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もう戻らないこの時間

前学期から通い始めた語学学校が、あと1か月で終わろうとしている。

終わりがあるとわかりつつも私たちの日常だった風景が、少しずつ本当の終わりに向かっている。

私は日本に帰国する。前学期からの仲良しなクラスメイトも半分ほどが帰国する。いよいよもう、「二度と過ごせないこの日々」という感覚が増している。


こう感じるのは初めてかもしれない


初めて留学をしたドイツでも、7年半勤めた会社を辞める時も、もうこの日々は二度とないんだなと、ここまで名残りを惜しまなかった。

初めて留学をしたときは、そもそもこの思考自体がなかった。またどこかでみんなに会える、世界に友達ができるっていいなとるんるんだった。

会社を辞めるときは、頭では理解していた。だけどそれよりも早く離れたい気持ちが強くて、名残りを惜しむ気持ちはそんなになかった。

と、記憶している。


だから、最近は名残りを惜しむ感情に浸りまくっている。

あれもこれも最後、もうこの友人に会うのは最後かもしれないと思いながら、せめてもと写真を撮りまくっている。


もう戻らないこの時間


元クラスメイトたちと、今日は久しぶりに会った。何だかんだと時間が合わないうちに1か月が経ち、しかも2人とも韓国を離れてしまう。

だからなのか、今日はいつもよりもたくさんのことを話してみたくなった。

たどたどしい韓国語でお互いのこれからの話なんかをして、難しいものはお互いに通訳をしあって。

気づけば日本語→中国語→英語と翻訳して伝える大通訳大会のようになっていて、これ伝言ゲームになってるけど大丈夫?なんて冗談も話したりして、すっごくエモいなあと思うなどした。


学校のカフェでこうして語り合う時間は、もうきっと来ないんだよなあ。

そう思いながら過ごした、金曜日の午後だった。


7年半勤めた会社を30歳で辞め、好きな場所に住んで好きな仕事をする人生を作り直すと決めました。サポートいただいたお金は、退職後にお仕事にしているコーチングのスキル向上や、noteを書き続けるための生活に使用します🙇🏻これからも記事を通してみなさんと繋がれたら嬉しいです☺️