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命の大切さから、今を生きる

こんにちは、愛音です

どうやってここまで回復したんですか?

たまに聞かれるこのような質問
変わった方法です、というのがまず一言目になります

命の大切さを学んだから回復しました

命の大切さは母だけではなく
ワンコも教えてくれました
母を亡くしたときワンコは遊び盛りの超元気娘
父と兄は仕事、祖母は散歩は無理、
するとワンコのお散歩は私しか出来ない

私はワンコがいなかったら、母を亡くしたあと
きっとまた引きこもり生活をしていました
「愛音!散歩行こう!そんな風にベッドにずっといると心にカビ生えるよ!私とお外行こうよ!!」
ワンコが私を外へと連れ出してくれていたんです
リードをつけてトコトコ歩いて季節ごとの外を私はワンコと過ごしました

春は桜
夏は蝉の声
秋は落ち葉を踏む音
冬はキリッとした空気

四季を感じ取ることは心の栄養になります
かつて引きこもり、真っ暗な部屋にいたとき
季節も気温も外の様子もまったく知らずでした

ワンコは私に四季の素晴らしさを教えてくれました

桜を見上げて美しさを知ること
蝉の声が鼓膜を刺激すること
落ち葉を踏む音は私とワンコでは差があること
キリッとした空気は厳しいのに嫌いじゃないこと

ワンコも生きるためには散歩が必要です
室内にいてばかりではストレスになりますから
だから朝夕最低30分は外に行きたい
ベッドがいい…と思う日もワンコは時間になると誘いに来ます
「ねえ!気分転換にお外行こうよ!」
キラキラしたお目々でこちらを見て、
フワフワ尻尾をパタパタ元気に動かし、
でも決して大きくワン!!と主張しない
外に出るまで私の心のペースに合わせてくれました

あなた何者よ?今でも思う不思議なワンコでした

ワンコが健康に幸せに生きるには私が必要でした
お散歩仲間で、お水を変えてご飯をあげて、
普段からいい子いい子を沢山して
わざとムギュー!と強いハグをするとすっごい迷惑そうな声を上げ遠くへ逃げていき
でも私がベッドから動けなくなると、ジャンプして飛び乗り
丸まった背中に背中をくっつけて
そのまましばらく過ごしてくれました

ワンコは私の生きるパートナーでした
独りで生きずにすんだのはワンコのおかげです
外に出るきっかけをくれたものすごく大切な関係
ワンコも人の手を借りないと生きられません

ワンコは私に命を半分預けてくれて
私はワンコに人生の半分を預けました
『幸せになれるように、力貸してね』
そんな契約を知らず知らず、互いが結んでいたような

生きるがなにか、幸せとはなにか、
それをワンコが教えてくれました

今ではお空から私を見守っています

相変わらず下手で、不器用な生き方してる!
お母さん!愛音、どうにかならないのかな!?
でもベッドに倒れる回数減ったことは褒めてあげる◎

ワンコと過ごした日々は生きる活力を与えてくれました
誰かの役に立てる
誰かに必要とされている
誰かと生きていける
この3つ、大きな3つが私を回復へと導いてくれました

*愛音*

2024/08/25
今日もお空から見守ってくれるのは
大切な家族達
離れているけど
そんなの、少しも問題じゃないよ!

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愛音
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