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起業を決意するまでの回り道〜会社設立のご報告【前編】

こんにちは!あいみんこと角田藍美です。

先日リリースした「母の日GPT」…から
更に名称を変更した、
「親孝行ギフトAIアドバイザー ココちゃん」
たくさんの反響をいただき嬉しいです。

なんと、ワールドビジネスサテライトで
取り上げていただき感激でした。

https://note.com/aimidaaasumi/n/n047f84eef062

改めまして。
去年、会社を設立しました。
(結婚といい起業といい、
オンライン上での報告が遅延しがちな今日この頃…。)


会社名:株式会社親孝行ドットコム

  • 設立:2022年7月

  • 事業内容:親孝行したい人向けにサービスを提供する会社


登記したのは父の誕生日。

特にこの日と決めていたわけではなかったのですが、
登記しようかなというタイミングと父の誕生日が近く、
せっかくなのでこの日を選びました。

会社設立のご報告に合わせて、
今回のNOTEでは私がこの会社で達成したいこと、
起業にまつわるストーリーについて
書こうと思います!

長くなってしまったので、前編と後編に分けました。
ぜひ最後までお付き合いくださいね。

1、学生時代 〜起業への興味が芽生える

学生時代はいわゆる「意識高い系」。

北海道大学在学中は、
学生団体の立ち上げや休学して海外へ行く等、
様々な活動をしてきました。

色んな世界に足を突っ込むなかで、
漠然と起業に興味が芽生えてきました。

「よし、就職したら3年で起業しよう!」

そう意気込んで社会人になり、北海道を離れて上京。
新卒で楽天に入社しました

2、新卒で入社した楽天時代 

楽天ではECコンサル営業・営業企画を経て、
2名体制のライブコマースのチームで、
ライブ配信で楽天市場の商品を販売するための検証に携わりました。

2-1 将来への迷い

「就職したら3年で起業する!」と意気込んでいたはずなのに、
気づいたら大企業の居心地の良さに馴染んで、
動けなくなってしまいました。

起業のテーマすら浮かばない。
たとえこのまま起業したとしても、
成功するイメージがまったく湧かない。

ダメダメだ、どうしよう。。。

2-2  ある出来事から人生観が大きく変わり、転職を決意
 〜起業への第一歩としてスタートアップへ転職

ダメダメな自分が変わったきっかけは、
楽天時代に目の前でひとが亡くなった経験でした。
https://note.com/aimidaaasumi/n/n4a9557e16dc4#bXJEa

私にとってひどくショックな出来事でした。

今までの自分を大反省すると共に、
【1分1秒の大切さ】に気付く大きな転機となりました。

時間は有限。

それを目の当たりにしてしまった以上、
もう「起業のテーマが決まらない」なんて
ウジウジしているわけにはいきません。

起業のテーマは決まらずとも、
「起業を疑似体験する」ことから始めようと、
社員2名のスタートアップ企業への転職を決意しました。

転職先は株式会社YOUPACE(旧 PRIME)です。

3、スタートアップ時代
〜起業のテーマが見つからない理由がようやく分かった

3-1. 起業を疑似体験をしても、やっぱり起業のテーマが見つからない

株式会社YOUPACE(旧 PRIME)時代の経験は貴重なものでした。
私が入社した当時は、メンバーは私と社長の2名のみ。

そこから社員数は二桁フェーズになるまでの過程を、
取締役として関わらせていただきました。

環境を変えて、2年の月日が経った頃。

起業の意思は常に頭にありましたが、
やはり起業のテーマは見つかっていませんでした。

当時の仕事にやりがいもあり、
「一生このスタイルの働き方でも良いのでは」とも思っていました。

そこで改めて、
「そもそも何で起業したかったんだっけ?」を
考えてみることにしました。

3-2 改めて、起業したい理由を考えてみた
〜 書籍『転職の思考法』から得たヒント

「そもそも何で起業したかったんだっけ?」と考える上で
最も参考になったのは、
北野唯我(きたのゆいが)さんの『転職の思考法』という本です。

この本との出会いは楽天時代。
キャリアの概念が好きで、強く心に残っています。

この本によると、
人間には「to do型」と「being型」の2種類がいるそうです。

to do型:明確な夢や目標を持っているタイプ
being型:どんな人でありたいかを重視するタイプ

99%の人は「being型」で、私も「being型」です。

この思考法を知って、ようやく気づきました。
長年起業のテーマが見つからなかったのは、
私は「to do型=やりたいことがあるタイプ」ではないからだ!


