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この7ヶ月間
ガムシャラに突っ走ってきた。
とにかく走るしかなかった。
37年間の仕事人生の中で
いちばん辛かったかな。

新しいシステムのスタートに向けて
私は保守要員として入りました。

この分野の仕事は初めての上に
サブリーダーから作業者、要件提案、分析、問い合わせ対応、教育、社内手続など
色んなお仕事を任されました。
毎日、仕事が次から次へと
矢のように飛んでくる。
呼吸する暇もないくらいに。
サクサクこなしたい気持ちとは裏腹に
調べたり、聞いたり、悩んだりしていて捗らない。
徹夜、深夜、休日勤務もあったけど
長時間労働は苦ではなかった。
それよりも精神的な負担が重くて
今日はどれほどの仕事とか
厳しい言葉が飛んでくるのか?!
毎日仕事に向かうのが怖かった。

仕事に就いていない私の時間も
不安でいっぱい。
そして毎晩考えている夢を見た。

ある日、Yahooニュースなどに
この新システムの記事が大きく
取り上げられた。
「ウェブ配信システムを短期構築、在宅勤務に対応」
というタイトルをみて
止めどなく涙が溢れてきました。

やっと足を止めて
ゆっくり呼吸する時間ができました。
思ったことがふたつ。
当たり前のことだけどね。

ひとつは
どんな仕事でも
どんなポジションでも
誰かの役に立っている。
それを誇りに思って
自分ができていることを認めてあげる。
私は、心の余裕が全くない中
全ての人に、全てのシーンで
「ありがとう」と
心からそう思って言えたこと。

もうひとつは
私の周りにたくさんの恵みがある。
エキスパートたちに支えられ、
手間な作業を快くやってくれるメンバーがいて
気をかけてくれる人がいて
心にグサッと刺さるような指摘をしてくれる人もいる。。

そうして、
私は本来の仕事に戻ることになりました。
後任にバトンを渡します。
安定した保守ができるように
整えてから去るのは私のミッション。
あと1ヶ月。
心を込めて人と仕事に向き合っていこう。
そして心を込めて自分に
向き合うことも忘れずに。

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