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2022年秋、「日本バスケ界が1人でも多くの人間に愛されることが叶う」ための方法論の私見(その2)。【バスケ】【Bリーグ】【NBA】【エッセイ】

 前記事エントリーのリンク添付

 まず、前回の記事、(その1)をリンク添付させて頂きます。



 では、執筆を進めます。


 「Bリーグ」も「NBA」も「女子バスケ」も、同じバスケの仲間であり、それぞれによさがあると感じる。でも一方で「日本バスケ界の負の歴史」の影響は未だに根強くある感じが。

 話を進める資料として、(その1)でのプロローグで示させて頂いたリンク添付を、改めてさせて頂きます。






 では、(その1)の続きから、話を進めます。

 今回の記事執筆の最大のきっかけになった記事。
 「NBAとBリーグのファン層は別? Bリーグ開幕と被ったNBAジャパンゲームズから見えた本当のところ」
 そう、一人のバスケファンとして、そもそも自分ももとは「NBAから入った人間」ですけど、「NBA」「Bリーグ」、あるいは女子の「Wリーグ」をも含めて、「同じバスケなのになあ…。」と正直感じます。

 ですけど、これは「野球」「サッカー」でもいわれていることですけど、まず、下記のことがいわれています。


 野球(NPBは「野球」、MLBは「ベースボール」、いわば「似て非なるもの」とよく形容される。使用するボールにも違いがあり、NPBのボールは「精度が高い」、MLBのボールは「滑りやすい」という違いが。
 さらに述べれば、NPBの野球は「走力を積極的に使う・コントロール重視」「全員野球」の傾向に対して、MLBの野球は「パワー・球速重視」「個の力を重視」の傾向が伺える。)

 サッカー(「Jリーグ」[あるいはACL]と「欧州サッカー」では、「プレースピード」が根本的に異なる、はっきり言えば「似て非なるもの」。)


 NBA(野球のMLB以上に「最高の世界」感が強い。「異次元の技術を持つ数人のスター選手と、職人の如きロールプレイヤー」が基本的なチーム編成になっている。
 「スポーツ」であるけど「エンターテインメント」でもある姿勢が明確なことも特徴。志向するスタイルも「個の力を重視」「速いバスケ」「ハーフコートバスケ」「まずは守備ありき」など実に多様。)

 Bリーグ(基本的には「組織力重視」だが、多くの場合で「外国人選手の個人能力に依存」の傾向。NBAでだと「BIG3」「スーパーデュオ」がどのポジションかは多様だが、Bリーグの場合は「PG+ビッグマン」がほとんど。
 基本的に「地域密着」の傾向だが、球団によって地域の支えの熱量に大きな差が。琉球、宇都宮、秋田、島根などは地域が一体になってる感だし、愛知には「4つのB1球団」があるが、関西圏のように「熱量に課題」がある地域だったり、九州圏では「B1球団自体がない」等、未だに歪な感が。
 日本人のスター選手もいるが、外国人のスター選手だと、例えばニュービル[大阪]、ビュフォード[島根]、ニック・ケイ[島根]は、実は「NBA経験自体がない」。つまり「ニュービル、ビュフォード、ニック・ケイが辿り着けない異次元の世界がNBAである」という表現ができる。)


 正直に述べれば、いま示させて頂いたように、

 「野球における『NPB』と『MLB』」
 「サッカーにおける『Jリーグ』と『欧州サッカー』」
 「バスケットボールにおける『Bリーグ』と『NBA』」

 いずれも正直、ある種「似て非なるもの」です。サッカーほど、野球やバスケットボールは「似て非なるもの」ぶりが顕著とまでは思いませんけど、性質が根本的に異なる感じがあることに照らせば、
 「『Bリーグ』と『NBA』を、ある種分けて考える。」
 というバスケファンの存在は、正直「そのようなタイプの人間が生じても、仕方ないかな。」と感じます。

