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みっつのねがいごと(小学校低学年男子に読み聞かせた本を紹介)No.188

みっつのねがいごと

マーゴット・ツェマック(著) 岩波書店

仲の良い木こり夫婦が子鬼を助け、その子鬼から「3つ、願い事をかなえてやろう」と言われて、叶えた願いは一体何だったのだろう?というお話。

仲が良い夫婦として描かれていますが、願いが叶うとなるとそれぞれが叶えたい願いを口には出さずにあれやこれやと妄想します。その願いのベクトルが違い過ぎて、大人が読むと(本当にこの夫婦は仲が良いのだろうか等と)深読みしてしまいますが、子供の本なのでそこまで深く考える事はしません。

そして一つ目の願いを叶えると、願いが叶ったのに夫婦はケンカしたりします。人間の欲深さもこの本には描かれているなと感じてしまいます。

子供の頃に読んだドラゴンボールでは、7つのドラゴンボールが集まって願いを叶える時になって、亀仙人が「パンティ」と言った事で平和に事がおさまる話がありましたが、急に願いを叶えると言われた時こそ、軽い願いの方が良いのだなと思いました。

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