それならば。

私は「being型=どんな人でありたいかを重視するタイプ」だから、

「なりたい自分(being)」から「やりたいこと」を逆算して考えてみよう。

「なりたい自分」は、どんな姿だろうか。

3-2  being型の私は、「面白い人と一緒にいる自分」でありたい

私が「こうありたい」と思う姿は
「面白い人と一緒にいる自分」です。

「面白い」の定義は人によって違いますが、
私にとっての「面白い人」は、
「面白いイベントやビジネスなどを仕掛ける人」。

そういう人たちと一緒にいるのが、私は楽しくて仕方ないのです。

「面白い人」と一緒にいると
 ・刺激を得られる
 ・面白い人と話せて嬉しい、自分ももっと頑張ろう!と思える
 ・そうして頑張ると、もっと面白い人に会える

という好循環に乗ることができるのが好きです。

ずっと「面白い人」と一緒にいたいし、
刺激的な環境に一生身を置きたいんです。
ずっと「面白い人と一緒にいる自分」を実現するためには
どうしたらいいか。

その問いの答えは、自分自身も「面白い人」、
つまりはビジネスを仕掛ける側の人間でいることでした。

人間関係は、自分の鏡であるためです。

3-3 beingを達成するための選択肢と制約条件を探る

「面白い人と一緒にいる自分」を実現する手段は
起業だけではありません。

beingを達成するための選択肢は下記の4つ。

①会社員
②フリーランス
③相性の良い社長の直下で働く
④起業

「面白い人と一緒にいる自分」を実現する
ベストな手段は本当に起業なのか。

さまざまな選択肢がある中で、
なぜ私は起業をしたかったのか?

それを考えるために、
自分が苦手なことを洗い出し、
制約条件を考えてみました。

3-4 解像度をあげる 〜目的に対して、起業はベストな選択肢か否か

 <私が苦手なもの>
・理不尽なことに耐える
・人として好きになれない人
 (人の人格を否定する人など)に対してへこへこする
・部分最適で全体最適になっていない
・自分が意思決定できる範囲が少ない
・朝早起きする
・日中眠くてパフォーマンスが低いときも
 仕事をし続けなければならない

こんな私にとって、
①会社員 
 →会社員としての上司ガチャがある環境や
  朝方リズムを強いられる生活

②フリーランス
 →コントロールできる部分が少ない環境

は、自分のパフォーマンス最大化に
不向きだと考えました。

③相性の良い社長の直下で働く
 →これも私にとって良い選択肢ですが、
 相性の良い人が見つかるか次第で
 私の人生の幸福度が変わる、
 いわば他人頼みの人生になってしまうので
 見送ることに。

こうして、私にとってベストな達成手段は
④の起業だと分かりました。

よし、起業するぞ!
ようやく意思が固まりました。

4、起業のテーマ選び

4-1 起業のテーマは、「自分が好きなこと」を選択する 
〜“好きでたまらない仕事をしてる人”には勝てない 

株式会社YOUPACE(旧 PRIME)時代。
起業を疑似体験し、取締役としてビジネスを経験し、
さまざまな起業家に会うなかで。
自分のビジネスを立ち上げる上での大切な気付きや、
起業のテーマを考える際のヒントを得ることができました。

まず、「私はChatGPTやWeb3.0など、
全く新しいテクノロジーを
生み出す人間ではなく、活用する側の人間」
だと気づきました。

自分のようなタイプは、
自分が好きなこと、解決したいことでこそ
力を発揮し、世の中に価値を生み出せるはずだ。

実は、株式会社YOUPACE(旧 PRIME)に在職中、
「その仕事が好きでやっている人」には、
どこまでいっても敵わないと感じる場面が多々ありました。


私がこの会社を選んだのは、
代表の人柄や面白さ、
市場の成長規模や会社のフェーズ、
そして自分の経験を活かせそうという基準からで、
ライブ配信に強い関心があって
選んだわけではなかったんです。

実際に働き初めてから、
ライブ配信のあたたかい世界に触れ、
その魅力にハマっていきました。

ライバーとして活動する人への
リスペクトはどんどん強くなり、
ライブ配信のサービスを広めていくことの
社会的意義も強く感じるようになりました。

それでもです。

「ライブ配信が好きで好きでたまらなくて、
このドメインを仕事にした人」には及ばない…。

「スタート地点の差」を目の当たりにした気がしました。

どこまでいっても、
「好きな仕事している人には勝てない」のなら、
新米経営者の私は、
起業のテーマは自分が人一倍好きなこと、
または人よりも得意なことを選ぼう。

そうすることで成功確率が高まるはず
だ、と考えました。

4-2 起業のテーマ選定

それを裏付けるように、
人生の転機をプレゼントしてくれた本がもう一冊ありました。

それが、八木仁平さんの
『やりたいことの見つけ方』という本です。

内容は割愛しますが、
この本のフレームワークは秀逸!で、
長年悩んでいた私でも
起業するテーマを見つけることができました。

当時の私が好きなテーマ
(好きなもの、得意だったもの)は4つありました。


・マッチングアプリ
・性格診断テストのMBTI(16Personalities)
・採用
・親への恩返し

この中から、
期限があるテーマ「親への恩返し」を選ぶことに決めました。

後編では、なぜ私が「親への恩返し」に
強い想いがあるのかをご紹介します。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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