【バスケ】【Bリーグ】2022年GW直前、一バスケファンとしてBリーグに「いますぐにでも取り組んで欲しい7つのこと」(その1)。

 はじめに(本記事の趣旨)

 今季(2021-2022シーズン)のBリーグ、RS(レギュラーシーズン)終盤に突入しています。B1の各球団、残り試合は恐らく「5~6試合程度」かなと想像です。
 CS(チャンピオンシップ。いわゆる「ポストシーズン」。NBAでいう「プレーオフ」に相当する)の出場枠は「8」ですけど、そのうち「7」枠までは事実上決まっている(琉球、千葉、島根、A東京、宇都宮、名古屋D、川崎)といってよいでしょう。ラスト「1」枠(ワイルドカードの2枠目)がどこになるのかは、ぎりぎりまでもつれそうな感じがありますが。

 そのような感じですけど、この機会に、一バスケファンとして今日から2日連続で、2つのテーマで綴らせて頂こうと思ってます。

 (1)Bリーグが「いますぐにでも取り組んで欲しい、改善して欲しい」と願うこと(今回の記事です)。
 (2)Bリーグ、今オフの移籍市場、自分が考えるおよその論点(明日[4月26日火曜日]を目途にアップの構想です)。

 この2つがテーマです。これは正直、「自分用メモ」をも兼ねていますけど、CSに突入したらそれがメインになり、こういうことをじっくりと綴れる時間が取れない可能性があるので(まとまった時間という意味で)、RS終盤のこの時期に綴らせて頂こうの感じです。
 では、本文へと話を進めます。


 一バスケファンとして「Bリーグにいますぐにでも取り組んで欲しい7つのこと」(その1)

 (1)「1試合を『より濃密に』できるように。具体的には、『RS(レギュラーシーズン)を50試合に絞り(現行は60試合)』、『CS(ポストシーズン)を4戦3勝(現行は3戦2勝)に拡充』に改良して欲しい。」

 一人のバスケファンとして、Bリーグ、NBA、両方を楽しんで観ています。それを通して、特にこの2年ほどで強く感じるようになっていることがあります。
 それは、(少し極論めいた感じになりますが)Bリーグは二言目には
 「過密日程が…」
 という傾向があることです。この「過密日程」、NBAでもこの意見はあるにはある感じで、実際この4年ほどで「ロードマネジメント」という概念が徐々にですけど浸透してきています(ロードマネジメントの良し悪しについては、ここでは深入りはしません)。




 Bリーグは現在「60試合」、NBAは現在「82試合」でレギュラーシーズンを進めています(シーズン開幕はBリーグが2週間ほど早く、シーズン閉幕はBリーグが3週間ほど遅い感じかなです)。
 そう考えると、NBAのレギュラーシーズンは、「確かに過密日程だろうなあ…」と感じます。その一方でNBAはポストシーズンにもしっかりと日程(及び試合数)をとっており、そしてこのポストシーズン(プレーオフ)がとても盛り上がるのです。

 では、Bリーグ。実際に過密日程なのかどうかは、正直確信は持てていません。ですけど、「日程面の見直しは確実に必要ではないか?」とは正直感じます。
 こうして「過密日程」といわれる理由は、恐らく1つではないと思います。


 [1]基本的に「曜日固定開催」であること(土曜日、日曜日、水曜日)。特に「水曜日開催」の週になると「過密日程が…」という泣き言が顕在化する傾向が。
 (NBAは「曜日固定開催」ではない。また、できるだけ連戦にならないように考慮されてる。尤もNBAも「基本的に週3試合ペース」ではあるが)。

 [2]「天皇杯」の存在。
 (NBAは「リーグ戦1本」の方式。一方で欧州リーグでは「ユーロリーグ」が並行して開催されている。その意味でBリーグは欧州リーグに近い。)

