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生きなかった自分を考えるということ

ある人がこう話していて
ふと気づいた。

「あのとき、あの人と別れないで一緒にいたら
 今の生活は、もっとゆとりがあったかもしれない」
と。

あのとき、こうしていたら・・・という表現は
よく聞くことだけど

なぜか急に、私の頭のなかであるイメージが閃いた。
これは興味深いと思った。

生きていく中で
たくさんの選択肢に出会うけれど
そのうち、ほんのひと握りは
難しい選択がある。

将来が見とおせていたら
今、簡単に決められるのになぁ~と思うけど
当然、それは叶わない。

私の過去にも、とてもに難しい選択があった。

ひとつは、
愛する夫に好きな女性ができてしまった。
夫は彼女と私たちの家を行ったり来たり。
私は夫を愛していたから
それはとても辛いことだった。

そのまま、夫と彼女の関係が冷めるのを
ひたすら待ち続けるか。
もしかしたら
終わりはこないかもしれない。

それとも

家を出て当時3歳の長男と
ふたりの生活をするか。
愛する夫から離れるのは
辛い選択だったけど
自分で人生の舵を取れる可能性がある。

私は、悩んだあげく、後者を選んだ。

ふたつめは、
私は、次男を授かった。
相手と再婚する可能性はゼロ。
未婚で育てるしかない。

周りはきっと批判するだろう。
生れてきた子供に父親がいないのは
可哀想ではないか?

この大切な命は
かけがけのない財産になるだろう。
周りがどんなことを言ったとしても
その事実は変わらない。

そして、生む決意をした。

長い年月が経って、今、思うのは
どちらの選択した結果も
最高に幸せな時を授かっているということ。

もし仮に、今の私が
「あっちを選んでいたら、もっと良くなっていたかも?」
って思ったとしたら

その当時に選んだ
今の道を否定していることになるのかもしれない。

こんな想いを手放すために
どちらの選択肢にも、正解はないということ。

自分で決めたことに信念を持つ。
これでよかったんだね!
私は正しい選択をした!
って思ったほうが幸せだものね。

生きなかった道を悔やまず
今の道から先に心を注ぐ。

未来に広がる
「白紙のキャンパス」に
何を、どう描こうか?を考えることを楽しむ。

私は離婚したあとに
未来のキャンパスに描いた絵は
「心も生活もリッチなシングルマザー」
色は、ピンクやオレンジや黄色で埋めつくされている。
明るくてキラキラしている。

生きなかった自分を考えないで
これから先も
自分だけの豊かなキャンパスを描いていこう!

ほんとうにそうなるから。


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