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知らない特急乗ったことと、コミュニケーションの難しさを知ったこと、など。

普段はほとんど鉄道に乗ることもなく生きているマツナミですが。
先日京都で呑む機会があったので移動方法を模索してみたら、一番効率良いのが阪急電車に乗るというプランでした。

阪急には不思議な特急がいくつかあって。

「特急」「通勤特急」というものがあるのは知っていたのですけれども、このたび「準特急」という、急行となにが違うのかよくわからない特急に乗ることがわかったので、あわててレリーズしたのでした。

X-M1 + CONTAX G Planar T* 45/2

たぶん停車駅が特急と急行のあいだなのだろうなあ、と思うのですけれども。
車内で考えなくちゃいけないことが多かったので、深くは追求しませんでした。

たまに出かけると、なにかに出会ったりして面白いですね。

そういえば、駅を降りた時、若者が交通系ICカードを落とすシーンに出くわしまして。カードを拾って追いかけたのですが、さっぱり追いつかなくて。
まあ改札で引っかかるから、焦らなくていいかと考えていたら、ぼくの前にいた女性がものすごくがんばって追いかけてくれまして。

(いや、そこ、無理なくお願いできれば)

とか思いながら、こちらもがんばって追いかけまして、無事にカードを渡すことができたんですけれども。

若者は両耳にイヤホンしてまして、女性に声かけられても気づかず。
衣服に触れられたら、怪訝かつ不機嫌そうな顔で振り返りまして。
いや、まあ、普通のリアクションだろうとは思うのですが。

それにしても殺伐とした世の中だよなあ、などと感じながらカードを掲げてアピールして、そこでようやく何が起こっているのかに気づかれた、という流れになりました。

がんばって追いかけてくれた女性にお礼など伝えまして、その場を去ったのですけれど。なかなか世の中というのはコミュニケーションから遠ざかっているよなあ、ということを実感しました。

人の耳目を集めたり、刺さるビジュアルやワードを考えるお仕事に就いている身としては、いままでの方法で訴求するのは厳しくなってしまったかもしれないぞ、と深く思ったのでした。

人に伝えることの難しさが、横たわっています。

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