頑張らない
こちらのシリーズでも頑張りを棄てるべきとお伝えしていますが、
今回はもう少し踏み込んだ話をしようと思います。
頑張る=自分の意志に反して、嫌なことや苦しいことをすると定義します。
本来、自分が好きなことや没頭できることは無理なく続けられます。
それこそが本来、自分に備わった才能であり、素質なんです。
本来、人間は不自然なことは続けられませんし、本能的に避ける習性を持っています。
なぜなら、それを継続すると自身を破滅させるからです。
あなたが好きでもなく、むしろ嫌なことを続けることを強要されたらどうなるでしょうか?
きっといずれ心も体もおかしくなってしまいます。
つまり、頑張るということは自己否定であり、極力避けなくてはいけないのです。
頑張ることを正当化してしまうと、
頑張らないと自分は価値がないと錯覚を起こしてしまうんです。
そうなると、もう負の無限ループですよ。
頑張ってる時点でそもそも自分に不得意なことをしてるので、
良い結果は出ません。
残るのは嫌な後味だけです。
ですから、そういう方は先ず自分を許すことから始めるといいです。
と、しれっと言ってますが頑張るより圧倒的にこれは難しいです。
とりわけ、頑張り癖がついていれば、いるほど難しい作業なんです。
なぜそう言えるか??
はい、私自身がそうだったからです(笑)
この負のループにハマっている人間はそもそも他者から指摘されないと
その状況すら自覚できません。
そういう意味では合気道ではそれを教えてくれる良いツールです。
頑張ることの不毛さを残酷なまでに突き付けられます(笑)
それもそのはず、武道とは本来、命と命との勝負です。
そこに頑張りなんて求めていたら、一瞬で居着きゲームオーバーです。
頑張りの要素が自動的に排除されるのは極めて自然なんですね。
当然、今は刀と刀を交わすようなシチュエーションはありません。
しかし、この頑張り癖を自分から排除してく上では
非常に有効な手段になり得るんですね。
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