見出し画像

ひとが新しい言語に出会うとき

今日から弟がドイツ語のコースを受け始めた。彼にとってはドイツ語に触れるのは今回が初めてで、いま私はすぐ横で様子を見守っている。

私がドイツ語に出会ったのは14年前。その後ドイツに留学にきて、もう一度本格的に出会い直した。

当時の私は、留学によって初めてドイツ語が話せるようになった。その時の気持ちを思い出しながら、いま弟の授業を聞いている。


新しい言語に出会うこと


新しい言語に出会い、初めて外国語を話せるようになるという体験に、私はもう出会えないと思っていた。なぜならそれは人生に一度きりだからだ。

今回は私が体験していることではないけれど、弟が体験していることを図らずも横で共に体験している。

ドイツ現地の学校だから、すべてドイツ語で授業が進む。ドイツ語にはまったく初めて触れる弟だから、頭にハテナが浮かんでいるのが見えるよう。

そんな様子が、私にはとても新鮮にうつる。10年前にドイツに初めて留学した私も、きっとこんな感じだっただろうと思い出す。

人生で一度きりの体験を見させてもらってちょっと心にきた。弟がどう感じているかはわからないけれど、私はこういう瞬間が好きなのだと思う。


ひとが新しい言語に出会うとき


ひとが新しい言語に出会うとき、そこには少なからず戸惑いがあるのだと思う。それでも努力が実って話せるようになった時は、大きな感動があることを私は知っている。

10年前の私も、わけもわからず授業を受けているうちにドイツ語を少し話せるようになった。その後すっかり抜けてしまったけれど、またドイツに来て勉強したおかげで話せるようになった。

「新しい言語に出会って話せるようになる」ということを、私はもうしないかもしれないしするかもしれない。

人生で初めて外国語を話せるようになった時ほどの感動はないかもしれないけれど、それでも外国語を身につけるというのは、私にとって大きな喜びの伴う体験だと思う。

そんなことを思い出した今日の体験だった。ひとまず次の私は、ドイツ語の先の目標としていた英語を流暢に話せるようになりたい。

7年半勤めた会社を30歳で辞め、好きな場所に住んで好きな仕事をする人生を作り直すと決めました。サポートいただいたお金は、退職後にお仕事にしているコーチングのスキル向上や、noteを書き続けるための生活に使用します🙇🏻これからも記事を通してみなさんと繋がれたら嬉しいです☺️