 なんというか、「絶対的正解はない」と自分は感じていて、こればかりは「ファンの数だけ考え方、観る視点があるから」の感じで、これ自体は尊重されて然るべき、と正直感じるのです。
 ここ2年ほどで目立つのが、女性ファンを中心に、「特定選手を推す、選手が移籍すれば応援球団も変化する」というのを目にします。それも確かに、一つの考え方・スタイルということなのでしょう。
 あるいは、何か一つの特定の応援球団の一点集中で、代表の話題でも「自分の応援球団の選手のことばかり」というファンも、目にします。これも確かに、一つの考え方・スタイルではあると思いますけど、「それが代表にとってどのようにプラスになり得るのか」という視点が抜け落ちているよなあ、と正直自分は感じてしまいます。


 では自分はどうかというと、まず、

 「『Bリーグ』も『NBA』も、あるいは時折だけど『女子バスケ』も楽しむ、基本的には『Bリーグ』がメインだけど、同じバスケであり、それぞれに魅力があると感じるから。」

 これが、自分の考え方です。

 「人それぞれ」であると自分は思っていて、バスケとの向き合い方は、「人それぞれ」で全然よいと自分は思っていますけど、「Bリーグ」も「NBA」も「女子バスケ」も、それぞれによさがあると自分は思っている感じで(現に高校・大学レベルでは、正直自分はより心を惹かれるのは「女子バスケ」の方ですし)、「Bリーグ」が好き、「NBA」が好きなのであれば、「好き」を尊重する意味でも、何か一つを否定する・さげすむことって、とても悲しいことだなあと、自分は正直強く感じます。

 そう、「Bリーグ」も「NBA」も「共存共栄」がより望ましいと自分は強く感じる訳で、「否定しない」ことはとても大切なことでは、と正直強く感じるのです。


 なんというか、日本のバスケファンの場合、「NBAファン」と「Bリーグファン」に、ほぼ色分けされている感じがあるのです。これは「Twitter」でも「YouTube」でも。特に「YouTube」でこれが顕著で、しかもNBAを取り上げるYouTubeチャンネルの方が、BリーグメインのYouTubeチャンネルよりも「視聴者数」「チャンネル登録者数」が多い傾向にある、いわばある種の「逆転現象」になってしまっています。
 さらに述べれば、確かに「NBAファン」の方が特に、Bリーグにほとんど全く見向きもしない、いわば「食わず嫌い」の感じは、正直強く感じます。


 ですけど、日本のバスケファンの間で、この「歪な感じ」がずっと続いてしまっているのは、日本バスケ界独特の「負の歴史」を未だに引きずっているからだと自分は思っています。



 旧JBL/旧NBL(2007-2016)       bjリーグ(2005-2016)
 (「旧実業団」中心。       (「地域密着&完全プロ」。
 A東京/SR渋谷/川崎/名古屋Dなど)   琉球/大阪/秋田/三遠など)
 [宇都宮、千葉Jなどもこの系統]  [環境面は旧NBLがより上回る]
              ↓      ↓
           Bリーグ(2016-現在)
         [2026を目途に「新B1構想」]


 そう、日本のバスケ界は、長く「分裂状態」でした。
 で、「分裂状態」の影響は、目に見えてマイナスの感じがありました。


 ・テレビ中継試合が「BSレベル」でさえ、ほぼゼロ。
 (→必然的に「観るきっかけ」を持てない、「コアファンのみ」に)
 ・旧JBL/旧NBLの球団は「名古屋圏より東側」に集中。
 (→西日本地域でバスケの集客面が苦しいのは、この影響が大きい。
 「旧実業団」とは「A東京、SR渋谷、川崎、名古屋D、三河」の5球団。)
 ・代表の有力選手が、誰なのかわからない。
 (田臥、五十嵐、川村が、辛うじて知られてる程度。竹内兄弟、比江島、田中大貴の学生時代の活躍も、コアファンにしか知られてなかった感が。)


 そう、「負の歴史」の影響は、いまも正直根強くあると感じます。
 日本バスケの「裾野が思うように拡がらない」現況は、いわば「自業自得」といわれても、返す言葉はない訳です。

