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好きや憧れを使いきることができたら
どれほど幸せだろうかと感じます。


「私には才能がない」
「ずっと専業主婦だったからいまさらできることはない」
「やりたいことがない」

こういった言葉を時々聞きます。

私はだれもが才能を咲かせる
種子という「宝」をいくつも持っていると思っています。
「宝」とは、ときめきや憧れ、好きなこと。

子どもの頃、憧れたことや、夢中になったことが
あったのではないでしょうか。

たとえば、漫画に登場していた主人公に夢中だった。
主人公は、チャーミングで、あらゆる人に対して温かく優しい。
一方で、強くて、逞しい。
など、このような好きな要素が憧れです。

時が過ぎるごとに、新しい憧れが次から次へと現れて
そうして、古い憧れは埋もれていき、記憶の奥の方へ
閉じ込められる。

あるいは、好きが当たり前になっていて
自分が楽しむことだけに留まっているかもしれません。
もしかしたら、誰かの喜びのために役立てるなら
それは自分の喜びとなって返ってくるでしょう。

私は50歳後半になってから
日常の当たり前になっている好きを使って
多くの人に喜んでもらえるようになりました。

私は子供のころからお洒落することが大好きでした。
母親が大好きにさせてもらったという言い方が
正しいかもしれません。

銀座で買ったばかりの新しい洋服を着て
その洋服に合った赤い靴と赤いバッグを持って
テーブルの上に立ちます。
そう、それは家の中です。
コーディネートするのは母、写真を撮るのは父。

母は、毎晩、翌日に着ていく洋服を
コーディネートして
床の上に広げて置いて、イメージを作ってくれました。

フリルのついた小花柄のスカート
丸襟のブラウス
フリル付きのハイソックス。

お気に入りの洋服のときは
翌日が来るのがほんとうに楽しみでした。

今でもその花柄の色合い、
素材感、手触り、デザインなど
鮮明に覚えています。

こうしてトータルコーディネートの楽しさを知り
50年経った今でも、続いています。

お洒落でいると、みんなの目が輝いて褒めてくれる。
男性は、目の瞳孔が開くのがわかります(笑)
そして、私を覚えてくれるので、色々な機会が届きます。
服に魔法がかかっているみたい。

ずっとお洒落は自分だけのためと思ってきた。

ところが、この憧れを、人のためになるということを知りました。
実に大きくて、貴重な出逢いです!
「人を素敵にカッコよく輝かせる」ことが
私にできるし、それが私も人も幸せにする。


このように、誰でも、好きや憧れがある。

過去に遡ってストーリーのように思い出していくと
これって好きだったなぁ〜!というのが見つかります。
子供のころ好きだったことは
今でも好きである可能性が高いらしいです。

あるいは、今、好きでやっていることもあるかもしれません。

そうして見つけた好きや憧れを使って
何ができるだろうか?
誰に対して、どうやって、できるだろうか?

こう考えているだけで
無意識がちゃんとアンテナを張ってくれるので
これだ!というものが目の前を通り過ぎようとしたとき
その絶好な機会をキャッチできます。

そして、結構大事なこととして、
好きや憧れをどのようにして役立てていくか
あまり考えすぎるとスタートできないので
とにかく、ちょっとのことから試してみる。
走りながら、歩きながらでもいいけど、
やりながら変えていく。

これが育てるということではないでしょうか。

そして好きなことを人に届けていると
いつの間にか、それは大きな仕事に繋がっていくでしょう。

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