 [3]リーグ戦の長期中断期間が「年2回程度」設定されている。ただしこれは基本的には「代表活動による中断期間」の意味合いが強い。
 (この「代表活動による中断期間」を、近年は「バイウィーク」と呼ぶ傾向が強くなっている。ただこの「バイウィーク」という表現、正直「うちうちでしか通用しない表現」の感じが否めずで、少なくとも自分は未だに「しっくりいってない」感じです。ちなみに自分は「代表ブレイク」という表現を結構用いています、「ブレイク」とは「休暇」の意味ですので、その方がより多くの人間に伝わるのではないかなと。)


 考えられる要因は、恐らく上述の3つでしょう。
 特に強く感じるのは「天皇杯の存在」です。廃止するのは現実性がない、むしろ「普段のリーグ戦と天皇杯をどうやって共存共栄させるか」が大切ではと考えるのですけど、正直、年々「天皇杯の罰ゲーム化」が顕著になっているように、自分には映ります。

 「天皇杯をどうやって盛り上げるのか」、特に天皇杯って、「学生や有力社会人がBリーグのチームと共に戦える貴重な機会」という意味で大きな「存在意義」があるはず、と思うんですよね。「オールジャパン」という愛称で親しまれている歴史ある大会ですけど、特に女子では「Wリーグと共に、オールジャパンでも絶対に優勝する」という強い熱量が伝わるけど、男子ではこの熱量を感じるのは限られた球団しかないように映ると。

 考え方の一つとして、下記の案を示します。


 [1]天皇杯のB1リーグ出場枠の「予備予選」を「11月の代表休暇期間中の1週目」にする。
 (これにより出場チーム「16チーム」を決める。一定の上位チームは予備予選を免除)

 [2]天皇杯の本選を、「2月の代表休暇期間」及び「3月の中旬~下旬」に集中開催する。
 ・本選1回戦(「ベスト32」。学生or社会人との試合のイメージ。代表休暇期間の1週目)
 ・本選2回戦(ここから高確率で「B1リーグ」球団同士での試合に。代表休暇期間の2週目)
 ・準々決勝、準決勝(「準々決勝」を「3月の第3土曜日」、「準決勝」を「準々決勝の翌日」に。例えば「代々木第一体育館」「武蔵野の森スポーツプラザ」の「2会場開催」でならば開催できるのでは)
 ・決勝(「3月の第4土曜日」、会場は「代々木第一体育館」で)


 あくまでも一つの案ですけど、「代表休暇期間の有効活用」及び「天皇杯決勝トーナメント休暇期間の創設」、これにより「Bリーグと天皇杯の共存共栄、及び天皇杯の存在意義の向上」を目指す、これが現状の日程に照らせば、より望ましいのではと自分は思うのです。
 それと後述で「トレードデッドラインをより有意義な感じに」を言及しようと思ってますけど、「トレードデッドラインを天皇杯決勝終了の2日後の月曜日にする」をセットで設けることをも、意図しています。


 いま、「天皇杯の在り方を見直す」だけでも、「過密日程」の改善の大きな一助になるのでは、と述べました。これと共に、一人のバスケファンとして、下記のことも必要であると自分は感じてます。


 「年末年始、特に『正月3が日』にBリーグの試合開催をするのは、どれほどメリットがあるのだろう?むしろ『過密日程』感の一因になっているように映るし、ファンのライフサイクルが多様化している現状に照らしても、『正月3が日』でのBリーグの試合開催はしない方がよいのでは?


 このように、自分は正直強く思うのです。
 はっきり述べれば、「年末年始の1週間(12月29日~1月4日)」は「Bリーグとしての休暇期間」に充てるイメージです。
 というのも、ファンの中には、家庭の事情で帰省する(人によっては「帰省に半強制的に付き合わされる」)人間が少なからずいるのでは?と思います。帰省する、特に「帰省に付き合わされる」場合、いつもとはやはり「勝手が違ってくる」と思うのです。いる場所が異なるから、「観たい試合を観られない」可能性が一気に高くなってしまう。
 現実論として、「ファンあってのスポーツ」と思うのです。それに選手も、年末年始の1週間の休暇期間を設けることで「ちょっとしたリフレッシュ」に充てられるのではないかなと。その意味でも、
 「『年末年始の1週間(12月29日~1月4日)』を『Bリーグとしての休暇期間』に充てた方がよいのでは?」
 と自分は強く感じます。


