snow wood

画像1 「耳を澄ますんです」プーが言った。「ほらあの人がこちらを向きました」「あの人って?」「冬です」プーは耳を付けて木に凭れた。「何が聞こえるの?」瞳は空の上の方を見ていた。やがて白い欠片が舞いおりてきた。こうすると雪が降る音が聞こえると、プーは真っ赤な鼻で言った。真っ白な息が零れた。