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光の破片

だんだん形を変えても
手から奪われ、切り裂かれても

季節がめぐる旅は
愛情という病に 変化

とめどない乱闘に
さよならしてさ
ひとりきりで 冒険しようか
このままで 終わりたくないって
少し 思ったのさ


ちょっとくらい我が儘になっても
いきていたいと願うことさえ
奪われても
誤解の末 他人にナイフで刺されようと

これは、僕だけのものなんだから
僕の死は 僕だけに与えられたものだから

隠し持ってた拳銃 こめかみに当てるふり
もうすでに死んでいたから
そんなの 子供騙しにもならないのだけど


及ばない ところまで 糸が引き伸ばされて
原型のない 魔物が 破壊されても

涙の味が 鉄になっても

繰り返される連鎖の波に
巻き込まれて 侵されていく


死の匂いに 光の破片が
消えそうな あれは透明な

先の鋭利な 光の破片が
喉仏を 切り裂いたから

じゆうになろうよ

とんでいくよ

きえていくよ

こえていくよ






肉体の 無くなった 皮だけが
地面で 蠢いたのさ

魂の 無くなった 容れものが
ひとりきり 横たわったのさ

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