 つまり、「『天皇杯の在り方』及び『年末年始の在り方』を見直すだけでも、現行の『過密日程』感の見直しの一助になり得るのでは?」が、一バスケファンとしての自分の考えです。
 レギュラーシーズンの試合数を、現行の「60試合」から「50試合」に減少させることの提案の理由には、これが「大きな一つ」であります。
 (勿論、レギュラーシーズンの試合数の減少で、総収入の減少リスクが生じるかもですけど、「試合の質」を高めることこそ「最高のファンサービス」と思いますので、「50試合」かはともかく、少し試合数を減らすことはやむを得ないのではないかなと。)


 「天皇杯の在り方」「年末年始の在り方」の見直しと共に、というかそれ以上に、自分が早急な見直し(改善)をして欲しいと強く願うのが
 「ポストシーズン(現行でいうCS[チャンピオンシップ])の充実」
 です。

 現行でだと、基本的に「3戦2勝」です(NBAは基本的に「7戦4勝」)。
 正直、いまの「3戦2勝」は、いくらなんでも短すぎますと強く感じてます。

 自分は、RS(レギュラーシーズン)は「模試」、CS(チャンピオンシップ)は「入試」に相通ずると強く考えています(NBAプレーオフがすさまじい盛り上がりになるのも、恐らくこの感じからでしょう)。
 「入試」で逆転合格を叶える事例は、毎年存在しています。ですけど逆転合格を叶えるのは、普段の地道な積み重ねが合ったからこそと思うのです。
 そう考えると、Bリーグの現行制度は、
 「RSとCSのバランスが悪すぎませんか?本場のNBAがプレーオフに重きを置いていることに照らせば、あまりにも乖離があるような…。」
 と、正直強く映るのです。

 では、どうすればよいのかの具体案を、示させて頂きます。


 【自分(愛球人)が考える、BリーグのCS(ポストシーズン)の改定案。】

 (1)基本的な方向性を「4戦3勝、上位アドバンテージ1勝」にする。
 (ただし、下位本拠地開催も1試合設ける。これはCS開催の場所を少しでも多くできることで「CS進出の意味付け」をより高める意図から。)
 ただし、ファイナルステージのみ「5戦3勝」とする。
 進出枠は現行と同様に「8」とする。

 (2)試合開始は原則として「18:35」開始。これは試合終了を「21:00」までにほぼ確実にできるようにするため。
 (特に2ndステージ以降は「NHKBS1」「BS12」で完全生中継ができるようにを想定してます。)

 (3)1stステージ
 第1戦(1週目の土曜日、上位本拠地)
 第2戦(1週目の日曜日、上位本拠地)
 第3戦(2週目の水曜日、下位本拠地)
 第4戦(2週目の土曜日、上位本拠地)

 (4)2ndステージ
 第1戦(3週目の火曜日、上位本拠地)
 第2戦(3週目の水曜日、上位本拠地)
 第3戦(3週目の土曜日、下位本拠地)
 第4戦(4週目の火曜日、上位本拠地)

 (5)ファイナルステージ
 (完全中立地。1,2戦は西日本、3,4,5戦は東日本で開催をイメージ。)
 (会場は仮。関東、関西でそれぞれ大きなアリーナとして挙げてます。)
 (ファイナルの第5戦が「5月の最終土曜日」になるイメージです。)
 第1戦(4週目の土曜日、おおきにアリーナ舞洲)
 (第1戦は「19:35開始」。NHK総合で中継できるように。)
 第2戦(4週目の日曜日、おおきにアリーナ舞洲)
 第3戦(5週目の火曜日、代々木第一体育館)
 第4戦(5週目の木曜日、代々木第一体育館)
 第5戦(5週目の土曜日、代々木第一体育館)
 (第5戦は「19:35開始」。NHK総合で中継できるように。)


 あくまでも、一つの案にすぎません。ですけど、現行の「3戦2勝」では、正直「あまりにも短いのでは」と自分は感じてます。
 それに、基本が「3連戦」。「試合の質」という観点からも、正直強い疑問符が拭えません。

