誰かを許せないことは何が問題か
恥ずかしながら、私はこの人生で、どうしても許せない人が数名いる。
それぞれに許せないところや許せない出来事があって、思い出すと今でも心が波立つ。
ここで問題なのは、「相手に許せないところがある」ことではない。
「私が彼らの許し方を知らない」ことが、難しい問題だと思っている。
「大人になろう」とした
許せない人をどう許すかと考えた時、私は大人になろうとした。
理不尽なことで怒鳴られたり、勝手にやっかまれたり。「相手を変えるのは難しい」とはよく言われることで、だから自分が変わろうとした。
その方法が「大人になる」で、相手よりもこちらのほうが精神的に大人であるかのように振る舞おうとした。
でもこれは、解消の手段ではなかった。一時的に気持ちが落ち着くことはあっても、結局またいつか何かの拍子に気持ちが再熱してしまう。
何年も前のことにまた怒ってしまう私は、子供なのだろうか。そう感じて悲しくなることを何度もくり返す。
きっと私は、他の方法を持たなければいけないのだ。
誰かを許せないことは何が問題か
誰かを許せないと何が辛いかといえば、その思いが不定期に湧くことが辛い。
その相手が今の私の世界にいなくても、当時の情景や感情は勝手にまた浮かんでくる。
当時の気持ちをまた味わっては、まだ許せてないのだとがっかりする。
人を許すとは、どういうことなのだろうか。私はこれを学んでこなかったようだ。
大人になったフリをして、気にしていないように見せて、相手の気持ちが落ち着くのを待つ。
私が悪かったのだということにすれば、相手の気持ちは落ち着くから、私は何も「言い訳」をせずに、そこにいることだけを選択していた。
でもこれは、私の気持ちをないがしろにしていた。だから当時の波立った感情が完了しなくて、いまでもふいに思い出すのだろう。
私はきっと、許し方を学ぶ必要がある。まだもう少し後回しにしていたいけど、遅らせれば遅らせるほど苦しむのは私。
どうやって学ぶのがいいだろう。そんなことを、考えている今日。
7年半勤めた会社を30歳で辞め、好きな場所に住んで好きな仕事をする人生を作り直すと決めました。サポートいただいたお金は、退職後にお仕事にしているコーチングのスキル向上や、noteを書き続けるための生活に使用します🙇🏻これからも記事を通してみなさんと繋がれたら嬉しいです☺️