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暑さも寒さも、ちょうど良いはそれぞれ

 夏に枝豆を植えた後の畑に、秋まき野菜の種をまいてきました。大根、白菜、かぶ、ほうれん草。ほうれん草の種袋の注意書きには、こんな記載が。

気温が高すぎると、発芽しません。
必ず、秋になってから、種をまいて下さい。

「植物は、暑い方がぐんぐん成長する。」
「枯らさないためには、水をたっぷりあげる」
素人は、それが「普通」で「良いお世話」なのかと、考えがちだけど。

気温が低くならないと、芽が出ないこともある。
水が多すぎると、根が腐ってしまうこともある。
手をかけすぎない方が、うまくいくこともある。


それはまさに、子育てのよう。
逆境の方が、力が発揮できることもある。
満たされすぎない方が、成長できることもある。

「良い母親になりたい」「子どもの成長を促したい」そう願うあまりに、快適な温室で育ててあげたいと思ってきた。そして、良い環境を用意できない自分に、不甲斐なさを感じて、涙を流した日もたくさんあった。

 もちろん、温室の環境がしっくり合う子もいるだろう。
でも実は、寒空の下で厳しい風に当たったほうが、しっかり根を張れるのかもしれない。
最適な環境は、人それぞれ。

「枯れてしまったら、どうしよう」「虫に食べられてしまったら、大変」
そんな風に心配する気持ちを、ぐっとこらえる。
それもまた、子育ての醍醐味なのかもしれないな。

今日は秋空だった。
「しっかり、根を張るんだよ」
そう想いを込めながら、一粒ひとつぶ、種をまいた。


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