 「4戦3勝」をベースに、ファイナル(決勝)を「5戦3勝」。
 それに、ポストシーズン(CS)の試合数を増やせれば、おのずと注目度が高まる。そう、「バスケってこんなに素晴らしいんだよ」というこれ以上ない宣伝効果になるはずだと。

 野球も、CS(クライマックスシリーズ)の創設の際は、正直賛否両論がありました(というか、実はいまでもあります)。
 ですけど、CSになると、基本的にはどこかで中継がありますし、新聞での扱いも一気に多くなります。それに何よりも、ほぼ確実に満員の集客になる。
 これはバスケにもいえるかなと思う感じで、CS(ポストシーズン)の充実は、基本的にはメリットがより多くなると映るのです。


 ですけど自分の案でだと、CS(ポストシーズン)の開催は、「5週間」をイメージしています。現行だと「3週間」ですので、「2週間分」おのずと長くなる、つまりRS(レギュラーシーズン)の期間がその分短くなる訳です。

 「天皇杯の改善」「年末年始に1週間の休暇を設ける」「CSの試合数の充実」。
 この3つにより、おのずとRS(レギュラーシーズン)ができる期間が狭くなってしまう。「試合数の減少(今回だと「50試合」を想定)」は、そもそもこれが根底にあります。その一方で「50試合」というのは、ある種の「落としどころ」の感じでもありますけど。


 (2)「1日につき1試合(特に土曜日、水曜日)はNHKBS1、あるいはBS12で中継できるように試合開始時間の見直しを。具体的にはBS中継対象試合を中心に『土曜日、水曜日は18時35分開始』に改善して欲しい。」

 これについては、「読んで字の如く」です。
 (1)のことは、正直いろいろと調整が必要かもですし、現実的には「2023-2024シーズン」(再来季)からして欲しいをイメージしていますけど、この(2)については「いますぐにでもできるはず!」というイメージで綴ってます。


 Bリーグの場合、例えば「19:05試合開始」とあっても、
 「19:00」(中継、配信開始)
 「19:05」(オープニングムービー、スターティング5入場)
 「19:10」(試合開始[ティップオフ])
 となります。そう、野球だと「18:00試合開始」ならば「18:00試合開始」ですけど、バスケの場合はこれが「18:05試合開始」が実際になります。

 で、バスケの場合は「試合時間が読める」ことがメリットの一つですけど(サッカーほどガチガチに決まってないけど、野球よりは読める)、現行では基本的にテレビ中継だと「120分間」が中継時間ですけど、実際は「125分~130分」くらいで試合終了、となることが多いかなです。
 だいたい「19:05試合開始」で表記されている場合、実際の試合終了は「21:15」くらいになる。時間がおよそ読めるのはバスケの魅力の一つと思いますけど、中継時間が「120分間」だと、ほぼ時間内に収まりません。

 ですけど、見方を変えれば、中継時間が「140分~150分間」ならば、延長(オーバータイム)に突入しなければ、恐らく基本的には中継時間内に収まるはず。そう考えると、「140分~150分間」の中継時間に収まるように逆算して試合開始時間を設定することが、より望ましいのではないかなと。


 なぜ、このようなことを述べるのかと申しますと、
 「テレビで映ることの影響力はとても大きいから。」
 理由はシンプルに、これに尽きます。

 なぜ、「ジャニーズ」「坂道(乃木坂、日向坂とか)」はこれほどに人気なのか?って、ファンの中の一定数は正直
 「だって、テレビでよく映るから。」
 これって実際、少なからず結構いるんじゃないかなあ?と。

 かくいう自分自身、2014年に偶然にNHKBS1で「アニサマ2014」を見て、2015年に「μ’s」に出会うまでは、ほぼ「J-POP」を聴いてました。
 理由?テレビで映るのが「J-POP」あるいは「演歌」だったから。
 「μ’s」に出会い、魅了されたきっかけ。2015年7月の、NHKEテレ「Rの法則」の再放送回。そう、「Rの法則」がなければ、いまのように「アニメ、アニソン、ラブライブって素敵」と感じることはできなかった可能性が高い。

