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達人に会ったら聞くべきこと


「そんなの簡単よ」と言う方がいたら、聞いてみたらいいことがあります。

技術ではなく、 

その方がどの順番でどのようにその「物事」に向かっているのか、です。 

そこにこそ、「簡単よ」という達人の極意があるのだと最近気づきました。 

簡単という物事は、簡単にするまでの経緯がある。

だって
その技術を学んでも、 身についたこと、ありますか??

そもそも、すぐできますか??


…わたしはできない。

だって、その方もすぐに簡単にできたわけじゃない。

そこにたどり着くまでに、時間を使いながら

考え抜かれて、至ったわけですから。 


確認するポイントは「どうやってやってるの?」なんて、最後…。蟻地獄。


聞くべきことは、
物事の「手の付け方」 
「手をつけた後の次の手順」。

そこに注目する。 



例えば、 早起きしたい人がどうやって早起きを習慣にするか?

一般論: 早い時間に目覚ましをセットする。 

これで起きられる人がいたら、世の中の朝活需要に、何も問題がない。


しかし、『朝活すると〜』みたいなテーマや本が売れるわけで。みんな、良いとわかっててもなかなかできない。



早起きする方法

ではなくて、


早起きするためにしていること(前日の仕込み)


ここにこそ、解読のキーがある。


寝る前に頭の上に、翌朝のトレーニングウエアを用意して眠る。


アラームを遠くにセットする。


仕掛けよ、我に!ですよ。



週末に、ご飯作りに困らないという料理研究家の方がいました。 

料理研究家だから、そりゃ困らないだろうと思えば、 そこで物語は終わってしまうんですが、 なぜこの人が困らないのか?



聞いてみると、 

仕込みの時間を作って野菜を肉魚を一気に下準備して仕込むらしい。 

野菜はすべて切って、タッパーごとに仕分けているらしい。 

一見大変な作業。面倒にも思える。

しかし、これを日曜日の30分間だけと決めて行っておけば、 

ご飯のとき、そのタッパーを見てお肉を焼いて、味噌汁に切った野菜をパッパと入れたら、美味しくなるわけです。



なおかつ、そこには発酵の力という日本人が食べても飽きない調味料を上手に使っている。


切った野菜、肉、魚をすべて、塩麹、醤油麹の発酵調味料につけこんでいるんですって。

旨味を上手に味方にしている。 

これは確かにセンスではありますけれども。

手の付け方(仕込み) とセンス(味方にしているもの)が、達人たちのキーワードだと思いました。

そんなわけで、 

昨夜は帰宅後はせっせこ、せっせこ、

塩麹、醤油麹を仕込みに励む。

まずはやってみる。 


そして創意工夫をして自分なりにアレンジをする。 


楽して美味しいものを食べたい。


ズボラと食いしん坊なわたしだからこそ、


その欲を使って、良い学びをすれば、きっといいんだと思いました。

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