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アイデアを生み出す魔法、ロジックツリー

研究のアイデアってなかなか出てこないですよね?私が実際に試してみて効果絶大だったアイデア発想法をシェアします。それは、「ロジックツリー」。聞きなじみがある方が多いかもしれませんが、ロジックツリーをいかに使いこなすかがポイントだと思います。


ロジックツリーって何?

まず、ロジックツリーとは、ある事象に対して構成要素を上位概念から下位概念に深ぼっていくようにツリー状に書き出すことです。イメージ的には、木のように分岐させていきます。

特許のヒントをもらってみよう

私は、ロジックツリーを使う際に、「特許の発想」を活用していました。特許を出願したことがある人ならイメージつきやすいかもしれませんが、特許は自分独自の誰も気づいてない問題・課題をベースにして進歩性を主張します。自分独自の課題を見つけるために、ロジックツリーを活用します。

具体的には、以下のステップです。(下図参照)

1. 課題1:まず、自分の研究テーマに関連する既知の課題を選びます。これは一般的な課題でも構いません。
 2. 手段1:次に、課題1を解決するための既存の手段や方法を考えます。これも一般的な手段で構いません。
3. 課題2:ここからがポイントです。手段1を実行する際に、新たな課題や障壁が浮かび上がるはずです。これが、自分だけの視点やアプローチを見つけるきっかけです。実験や解析などで、手段1を実行するための独自の課題を見つけてください。
 4. 手段2:課題2を克服するための方法や手段を考えます。ここが研究の創造的な部分で、既存の手段では不足している点を工夫します。
5. 課題3・・・

このプロセスを階層構造で整理すると、以下のようになります。
・ 階層1(課題1、手段1)
・ 階層2(課題2、手段2)
・ 階層3(課題3、手段3)
・ ・・・

階層が進むにつれて、あなたの研究はより独自性が高くなります。。


そして、この階層構造はあなたの論文のアウトラインそのものになります。各階層が研究の立ち位置を明確にして、独自性を明確に主張することができるはずです。

まとめ

研究のアイデアを探すのって、ちょっとした魔法のようなもの。ロジックツリーを使って、アイデアの種を育ててみましょう。特許のアプローチを盗んで、問題の核心を突き詰める楽しさを味わってください。自分だけの課題を見つけたら、もう研究の半分はクリア。ロジックツリーを試してみてください!




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