ひみつのきもちぎんこう かぞくつうちょうできました(小学1年生男児に読み聞かせた絵本を紹介)No.58

ひみつのきもちぎんこう かぞくつうちょうできました

ふじもとみさと(著) 金の星社

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No.51で紹介した「ひみつのきもちぎんこう」の続編です。

1作目では、「ゆうた」という子が主人公ですが、今回は「ひかる」という子が主人公です。お姉ちゃんや弟、周りの小さな子にもやさしくできないひかる君、やさしくできないせいで気持ちもモヤモヤ。

そんな時、銀行から手紙が届きます。銀行に行くと、関西弁コテコテの番頭さんが登場、家族通帳が青い色(涙色)でいっぱいになりますよ、とひかるに伝えてきます。見るともう少しでいっぱいです。青い色でいっぱいになるとどうなるの?いっぱいにしないためにはどうしたら良いの?と子供に、普段の生活を振り返るきっかけを与えてくれる一冊になっています。

ストーリーの流れとしては前作とだいたい一緒ですが、今作は自分だけでなく家族も含めて考えていく視点になっています。小学校低学年だと友達や家族との付き合い方(あいさつだったり、トラブルがあった時の対処方法など)を学んで行く時期でもあります。

「きもちぎんこうには、何色のコインが貯まってるかな」と時々、聞いてあげると良いかもしれませんね。


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