社会人ドクターで博士課程を取得して良かったこと

博士課程の取得は、研究開発職のキャリアにおいて高い価値をもたらすと私は考えています。以下では、実際に博士課程を取得して良かったことを5つ紹介します。

1. 専門性の強化

博士課程では、専門的な研究を行う機会が豊富です。自分の研究テーマにおいて専門知識を深めるために、必死に論文や専門書を読み漁り、専門知識が飛躍的に深まります。気づけば、他の専門家と自信をもって議論ができるようになっています。

2. 人材育成の訓練

博士課程では、学生を指導する機会が設けられることがあります。私は、自分のテーマに学生を2人つけてもらいました。その学生の成果引き出すために指導する必要があります。会社で部下を持たない場合でも、人材育成の良い経験になるかと思います。これは将来のリーダーシップポジションで重要なスキルになると思います。

3. 英語の論文への抵抗感の克服

博士課程を通じて、英語の論文を読む際の抵抗感が減少しました。多くの研究論文が英語で書かれており、自分の研究を進めるためには、それらを熟読して理解する必要があります。私は、採取的には、200~300本の論文を読み、自信を持って英語文献にアクセスできるようになりました。これによって、世界中の最新研究にアクセスし、自身の研究に活かす能力が向上します。

4. 論理的思考力の向上

博士課程では、高度な論理的思考力が求められます。仮説の立案、実験の計画、データの解釈など、論理的思考力を活用して問題解決を行います。これによって、複雑な問題に対する分析能力が向上し、研究だけでなく日常業務においても効果的な意思決定が可能になると思います。

5. 仮説検証型研究の訓練

研究は、自身の仮説に基づいて進める必要があります。時間が限られている中、仮説に沿って研究を展開することで、より早く効果的な結果を引き出すことが可能になります。

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