見出し画像

研究開発職のためのリカレント教育

私は企業研究職として、学ぶ姿勢を大切にしており、リカレント教育に興味津々でした。ただ、ウェブ上で見かける記事は、「TOEIC」「簿記」「ITパスポート」といった具体的なスキルばかりが取り上げられていて、本当に将来役立つのか疑問が湧いていました。確かにリカレント教育と言えば、すぐに効果が出るわけではないかもしれませんが、未来のためにしっかりとしたスキルを身につけたいですよね。。。

そこで、いろいろと考えた末に、「リカレント教育は知識だけでなく、論理的思考力を鍛えるものだ」という結論にたどり着きました。確かに情報を詰め込むことも大切ですが、それを組み合わせて新しいアイディアを生み出し、実際の問題に適用する能力こそが、将来の変化に柔軟に対応し、自己成長を続ける鍵なのだと考えたのです。


リカレント教育の定義

リカレント教育の定義は、政府広報オンラインに載ってました。

「リカレント(recurrent)」とは、「繰り返す」「循環する」という意味で、リカレント教育とは、学校教育からいったん離れて社会に出た後も、それぞれの人の必要なタイミングで再び教育を受け、仕事と教育を繰り返すことです。日本では、仕事を休まず学び直すスタイルもリカレント教育に含まれ、社会人になってから自分の仕事に関する専門的な知識やスキルを学ぶため、「社会人の学び直し」とも呼ばれます。

政府広報オンライン

人生100年時代と言われる時代、常にスキルや知識をアップデートし続けることが求められているのですね。研究開発職の方においては、常に勉強していることは当たり前のことです。しかし、リカレント教育の重要性はますます高まっています。なぜなら、単なる知識の蓄積だけではなく、その知識を活かして新たなアイディアや製品を生み出す能力が求められているからです。競争の激しい市場で、常に最新の情報を取り入れ、それを創造的に活用することが、企業やプロジェクトの成功に繋がるからです。

研究開発職のリカレント教育は?

研究開発職の方が、リカレント教育を実践する際のキーポイントは、論理的思考力をどう鍛えるかだと考えています。研究開発職としては、常に学ぶことが当たり前のように求められ、重要なのはその学びをどう活かすか。情報を吸収するだけでなく、それを自分なりの視点で結びつけ、新たなアイディアを生み出すことが差を生むポイントです。
じゃあ、その論理的思考力ってどう鍛えるのよ? ということで私は社会人ドクターをお勧めします。

研究開発職の皆さんにとって、大学に社会人ドクターとして戻り、博士号を追求するのは、かなり魅力的な選択肢だと思います。いや、むしろこれがベストかもしれません。博士号の取得過程で、ただ新しい知識を吸収するだけでなく、それを元にして新しい発見をし、論文という形で世に発信しなければなりません。
論理的思考力は、実践あるのみだと思いますので、社会人ドクターのような環境をガラッと変えて、無理矢理にでも論理的思考力を使う場に挑戦していきましょう。

まとめ

研究開発職の方々にとって、リカレント教育は知識の更新だけでなく、将来を切り拓く力を養う重要な過程です。結論博士号の取得や社会人ドクターとしての経験を通じて、研究開発職の方々は常に進化し続けるリーダーとなることでしょう。未来の技術革新に貢献し、業界の先頭に立つために、リカレント教育の重要性を見逃さないよう心がけましょう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?