 「テレビの影響力」って、やっぱりとても大きいんですよ。話を脱線させてしまいましたけど、この「テレビの影響力」を伝えたかったのでと。


 「テレビに取り上げられる」
 →「へえ、試しに見てみようかな」
 →「おお、なかなか楽しそうじゃん」
 →「また是非見てみたいなあ」


 こう思う人間が、出てくるかもしれないと。
 ですけど、テレビ中継(特にBS、あるいは地方放送局)をするにあたってだと、現実論として
 「後番組との兼ね合い」
 これが出てきます。で、特に若い世代は(ツイッターとかを観ていると)、「後番組(特にアニメ、ドラマなど)が後ろ倒しにされるのは嫌だ」という声を、少なからず耳にします。
 実際、ドラマは基本的に「21時台、22時台」ですし、アニメ(特に真也アニメ)は基本的に「23時台以降(一部は22時台)」です。そう、まともに「後番組」になります。

 この「後番組の影響」を考えると、「21時」あるいは「22時」までに高確率で試合を終了できるようにの配慮が、とても重要になるのではと。


 「試合開始時間の改善」をここで提案(主張)させて頂く理由としては、「テレビ中継への考慮」と共に「学校や終電への考慮」も大きな理由としてあります。

 現実論として、
 [1]「終電への影響」(→特に地方部は、20時を過ぎると電車の運行本数の絶対数が減少傾向になるのでリスクが高くなること。また都市部でも、遠方からの試合観戦だとこの「終電への影響」リスクを考慮せざるを得ません。)
 [2]「学校への影響」(→特に都市部を中心に「土曜日授業」を実施している学校、地域を抱えていることが多いこと[大阪とかは、土曜日授業が結構なされていると伺う。私立を多く抱えてることもあるけど]。)
 そう、これを考慮する必要があると思う訳です。


 そう、いま日本バスケ界(Bリーグ)として、特に取り組む必要として
 「バスケの裾野をどうすれば拡げられるか。特に『10代(中高生)の子ども』にどうすればより親しみを持ってもらえるか。」
 これに尽きると思うんですよね。で、どのスポーツにもいえますけど、とりわけ「若い女性」(この場合、特に「中高生の女子」)に興味を持ってもらえるかと。この層への訴求力を高められるほど、おのずと裾野が拡がると自分は強く思ってます。

 ですけど現実論として、都市部(の私立)を中心に土曜日授業が存在すること。試合開始の時間設定において、これはやはり考慮が必要になるのではと自分は思うのです。
 はっきり名指しして申し訳ないですけど、大阪だといま、土曜日は基本的に「15:05」試合開始です。これって土曜日授業の中高生には優しくないと自分は思ってるんですよね、「ああ、もったいない」と(不可能ではないけど、現実論としては厳しいのではないかなあと。「16:05」開始の方が、より中高生の子どもを集客できるのではと正直強く思ってます)。

 今季の場合でだと、土曜日の試合開始時間、
 「17:05」(三遠)
 「18:05」(川崎、京都)
 いま挙げた球団は、土曜日の試合開始時間を、上述のように「遅めの時間」にしています。あまり遅いと、遠方の観客にとっては「終電リスク」「寝落ちリスク」が生じてしまいますけど、この時間であれば、
 「土曜日授業の中高生が試合観戦できるし、終電リスクの心配もまずない」
 と強く思うのです。


 話を「テレビ中継への考慮」に戻しますと、例えば「18:35試合開始」とすると、下記の感じにできるかなと思ってます。


 【「18:35」試合開始で、「18:30~20:55」を放送枠にすると「試合時間がきれいに収まる」という根拠。』
 「18:30」(中継開始)
 「18:35」(スターティング5入場)
 「18:40」(試合開始[ティップオフ])
 「20:45過ぎ」(試合終了)
 「20:54or20:55」(中継終了、ニュース)
 「21:00」(後番組[ドラマなど]の放送開始)