 それと、「Bリーグの試合レベルの低さ」を挙げる声は、今回のリンク添付の記事でもですし、もともと公然とこの声はあります。確かに、かつてはそういわれても仕方ない感じはありました。
 ですけど、「2020-2021」シーズン、つまり2年前のシーズンで「外国人の『試合出場2人、ロスター登録3人』、これとは別途に『帰化枠/アジア枠で1人』」という現行ルールが導入されるのを転機に、「試合レベルは明らかに大きく向上している」と実感します。
 これは、「外国人選手のPG/SG/SFにも事実上の門戸開放」も、要素の一つです。「ニュービル(大阪)、ビュフォード(島根)」が象徴的ですけど、他にも「コブス(A東京)、C・スミス(千葉J)」とかも質の高いプレーを示していますし、アジア枠である「S・ラベナ(三遠)、D・ラモス(北海道)、K・ラベナ(滋賀)、ライト(京都)」等の存在も、Bリーグの魅力を高める一助になっていると正直感じてます。

 「試合レベルの向上」は、今季はB2でも波及している感じがあります。
 「アギラール(長崎)、ヒサタケ(青森)、デイビス(青森)、ハーパー(越谷)、ハレルソン(福島)、ガルシア(佐賀)、フィーラー(佐賀)」など、B1レベルの実力者である外国人が何人もいます(ガルシア以外は現に「B1経験者」です)。

 ただ、よくも悪くもBリーグの現況は「外国人/帰化枠/アジア枠の質に依存」の感が否めずで、「そういうのが根本的に嫌だ」といわれると、確かに返す言葉はない感じではあります。


 「きっかけ」「接点」を持てなければ、興味・生観戦へと惹き付けられない。「NHK」「地元テレビ」にすがることが最善の近道では?


 「『Bリーグ』も『NBA』も、あるいは時折だけど『女子バスケ』も楽しむ、基本的には『Bリーグ』がメインだけど、同じバスケであり、それぞれに魅力があると感じるから。」

 前節で、自分はこう述べました。でもその一方で、「Bリーグファン」と「NBAファン」で「深い溝」がある一因として、「かつて分裂状態にあった『日本バスケ界の負の歴史』」が影響していることを述べました。

 で、自分はこれまでの文章で、

 「知ってもらう『きっかけ』がなければ、興味・生観戦に結び付けることはできない。いまでも『テレビの力』、特に『NHK・地元テレビの力』はとても大きいといえるし、この力を活用しないと、『裾野を拡げること』はどうしても限界が来てしまう感が。」


 このことを述べました。これを(ある程度ですが)示している事象があります。




 昨季、(大型補強の成功もあって)「CS準決勝進出」へと躍進した、島根。実は本拠地(ホーム)開催のうち「7試合」で、試合時間の変更に踏み切っています(うち2試合はコロナの影響で最終的に中止、なので「5試合」)。ホーム開催「28試合」のうち「5試合」の試合時間変更、つまり「17.9%」もの比率で試合時間変更に踏み切ったことになります。
 理由は基本的に「テレビ中継との兼ね合い」。勿論、「NHK」「地元テレビ」のテレビ中継が入るから、その調整ということです。

 島根の場合、昨季は目に見えて観客動員数が増えた感じがあります(細かいデータを示せずに申し訳ないですけど)。考えられる理由はいくつかあります。


 【なぜ、島根の観客動員数が昨季大きく増えたのか。】
 (1)「大型補強の成功。」
 (安藤誓、金丸という「日本代表レベルの選手」、ニック・ケイという「ワールドクラスの外国人選手(現役の豪州代表。豪州NBLのMVP経験者)」に成功したこと。地方球団が有力選手を複数人獲れたことをも含めて、大きな話題になった。)

 (2)「有力なスポーツが、バスケのみである地域性。」
 (島根の登場以前は、野球球団はない[人口的に無理]、サッカーチームもない[J3チームさえ存在してない]。故に地域住民にとっては悲願の「おらがチーム」といえる存在であること。)

 (3)「志向するスタイルの魅力。」
 (「ラン&ガン」のアレンジ型といえる「バズソー」スタイルが、昨季のBリーグの一つのトピックになるほど大きな話題に。
 尤もその一方で「7人~8人ローテ」という、よくも悪くも「少数精鋭」の感で、最後まで持つのかハラハラする面もあったが[最後まで持ったけど]。)


 いわば、島根の場合、「応援しやすい基礎環境があった」面は正直あります、「有力スポーツの選択肢がバスケ一択だから」というアドバンテージが。これが特に都市部の球団だと、野球・サッカー等の他スポーツとの競合になりますので、事情が異なってきますから。
 それに、島根の場合、「親会社が巨大企業である」(「バンダイナムコ」。「オタク産業」を寡占的に有する、いわば「時代の寵児」といえる)特殊事情があることも考慮の必要があるかなです。

