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6年もうつ病の私が今思うこと

昨日は友人と認知行動療法をするためにビデオ通話をしていました。
いつも楽しくお話しさせていただく機会で、私の楽しみの一つでした。

ところが、笑顔で通話を終えた直後、発作が襲ってきました。
ちょうど17時過ぎくらいの時間です。
それから3時間も発作に苦しめられました。

めまいはそこまでひどくなかったのですが、頭部に締め付けられるような、圧力がかかるような感覚があって、音が過敏になって落ち着かず、とにかく寝転がっても良くなりませんでした。

最近発作の話題ばかりで恐縮なのですが、これがどうしても私を苦しめるのです。
せっかくうつは良くなってきた実感があるのに、途端にこちらが悪くなっている感じ。

昨日は夕飯の時間になってもご飯なんてとても食べられる状態ではなく、何だか情けなくて泣けてきました。
2時間半くらいずっと耐えていましたが、おさまりそうになかったので、仕方なくアルプラゾラムを1錠飲み、そこから30分経っても良くならなかったのでもう1錠追加で飲んだらようやくおさまりました。

20時半になってやっと夕飯が食べられるようになりました。

現在メニエール病の薬を飲んで治療していますが、今のところ良くなっていないという感覚です。
この時初めて、もう妊娠も社会復帰もできないかもしれないと思い始めました。
仮にうつが治ったとしても、発作が起きる限り何もできません。
発作の場合特に予兆がなく起きるので、起きてしまってはもうどうしようもありません。
何度も職場で起きたことがあるので、これが頻繁に起きてしまったら、仕事にならず周りに迷惑をかけるだけです。

妊娠も同様で、自分の身体が安定していないのに妊活を始めても本末転倒です。赤ちゃんのためにも、家族のためにもならない。

正直、挫折しそうでした。

もう妊娠も社会復帰も諦めることができたら、どんなに楽か…。

あれもしたい、これもしたいと思うのは私のエゴなのかもしれません。

でも、全てを諦めたら、私に残るものは何なのでしょう。

原動力はどこからきているのでしょう。

やっぱり目標があって、それに進みたいと思うからなのです。

でも私はそこまで若くないので、ブランクがある状態での社会復帰は難しいですし、妊娠も歳を重ねるごとに確率が落ちていきます。

そのため焦りが伴います。しかし焦るとうつは良くなりません。

ただ、焦らずなあなあに生きてきたからうつが6年経っても治らなかったという経験が私にはあるのです。うつときちんと向き合ってこなかった、治療にフルコミットしてこなかったからこそだらだら病人生活を送ってきました。
その分薬も体内に蓄積されているのできっと身体にも脳にも負担がかかっているでしょうし、減薬断薬する時もひどい離脱症状が起きやすくなっているのでしょう。

なんせ、6年も向精神薬を飲んでいるのですから。

きっと、妊娠も社会復帰もしなくていいと思ったら、私はまただらだらと病人生活を送ることになるのでしょうね。
実際、うつの時は意欲も起こりませんし、何もする気になりません。
だから、今したいことが生まれたということは、それだけで前よりも良くなっていると思います。

発作のせいでこれらを諦めたら、今努力していることが全て無意味のものに感じてしまうと思います。
朝の散歩、規則正しい食生活、運動、早寝早起き。
具体的に何を心がけているかはまた別の記事にしますが、これだけは言いたいです。

厳しいことを言います。
そして、賛否両論の意見があると思います。

いつか治るだろうと思ってうつ病と向き合わず、治すことにフルコミットしていなければ、うつ病は治りません。
ここまでにこのくらいは良くしたいと、ある程度のビジョンがないと一生治りません。

何度も言いますが、私は6年もうつ病です。
今こそはしっかりと治そうとして徐々に良くなってきていますが、今まではただ何となくお薬を飲んで、何となく現状維持をしていました。

それでいいという方はいいです。
そのままの生活で何ら支障がないのでしたらそういう選択もありだと思います。
私も特に不便していなかったのでずっとそうでしたから。

例外は一つあって、うつ病急性期はお薬に頼って体を休ませる必要があるので、努力しなくていいと思います。

ただ、ある程度薬が効いて体が動けるようになったのでしたらそこからが勝負です。
薬の長年の服用は必ず身体と脳の負担になります。

大量服用なんて、もっとダメです。
1回や、2回ならいいだろうと思っていても、副反応というものは必ずつきものです。
長期服薬、大量服薬は絶対に身体に悪い。

だから、うつ病になってからまだ日が浅いのでしたら早いうちに治療にコミットして治して欲しい。うつ病は良くなります。
私はまだ治ってもいませんし、断薬もできていませんが、今、この6年間で一番身体が動けて心も安定しています。
それはこの2ヶ月で生活習慣をガラッと変えたからです。

私の知り合いで13年以上もうつ病の方がいます。
その方は治そうと思うから心が辛くなるんだと言っていました。
うつと一生付き合っていくつもりでいるのが寛解に近いと言っていました。
Withコロナ、ならぬ、Withうつだと。

私はそう思いませんし、信じていません。
何故ならその方は10年以上もうつ病だからです。

他の友達は20代から60代現在までうつ病生活を送っています。
そのくらい、うつ病という病気は治りづらいのです。
そして、それは誰にでも起こり得ます。

健康になるためには努力が必要です。
努力をするのは辛いです。
そういう意味ではダイエットと一緒なのかもしれません。

私も正直薬で楽に治したいですし、努力もしたくありません。

でも、薬だけ飲み続けて良くなった経験がないので私には薬や医者だけを頼りにはもうできません。

さっきも言いましたが、私には時間がないのです。

そして、私のようにずっとうつでいるのは辛いと思います。
何度も自殺未遂していますからね、私。
薬を7種類も飲んでいた時期もあります。
7種類も飲んでいたら、そりゃ脳みそおかしくなりますよ。
死にたくもなりますよ。
抗うつ剤の大概の副作用が「うつ」なのですから。

きっと、この発作も身体と脳の疲労からきているものなので、今まで私が早期に治療と健康に向き合わなかったからなのかもなと思っています。

今日は熱く語ってすみません。
また、不快に思われた方がいましたらすみません。

でも私は、うつで苦しむ人が少しでも減ったら嬉しいと思っています。
うつ病はほんの少し生活習慣を変えたり、何かをしてみたり、やめたり、行動に移すことで良くなります。

うつ病は誰にでもかかる病気で、また難治性になりやすいです。
努力をして治さないと治りません。
治そうと思わないと、治りません。

この6年間という長い時間で私が学んだことが以上です。
大量服用は絶対にしないでください。
その時大丈夫でも、絶対にあとでツケが回ってきます。
何かリスクがあることをしたら、その分代償を払わなくてはいけないのです。
自虐行為は悪魔との取引ですから。


3行ポジティブ日記:

・今朝の愛犬との散歩の途中で、近所のお友達に会うことができました。久しぶりだったので色々と世間話ができて嬉しかったです。
・昨日は発作に苦しみましたが、気持ちを切り替えることができたので良かったです。
・友人とZoomで話せて楽しかったです。


今回はここまでです。
また次の記事でお会いしましょう。
皆さん、今日も良い1日をお過ごしくださいね。

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