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機能不全家族育ちが福祉系大学へ行くと…②

お久しぶりです!随分と投稿に間が空いてしまって、申し訳ありません💦延長予定だった教育実習へ突然行くこととなり、バタバタとしておりました。

私が放置している間にも、記事にスキをして下さったり、フォローをして下さったりと反応を沢山頂けて、とても嬉しく思っていました。本当にありがとうございます😊これからもなるべく投稿していけるように頑張ります。

また、フォローも返していけたらと思っています。一日に多くのフォローが出来ないみたいなので、お返しするのがゆっくりになりますが、どうぞよろしくお願いします😊

今回は前回の記事の続きから、機能不全家族育ちが福祉系大学に行くことのメリット、デメリットを書いていきたいと思います。あくまでも私の通っている大学や学科でのお話なので、全ての大学に当てはまる訳では無いと思いますが、私なりにまとめていきます。

前回のおさらい

🌼メリット
〇自身の家庭環境の異常さに気づけた
虐待やDVの講義を聞いて、「これうちじゃん!」と気づくことが出来ました。その結果、自分の「辛い」という気持ちを素直に受け入れることが出来るようになりました。

〇友達に恵まれる
障害や保育など同じことに興味のある友達との関わりから、自分の意見をちゃんと伝えられるようになるなど学べることも得られることも多かったです。差別用語を聞くこともなくなり、友達と話も合うため一緒にいると楽しくて、本当に恵まれているなぁと思いました。

メリットについて(続き)

③専門性の高い先生が沢山いる

これは私が通っている学科が保育の中でも障害や心理に特化した学科だったからだと思います。先生達の中には、特支の教員を経験していたり、児童発達支援センターで働いていたり、児童養護施設の方との関わりがあったりと、虐待や障害福祉の分野に強い先生が沢山います。

そのため、私が家庭のことについて相談した時も、とても親身になって話を聞いて下さいました。その中で「あなたはどうしたい?」と私の気持ちを大切にしてくれました。今までどちらかと言うと家族の都合に合わせてばかりだったため、それが本当に嬉しくて、話して良かったと思えました。この相談に至った経緯などについてもまた違う記事で書けたらいいなと思います。

その後も、相談して終わりにせず「最近は大丈夫?」とずっと気にかけて下さったり、給付金やフードパントリーの情報を伝えて下さったりと、お世話になりっぱなしでした。

また、これは友達にも言える事なのですが、家庭環境が悪いからといって偏見を持ったり、腫れ物に触るように扱いをされないというのも救いでした。友達なんて、私が「最近家荒れててやばーい!」と言うと「最近あんたの家やばいねー」と返してくれます。もちろん本気で落ち込んでる時はすごく励ましてくれたり、話を沢山聞いてくれたりするのですが、良い意味で軽く受け止めてくれるのです。良い人間関係に巡り会えたことが、私が今の大学に通っていて1番良かったことだと思います。

④ピアサポートグループに参加出来た

ピアサポートグループとは、同じ経験をしていたり、同じ悩みを持っていたりする仲間が集まり、自分の気持ちを話すことや悩み相談が出来る場所です。私は授業でその存在を知り、私と同じく障害のあるきょうだいを持つ「きょうだい児」のピアサポートグループに出会うことが出来ました。そして、その繋がりから若いうちから家族の介護の経験がある「ヤングケアラー」のピアサポートグループにも出会えました。

ここで出会った方々のおかげで、私は両親の虐待から逃れ、一人暮らしを始めることが出来ました。私が今すべきことは何なのか、どのような機関があって何を相談すべきなのか、グループの方々は暖かい励ましと共に丁寧に教えて下さいました。周囲に頼れる大人がいることの安心感や嬉しさを知り、1番辛かった時期を何とか乗り越えることが出来ました。

デメリットについて

次に、私が大学に通っていて感じたデメリットについても書いていこうと思います。

①福祉の裏側を見てしまうことがある

大学では、障害系の施設や保育・幼稚園系のアルバイトやボランティアを募集しています。また、資格を取るために実習へも行きます。そこから福祉施設の勤務を経験する中で、あまり適切ではない支援を目にすることがあるかもしれません。

福祉業界はまだまだ人手が足りず、余裕がないことは私も分かっているつもりです。それでも、障害のある子どもの手を強く引いたり、頭を叩いたりといった叱り方や、目の前でその子どもの愚痴を話す姿を見てしまうと、「私の弟もこんな風にされてたのかな…」と不安に思ってしまうことがありました。

もちろん、虐待など全くなく、常に子どもや利用者さんの為を思って支援をしている施設や職員さんの方が多いと思います!あくまでも運が悪かった時、そのように虐待や不適切な支援を目にする恐れがあるということです。

②講義内容が辛いことがある

講義の内容の中には、前回触れた虐待やDV、障害のある方の施設での虐待事例など、かなりハードな内容を学ぶことがあります。障害のある方が家族にいる場合や、自分がDV、虐待を受けていた場合、内容を聞くことで嫌なことを思い出す恐れもあり、デメリットかなと思います。

私自身も、家庭が落ち着いてない時、DV被害者の心理についての講義を受けて、パニックになってしまったことがあります。オンライン授業だったので、パソコン画面を見ないようにして乗り切りました。

ただ、先程メリットで書いたように専門性の高い先生方も多いため、中には「もし辛くなったら無理に講義を聞かなくても大丈夫です」と言ったように前置きをして下さったり、その後の対応を丁寧にして下さる先生もいます。

③学べる分野が限られている

障害や虐待に関する経験が多い場合、自分と同じような思いをしている人の支援をしたいと思いやすくなると思います。また、障害のあるきょうだいを持つ方の中には、親に福祉の道へ行くことを望まれて目指す方も多いようです。

そのようにして福祉の勉強や実習をしていく中で、「自分のやりたいことは本当にこの道なのだろうか」と迷うことがあるかもしれません。また、福祉について学ぶことが嫌になることもあるかもしれません。福祉に興味がなくなってしまったり、他にやりたいことが出てきてしまった場合、そのように思ってしまうと卒業まで学び続けることが辛くなると思います。講義のほとんどが福祉や教育等専門的な分野の学びとなる為、興味が無くなると授業を聞いていることが負担になると思います。

ただ、うちの大学では一般企業に就職する方も一定数います。また、自分自身で資格の勉強をして大学以外で資格を取る方もいます。福祉系の大学に入ったとしても、必ず福祉系の就職をしなければならないわけではないのです。

今回も長くなってしまって申し訳ありません🙇‍♂️ここまで読んでくださってありがとうございます😊
また思いついたメリット・デメリットがあったら、つけたして行きたいと思います!

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