 とはいえ、「集客力・チーム力を大きく向上させた」「地元住民に愛される存在になった」、これは事実としてあります。「NHK・地元テレビを『味方につけられた』」、これは事実ということ。



 【一バスケファンとして『Bリーグにいますぐにでも取り組んで欲しい7つのこと』】(「2022.4.25」のnote記事の再掲。)
 (1)「1試合を『より濃密に』できるように。具体的には、『RS(レギュラーシーズン)を50試合に絞り(現行は60試合)』、『CS(ポストシーズン)を4戦3勝(ファイナルのみ5戦3勝。現行は3戦2勝)に拡充』に改良して欲しい。
 また、CS拡充にあたっては下位球団への1試合の本拠地開催権の付与も併せて実施して欲しい。
 これと併せて、『天皇杯の在り方の見直し』『年末年始の1週間の休暇期間』も強く御要望です。」


 (2)「1日につき1試合(特に土曜日、水曜日)はNHKBS1、あるいはBS12で中継できるように試合開始時間の見直しを。具体的にはBS中継対象試合を中心に『土曜日、水曜日は18時35分開始』に改善して欲しい。
 これと併せて、土曜日は試合開始時間を原則として「16:05~18:35」の間での開始に改定して欲しい。理由は『中高生の学校との両立』『終電リスクへの考慮』の観点からです。
 これと共に、『RS最終戦』について、来季から全試合を『13:35開始』に統一することとする。」


 (3)「移籍市場のより一層の活性化を強く願う。特に『トレードデッドライン』をより機能できるような見直しが絶対に必要。現行制度では『開幕前の選手補強の内容次第』でシーズンの成績がほぼ決まってしまう傾向が否めずで、それって面白みに富む感じであるといえるのか?と。
 これと併せて、補強の発表は「ファイナル終了の翌日に開始」という感じに統一して欲しいこと、及び、天皇杯の決勝を『3月の第4土曜日』に開催して、その2日後を『補強期限』(トレードデッドライン)とすることも、併せてご要望です。」


 (4)「各球団は、『開幕時ロスター決定』をするときは『開幕時ロスターの各選手の残り契約年数』及び『開幕時ロスターをこの選手編成にした理由』をそれぞれ明示した上で公式HPで発表する。」

 (5)「『ビデオ判定申請システム』の導入(野球の「リクエスト制度」に近い)。
 『前半に最大1回、後半に最大2回行使可能とする。ただし《第4Qの90秒オフィシャルタイムアウト終了後》は1回のみ行使可能とする。』
 『ベンチ入りのコーチングスタッフ、チームスタッフ(主としてHC、AC、アナリスト、マネージャーを想定)ならば誰でも申請可能とする。』」


 (6)「リーグの公式スタッツにおいて、現行の『EFF』に加えて、『eFG%』『±』も新たにかつ早急に導入を強く願う。これに加えて『TS%』も併せて導入が叶うとより望ましいと強く考えます。」

 (7)「(2023-2024シーズンで)外国人枠『3』枠の中で、『200cm以上かつ100kg以上』を『2』枠以内に改定して欲しい(つまり『PF/Cは最大2枠』で、『あとの1枠はPG/SG/SFに充てる』感じに改定して欲しい)。」


 4月25日の記事で、自分は上述の「7つの提言」を綴らせて頂きました。
 基本的な考え方は、正直、当時とほぼ変化はありません。

 この中で、(提言2)で、下記のことを綴らせて頂いてます。


 「1日につき1試合(特に土曜日、水曜日)はNHKBS1、あるいはBS12で中継できるように試合開始時間の見直しを。具体的にはBS中継対象試合を中心に『土曜日、水曜日は18時35分開始』に改善して欲しい。
 これと併せて、土曜日は試合開始時間を原則として「16:05~18:35」の間での開始に改定して欲しい。理由は『中高生の学校との両立』『終電リスクへの考慮』の観点からです。
 これと共に、『RS最終戦』について、来季から全試合を『13:35開始』に統一することとする。」


 この執筆当時と、少し考えは変化してますけど、基本的な問題意識は変化していません。繰り返しになりますけど、「知ってもらえなければ、裾野は広がらないんですよ。」、これに尽きるのです。


