帰国期間をしめくくる夕食
渡独前の送別会として、今日は家族で夕食を食べた。
弟がおおかたの食材の準備をしてくれて、それぞれに買い出しに行ったりして、私が仕事をしているうちに準備が終わっていた。
私は仕事を終えてお風呂に入って、出たらもう食べれるようになっていた。だからありがたく、そのまま席についた。
今日は特別な夕食なので、弟家族も来た。
大人が7人と、犬が1匹。これが、うちの家族全員。こうして全員で集まれるのは、次はいつになるのだろう。
父と母方の祖母は、同居をするうちにすっかり仲良しになった。共に歳をとった2人は、気づけばうまく暮らしている。ありがたいと思う。
それで、今日もこの2人は普段のようにかけあいをしていて、だけど子/孫が去る寂しさを、かぶせあっているようでもあった。
「いなくなったら寂しいでしょ」と、父が祖母に声をかける。祖母は「そうね」と返事をする。
だけれど、父が寝に行ったあと、祖母が「お父さん、本当は自分が寂しいのよね」とつぶやく。
そうねと、私が受けとめる。
今日は、みんなで穏やかに過ごした。
弟2人の姉として、長年勝手に責任感を引き受けていたのが、長女である私だった。
だけど、これは不要なもので、勝手に引き受ける必要のないものだと、この帰国中に理解した。
弟にとっての、強いお姉ちゃんでいなくていい。
同様に、母にとっての、頼れる長女でいなくていい。父にとっての、いつまでも子どもである娘でいなくていい。
そう知った私だから、いつもよりも穏やかだったのかもしれない。いろんな「私とはこんな人」を、手放したから。
この帰国期間は、ほんとうに大事な期間だった。この期間がしっかり取れていなければ、私は私に帰れてなかった。
この帰国の時間が取れたこと、適切にコーチングやカウンセリングに触れられたこと、家族が受け入れてくれたこと。すべてに感謝をしたい。
私はきっと、大丈夫。いまの私なら、また大きな挑戦に向かっていける。
家族が信じてくれているから、私も自分を信じ続ける。私たちは、そんな関係性だと思う。
7年半勤めた会社を30歳で辞め、好きな場所に住んで好きな仕事をする人生を作り直すと決めました。サポートいただいたお金は、退職後にお仕事にしているコーチングのスキル向上や、noteを書き続けるための生活に使用します🙇🏻これからも記事を通してみなさんと繋がれたら嬉しいです☺️