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光り揺れる芒と秋の露

みなさん。こんにちは。
Aikiso Photography です。

移りゆく季節の写真と
共鳴するモノをお届けしていきます。

秋の光

空気が澄み、気温と湿度が
下がり始める秋の光。

特に日が落ちる前の一瞬のきらめきは
モノを美しく彩ってくれます。

秋草に露

芒などの秋草に露をおいた
早露文と呼ばれる意匠は
古くから日本で親しまれてきました。

草露文 溜塗蒔絵 小皿

伊勢物語 『芥川』


古典の中でも有名な歌物語
伊勢物語のハイライトである芥川の段。

結ばれない関係と知りながら、夜に
二条の后を背負って逃げ出した男(在原業平)。


高貴な御方はその人生の中で草の上に置く
『露』を見た事が無く、あれは何かと
男に尋ねます。

[白玉か何ぞと人の問ひし時 露と答へて消えなましものを]

この物語の結末は、連れ去った御女は
最後、鬼に食べられてしまいますが(連れ戻されてしまう。)

男は女に尋ねられた時にあれは露ですよと答えて
自分もその様に消えてしまえば良かったと嘆きます。

秋の草露は、古来から
はかないもののたとえに使われて来ました。

秋草と共に

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