由

最近、毎日stand.fmで一日の振り返りを配信している。
「振り返り」と言えば聞こえはいいが、ただただ仕事で疲れた女による雑談になっている。
それでも聞いてくれる人がいて、「いいね」やコメントをくれる人がいる。なんてあったかい世の中だろうと思う。

インターネット上で自分の言葉を発信することに、心地よさを覚えたのはいつだったろう。

パソコンに触りだしたのは小学生のとき。確かWindows98だった。
「接続」ボタンを押さないと、ピーピーガーガーという宇宙との交信のような音を聞かないと、インターネットには接続できなかった。
Outlookのメールソフトで、学校の友だちと毎日のようにメールしていた。

前略プロフィール世代ど真ん中を通り、高校時代はyaplog!でブログを毎日更新していた。内容は1時限目から6時限目まで、1コマずつの感想。先生にほめられてうれしかった、爆睡だった、などなど。暇すぎる。

大学生になってmixi、Twitter、Instagram、Facebookを始める。あらゆるSNSを使ってきたけれど、中でも一番快感を得ていたのはTwitterだったと思う。

自分の言葉を、ぽとん、ぽとんと、インターネットの海に落としていくような感覚になっていたのを覚えている。

だれも読んでいないかもしれない。でも、だれかが読んでくれているかもしれない。
だれにも言えないけれど、だれかに聞いてほしい。

そんなあわい期待を抱きながら、淡々と言葉を落としていた。

わたしは、自分から生み出される言葉が好き。だから、自分の中から出して、自分の目で眺めて、愛でたいのだ。
そして、「これ、どう?」って、偶然すれ違った見知らぬ人に、そっと見せつけたいのだ。

だから、わたしは今日も書く、今日も話す。
わたしの大好きな言葉をもっともっと愛するために。

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