 土曜日の場合、地方部はともかく、都市部の場合でだと、特に私立は「土曜日授業」があります。それでいて、試合の生観戦をすると、制服姿の中高生を、結構見かけます。必ずしも一概にはいえないかなですけど、私国立の子どもの方が、むしろアクティブ(より行動的)な感じはあるかなと。

 で、日本バスケ界の目下の課題として「裾野を拡げる」ことが最重要課題の一つである、だから今回の記事を執筆している訳ですけど、
 「バスケの裾野をどうすれば拡げられるか。特に『10代(中高生)の子ども』にどうすればより親しみを持ってもらえるか。」
 これがとても大切であると、「声を大にして」伝えたいのです。

 ですので、特に都市部の球団は、土曜日の試合は「16:05~18:35での試合開始」がより望ましいと、自分は考えるのです。
 その一方で、日曜日の試合は
 「『NHK』『地元テレビ』の中継時間を意識・考慮する。」
 これがどうしても重要になってくるのでは?と。


 今季の試合日程を見ると、特にアジア枠(特にフィリピン人が多い傾向が)を擁する球団の土曜日・日曜日の試合開始時間は、はっきりと大きな特徴があります。


 【今季、「アジア枠」を擁している球団の試合開始時間。】
 北海道(土曜日[15:05]、日曜日[14:05])
 三遠(土曜日[15:05]、日曜日[15:05])
 名古屋D(土曜日[15:05]、日曜日[15:05])
 滋賀(土曜日[14:05]、日曜日[14:05])
 京都(土曜日[15:05]、日曜日[15:05])


 そう、基本的に「14:05開始」あるいは「15:05開始」でほぼ固定されています。
 どうやら、現地(フィリピン)の人間が生中継(生配信?)を視聴しやすい時間の考慮から、といわれています。

 確かに、アジア枠の存在は、「戦力面」「マーケティング面(経営戦略面)」の両面で、大きなプラスがあると想像しますし、いま自分は最大の応援球団が京都で、京都だとマシュー・ライト(今季にBリーグ入り。長くフィリピン代表で主力で活躍してきた)がアジア枠の選手で、10月15日の三河戦以降は中心選手として機能しつつありますけど、ライトのいない京都は、正直想像したくないほどです(実際に試合を観ると、フィリピン時代のデータ以上に「できるプレーの引き出しが多い」、特に守備面では「チームno.1のペリメーターDF」とはっきりといえる)。
 そう考えると、今後も「フィリピンの人間への考慮」は、いわば「経営政略面」でとても重要になるかなですし、土曜日の試合開始時間は「15:05」あるいは「16:05」が落としどころになるかなと想像です(個人的には、京都は「学生の街」ですので、後者がより望ましいのではと強く思いますが…)。


 【「18:35」試合開始で、「18:30~20:55」を放送枠にすると「試合時間がきれいに収まる」という根拠。】
 「18:30」(中継開始)
 「18:35」(スターティング5入場)
 「18:40」(試合開始[ティップオフ])
 「20:45過ぎ」(試合終了)
 「20:54or20:55」(中継終了、ニュース)
 「21:00」(後番組[ドラマなど]の放送開始)


 この上述のこともまた、「4月25日のnote記事の再掲」です。

 で、現行ルールでは、「Bリーグの本拠地開催は『30試合』」です。
 水曜日開催の試合が年に数試合ありますけど、それでも「土曜日・日曜日開催の本拠地開催の試合」は、「年に24試合程度」あります。
 つまり、「日曜日の本拠地開催の試合」は「年に12試合」の計算です。

 この「日曜日の本拠地開催の12試合」のうち、例えば「5試合程度」を「NHK・地元テレビでの生中継試合」にする(目安として「月に1試合程度のペース」)、これができれば、「地元のバスケ球団の試合を、試しに生観戦しようかな」のきっかけになり得るように思うのです。

 地域事情によるので、一概に言えない感じではありますけど、日曜日でだと、例えば下記の感じが可能になります。


 【日曜日の試合で、「13:35」試合開始で、「13:30~15:55」を放送枠にする想定での「目安のタイムテーブル」。】
 「13:30」(中継開始)
 「13:35」(スターティング5入場)
 「13:40」(試合開始[ティップオフ])
 「13:45過ぎ」(試合終了)
 「15:55」(中継終了)


