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セルフイメージ再構築:ナラティブ・アプローチで未発見の自分に出会う

大人になって、何度か大きく住む場所を変えてきた。
職場や職種、環境が変わる度に、人間関係もガラリと変わる。

同じ部署にいたときには、気軽に相談できていたことも、共に過ごす時間が減ると、必然的にバックグラウンドの説明から始める必要があり、そこまでしてまで話すほどのことでもないか・・・と遠慮しているうちに、気の置けない関係から遠のいていく。

古い場所から離れて、新しい場所で、新しい関係と役割を築いていく。

母として、家事・子育てをして
エンジニアとして、モノづくり。
マネージャーとして、チームをまとめ
畑にいき、農家さんを手伝う。

そのとき関わっているコミュニティーをぐるりと見渡し、ここに入ればスムーズに流れそう!と思える役割を担う。何でもそれなりにできるけど、何かが特別得意なわけじゃない。器用貧乏というコンプレックス。

でも、本当は何か特別得意なこと、どこかに隠れているんじゃないのかな?

そう思いつつも、凝り固まったセルフイメージを変えられずにいた私が、たった30分の面談でスッキリと次のステップへ踏み出せたお話です。


きっかけは社内面談

私は、フリーランスとなったタイミングで、たまたまtwitterつながりでご縁がつながったナラティブベースという会社に所属しています。

先日、四半期がすぎたので、面談しましょうとお話があり、何の準備もなくオンライン面談に臨みました。面談のお相手は代表のハルさん。

まずは4月に関わってからいままでの案件のお話。その時々、どんな風に感じたか、好きか嫌いかを話していく。
他社では、エンジニアがメイン業務。でもナラティブベースでは、得意なこと+できるかどうか未知数のチャレンジできるものに関わるようにしている。

得意でできる。でも、好奇心が満たされなかった。
もっと、こんな関りがしたい。
チャレンジが思った以上にうまくいった。
難しそうと思ったけど、あっさりできたこと。

そんなことを話しているうちに
「大量のインプットを整理してシンプルにアウトプットすること」
が得意なことに気が付く。

あなたの「得意」を一言で表すなら、それは何?

それを肩書にするなら何と書く?
得意を他の人に一言で説明するなら、何という?

ハルさんからの問いかけを受けて、深く深く考える。
頭に言葉が浮かぶのを待つ。

最初に頭に浮かんだのは「解析」。
ランダムだったり不規則なものを、規則的に分類すること。
ただ、そこには理論も根拠もない。
感覚的なものでなんとなくしか伝えられない。
(だから、私の感覚的な分類を形にできるAsanaが好き。これがないとコミュニケーションが成り立たない。)

もし、誰もに伝えられるような理論を身に着けたら、世界は広がるのでは?

ちょうど、どうやったらセミナー/イベントやサービスの魅力が伝えられるのだろうか・・・ともどかしく思っていたタイミング。WEBマーケティングもニーズがありそうだし、チャレンジしてみたいと思っていたタイミング。何をどこからスタートしたらいいのか?

そんなことを脈略なくつぶやいていたら
「それなら、ウェブ解析士という資格があるんだけど、どう?」
とハルさんのひとこと。

おおお!そんなものが!
その場でAmazonを検索して、テキストと問題集を購入。大量データを強弱つけながらインプットして、サマリーするという特技が生かされそうな予感。

その気付きを得るまで、わずか30分。
目からウロコがおちるまで、あっという間でした。

古い物語が終わり、新しい世界が始まる

長所、短所。得意、不得意。生まれてから、長い時間をかけて評価されてきた自分。そうしてできた枠に囚われたまま新しい世界へ行っても、同じパターンの行動・判断を繰り返してしまう。結果、好きよりも得意なことをできる範囲で選んでしまい、好奇心が満たされない。

でも、自分が苦手で好きじゃない「短所」だと思っていること
本当に「短所」?

もしかしたら、子どものころに
周りの人たちとは違っている特別な魅力や個性を「短所」と思い込んでいるだけかも。

私の「器用貧乏」という最大のコンプレックスは
「サマリーが上手でコツをつかんで再現するのが得意」
という長所に書き換えられました。
(しかもたった30分で。笑)

自分を語り、苦手や短所を外在化することで、新しい自分の魅力に気がつき、とらえ方が変わる。

「はたらく」をつくる、ナラティブベースの働き方は、HPに詳しく書かれていますので、興味のある方はぜひ深堀りしてみてください。

自分の得意を拡大しながら、フラットに働けるチームっておもしろい。これから、もっと幸せな働き方を選択する人が増えますように。


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