見出し画像

zine「完璧なちりがみ」をつくりました

タイトルの通りです!やったー!

今夏わが家に型落ちのプリンターがやってきてくれたので、なんと大学生ぶりに印刷も裁断も自分でやってみました。

すけすけの紙(トレーシングペーパー)でzineをつくるのがちょっとした夢でした。念願叶ってうれしい!かわいい!

表紙には、作中のエピソードに準えて
透け感のあるネイルポリッシュをサッと塗ってみました
色はランダムです、かわいい

仕様としては、短歌ちょろっと、文章そこそこ、写真いろいろの計40ページ/A5サイズです。

綴じていないので、吹けばかんたんに飛ばすことができます(ほんとうにちりがみみたいで、結構気に入っている…)。壁に飾っても、お菓子包んでも、光に透かして眺めてもいいと思います。


まとまった冊数こさえるまでは、オンライン限定でひっそり販売します。


なんだかんだ四冊目のzineです。
よろしくお願いいたします!


ーーーーーーーーーーーー

わたしの中では、常にいろんな感情が渦巻いている。
浮かれ沈んでまた浮かび、沸き立つ心は常にいそがしい。

あの子のことは嫌いだし好きだし、どうにもならないけれどどうでもよくないし、お腹が空いているけれどなにも食べたくない。本心を伝えるためにちょっとだけ嘘を混ぜることがあるし、惰性で頼んだ唐揚げに後々うんざりするし、大切な人とも四六時中一緒にはいたくない。

時間がぜんぜん足りないことに気づいて途方に暮れ、とてつもなく疲れる。
ごうごうと渦巻く感情たちは、実は紙一重だったりするのかな。

きょう、きみに会えなくて少しホッとしている。瞼に散らしたラメのせいで橙色に濁った涙。
あの日は思い返すだけでも本当に最悪。

だけど、それを綺麗さっぱり吸い取ってくれたあのちりがみは完璧だった。

ーーーーーーーーーーーー


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?