 それと、話を「土曜日の試合、18:35試合開始」云々に戻しますけど、自分のイメージとしては、


 「Bリーグとして、土曜日の試合のうち、『NHKBS1放送試合としての【18:35開始】の試合を【原則として必ず1試合】組み込む。」
 (「11月~4月の試合」を主に想定。10月は野球のポストシーズンと重なるので、物理的に不可能であるので。目安として「年に16試合程度」が対象のイメージです。放送時間は「18:30~20:55」を想定。)


 繰り返し述べるように、「NHKでの全国生中継の影響力」は、いまでも絶大であると自分は思ってます。Bリーグとして、これを活用することは、「裾野の拡大」「経営戦略的な意味合い」でも、今後とても大切になってくるのでは?と思うのです。


 いずれにせよ、くどい感じで申し訳ないですけど、「『きっかけ』『接点』を持てなければ、興味・生観戦へと惹き付けられない」と強く考える訳で、その意味で、「『NHK』『地元テレビ』の放送試合の積極的な確保を意識することが最善の近道では?」と自分は強く伝えたい訳です。

 それでいえば、これも「4月25日のnote記事を一部改良」の感じになりますけど、「ポストシーズンの活用」は、とても重要テーマになってくると自分は考えてます。


 【自分(愛球人)が考える、BリーグのCS(ポストシーズン)の改定案。】(「4月25日のnote記事」から、一部を改訂。)

 (1)基本的な方向性を「4戦3勝、上位アドバンテージ1勝」にする。
 (ただし、下位本拠地開催も1試合設ける。これはCS開催の場所を少しでも多くできることで「CS進出の意味付け」をより高める意図から。
 第1ステージは「3戦2勝」、ファイナルステージは「5戦3勝」とする。
 進出枠は現行と同様に「8」とする。

 (2)試合開始は原則として「18:35」開始。これは試合終了を「21:00」までにほぼ確実にできるようにするため。
 (特に2ndステージ以降は「NHKBS1」[一部は「地元テレビ」]で完全生中継ができるようにを想定してます。)

 (3)1stステージ
 第1戦(1週目の土曜日、上位本拠地)
 第2戦(1週目の日曜日、上位本拠地)
 第3戦(2週目の火曜日、下位本拠地)

 (4)2ndステージ
 第1試合、第1戦(2週目の土曜日、上位本拠地)[15:35開始]
 第2試合、第1戦(2週目の土曜日、上位本拠地)
 第1試合、第2戦(3週目の月曜日、上位本拠地)
 第2試合、第2戦(3週目の火曜日、上位本拠地)
 第1試合、第3戦(3週目の水曜日、下位本拠地)
 第2試合、第3戦(3週目の木曜日、下位本拠地)
 第1試合、第4戦(3週目の土曜日、上位本拠地)[15:35開始]
 第2試合、第4戦(3週目の土曜日、上位本拠地)

 (5)ファイナルステージ
 (ファイナルの第5戦が「5月の最終土曜日」になるイメージです。)
 第1戦(4週目の土曜日、上位本拠地)
 (第1戦は「19:35開始」。NHK総合で中継できるように。)
 第2戦(5週目の月曜日、下位本拠地)
 第3戦(5週目の火曜日、下位本拠地)
 第4戦(5週目の木曜日、上位本拠地)
 第5戦(5週目の土曜日、上位本拠地)
 (第5戦は「19:35開始」。NHK総合で中継できるように。)


 そう、バスケットボールは、(野球と同様に)本質的には「米国スポーツ」ですけど、「米国スポーツ」の最大の長所は「ポストシーズンの存在」であると自分は思うのです。
 そう考えると、「ポストシーズンこそ、『NHKBS1での完全生中継』(一部試合ではNHK地上波)を、いま以上に強化する感じであって欲しい。」と強く考えるのです。
 (尤もこれ自体は、現行でも「2ndステージ以上では、NHKBS1での完全生中継」は原則としてなされていますけど。)


 ここまでで、想像以上に文章量が多くなっていますので、続きを(その3)で綴らせて頂きます。


 【バスケットボール#17B】【エッセイ#7B】

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