 そう、これだと、「18:30~20:54」の「144分間の放送枠」に「すっぽりと収まる」感じです。
 それに、土曜日は勿論、水曜日でも、少なくとも「中高生の授業終了後」でも試合開始にほぼ間に合いますし、「終電リスク」も「19:05開始」に比して問題ないというメリットもあります。

 そう考えると、試合開始時間の改善について、来季(2022-2023シーズン)以降、下記の感じに改善できるとより望ましいのでは、と考えます。


 [1]土曜日、水曜日の「NHKBS1」「BS12」中継試合の対象試合は、原則として「18:35開始」とする。
 [2]土曜日は試合開始時間を原則として「16:05~18:35」の間ですることとする(前日が祝日等で休みの場合はこの限りではない)。


 あくまでも一案ではありますけど、上述の感じにできれば、
 「『テレビ中継』『中高生の学校』『終電リスク』への考慮」
 いずれにも行き届いて、これが「バスケを楽しめる裾野の拡大」にも結び付き得るのでは、と自分は考えます。


 それと、もう一つ。今季は「5月8日日曜日」が「RS最終戦」に設定されていますけど、この今季の「RS最終戦」、試合開始時間が各球団でバラバラなんですよ、正直「おかしいでしょ?」と自分は強く感じてます




 今季の「RS最終戦」(5月8日日曜日)の試合開始時間(全11試合)。

 「14:05開始」(4試合)
 「14:35開始」(1試合)
 「15:05開始」(5試合)
 「18:05開始」(1試合)


 結論から述べると、この「RS最終戦」について。

 「『RS最終戦』について、来季から全試合を『13:35開始』に統一することとする。」

 これを強く提案させて頂く感じです。ちなみに試合開始時間が「13:35開始」とするのは、勿論理由がありまして、

 ・「テレビ中継への考慮」。「13:35試合開始」にすることで、「13:30中継開始~15:55中継終了」の間に枠がきれいに収まるから。
 ・いくつかの球団では「RS最終戦」終了後に「ファン感謝祭」を開催する(今季でも大阪、京都がこの方向で既に動いてます)。「ファン感謝祭」のことも考えると、ある程度早い時間の試合開始の方がよいのではということもあります。


 で、「RS最終戦」の時間を、なぜ統一する必要があると考えるのか。
 理由はシンプルに「公正性の観点から」です。
 そう、手本はサッカーの「Jリーグ」。Jリーグでは「リーグ最終戦」は「試合開始時間を統一」して開催しています。

 勿論、選手は目の前の試合、目の前の場面に対して全身全霊です。ですので、選手自身が「手心を入れる」ことはまずあり得ません。
 ですけど、「RS最終戦」ということは、「順位決定の問題」がどうしても出てきます。「公正性の観点から」と述べたのは、この「順位決定の問題」と言い換えてよいです。


 ・CSでの順位(CSでどの順位に行ければ、より自分たちが有利にCSを進められるかという「打算が作用する」リスク。一方で「CS進出ライン」の当落線上の球団は、勿論RS最終戦を全身全霊で勝ちに行く訳ですけど)。
 ・残留争い(今季は降格はないけど、来季からは降格が復活予定とのこと。これも「打算が作用する」リスクは起こり得るのでは。)


 サッカーとは異なり、バスケには「引き分け」がないですので、「打算が作用する」リスクは、サッカーよりは正直低いです。ですけど、リスクが全くない訳ではない。どうしても、特にCSを考えると「相性」の問題が出てきますので、それを考えると「公正性」のことは考える必要があるのではないかなと。
 実際、「18:05開始」だと、「14:05開始」や「15:05開始」のチームの結果を分かった上で試合に臨む訳なので、そう考えるとやはり今季のように「RS最終戦」の試合開始時間がバラバラなのは、自分は正直「激しく強い違和感」を抱きます。


 気付けば、この時点で文字数(スペース)がかさんでしまってますので、続き(「7つのこと」の(3)以降)を(その2)で綴らせて頂きます。


 【バスケットボール#4A】

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