Dr.サラリーマン研究所

こんにちは!私は博士号を持つ企業研究者。日々の学びを綴ります。知識と情熱をシェアして、…

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こんにちは!私は博士号を持つ企業研究者。日々の学びを綴ります。知識と情熱をシェアして、一緒に成長しましょう!

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社会人ドクターが博士号を3年で取得。なにをすればよい?

私は社会人ドクターとして入学してから、働きながら3年で博士号を取得できました。ここでの社会人ドクターとは、働きながら、大学院の学生として博士号取得を目指して研究することを示します。 社会人ドクターに興味を持つ方々にとって、不安や疑問はつきものです。私もそうでした。 ・社会人ドクターとしてやっているけるか不安。 ・入学までにどんな準備をすれば良いのか ・会社の業務との両立は本当に可能なのか ・卒業できなかったら入学費、授業料が無駄になってしまう そこで、卒業してから振り返る

    • 【研究】とりあえず手段を考えてませんか?もうジャストアイデアと言わせない! たった一つのフレームワークを駆使して論理的にアイデアを考える方法

      「これは中々イケてるアイデアだ!」と胸を張って提案した内容が、上司から「それ、ジャストアイデアじゃない?」と一蹴された経験はありませんか?私もそうでした。提案が次々と「ジャストアイデア」として却下され、正直、その度に心が折れそうになりました。「ジャストアイデア」とは、その場の閃きに過ぎず、目的に対して短絡的に解決策を考えたものを指します。例えば、与えられた問題に対して解決を試みようとするときに、自分の経験と勘に頼って、解決策を考えるとジャストアイデアになります。 この記事で

      • 【博士課程】どうやって論文を探して、どう読むか。社会人ドクターが激務の中、300以上の論文を読めた方法。

        国際論文の執筆は、博士課程取得に向けて必須になることが多いです。そのために、自分の研究の意義を明確にする必要があります。しかし、これを達成するには、関連する研究文献を広範囲にわたって理解し、適切に引用することが不可欠です。 例えば、私の経験だと、1つの国際論文執筆につき100文献近くを読み、博士論文の場合200〜300文献近くにもなりました。研究を進める一方で、これらの多数の文献調査を行わなければならないので、論文を読むスキルを身につけることは、研究者にとって非常に重要です

        • 社会人ドクターの1日のルーティン

          社会人ドクターの生活は、厳しい時間管理と絶え間ないプレッシャーのバランスを取りながら進まなければなりません。私も研究と論文執筆、仕事、プライベートと、膨大なタスクに追われ、メンタルヘルスを脅かされる時がありました。残念ながら、そのプレッシャーに負け、夢半ばで断念する人も少なくありません。 私は、そんな過酷な社会人ドクターの生活を乗り切るために、集中力を高めることを意識しました。集中力が向上すると、タスクに対する取り組みが効率的になり、それがストレスの軽減、自己効力感の向上、

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        社会人ドクターが博士号を3年で取得。なにをすればよい?

          研究者のための英語勉強法:国際学会準備編

          博士号取得を目指す皆さんにとって、国際学会での発表は避けて通れない重要なステップです。特に、質疑応答のセッションは、多くの研究者にとって大きな挑戦となります。質疑応答のプロセスを考えただけで、心が重くなるかもしれません ① 英語の質問を正確にリスニングする。 ② 頭の中で質問の意図を迅速に解釈する。 ③ 日本語で適切な回答を考える。 ④ その回答を英語に変換する。 ⑤ 最後に、その英語を正確に発音する。 この一連のステップを、質問が投げかけられてからわずかな時間内に処理する

          研究者のための英語勉強法:国際学会準備編

          社会人ドクターが入学前に不安だったことと乗り越え方5選

          私が社会人ドクターに入学する前は、多くの不安があり、本当に入学してやっていけるのだろうか?という気持ちがありました。しかし、これらの不安を乗り越えることが、博士号取得の重要な要素であると考えています。今回は、不安を克服するために、心に留めておきたいポイントをまとめました。社会人ドクター挑戦への後押しになれば幸いです。 1.能力・スキル不足からくる不安 まず、自身の能力やスキルが本当に博士号取得するレベルにあるのか、という不安がありました。先輩の話や博士号取得者の記事を読ん

          社会人ドクターが入学前に不安だったことと乗り越え方5選

          アイデアを生み出す魔法、ロジックツリー

          研究のアイデアってなかなか出てこないですよね?私が実際に試してみて効果絶大だったアイデア発想法をシェアします。それは、「ロジックツリー」。聞きなじみがある方が多いかもしれませんが、ロジックツリーをいかに使いこなすかがポイントだと思います。 ロジックツリーって何? まず、ロジックツリーとは、ある事象に対して構成要素を上位概念から下位概念に深ぼっていくようにツリー状に書き出すことです。イメージ的には、木のように分岐させていきます。 特許のヒントをもらってみよう 私は、ロジ

          アイデアを生み出す魔法、ロジックツリー

          社会人ドクターで博士課程を取得して良かったこと

          博士課程の取得は、研究開発職のキャリアにおいて高い価値をもたらすと私は考えています。以下では、実際に博士課程を取得して良かったことを5つ紹介します。 1. 専門性の強化 博士課程では、専門的な研究を行う機会が豊富です。自分の研究テーマにおいて専門知識を深めるために、必死に論文や専門書を読み漁り、専門知識が飛躍的に深まります。気づけば、他の専門家と自信をもって議論ができるようになっています。 2. 人材育成の訓練 博士課程では、学生を指導する機会が設けられることがありま

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          研究開発職のためのリカレント教育

          私は企業研究職として、学ぶ姿勢を大切にしており、リカレント教育に興味津々でした。ただ、ウェブ上で見かける記事は、「TOEIC」「簿記」「ITパスポート」といった具体的なスキルばかりが取り上げられていて、本当に将来役立つのか疑問が湧いていました。確かにリカレント教育と言えば、すぐに効果が出るわけではないかもしれませんが、未来のためにしっかりとしたスキルを身につけたいですよね。。。 そこで、いろいろと考えた末に、「リカレント教育は知識だけでなく、論理的思考力を鍛えるものだ」とい

          研究開発職のためのリカレント教育

          自己紹介

          みなさん、こんにちは! 私は企業研究者であり、社会人としてのキャリアを築いてきました。大学院(修士)を卒業後、研究開発の世界に飛び込み、さまざまなプロジェクトに関わる中で、数々の挑戦と成果を経験してきました。 研究者としての道を歩む中で、特に重要だった瞬間の一つは、研究が認められ、社会人として博士号を取得したことです。この過程で得た知識と洞察を、皆さんと共有しながら、学び合う場としてこのnoteをスタートさせました。 このブログでは、私が経験したプロジェクトや課題、そして