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微動

1.常に揺れている

人は自分では気付いてませんが、僅かに揺れています。

止まっているようでも、実は無意識に揺れてるんですね。

これが、自然体ってやつですね。

ホームで立って電車を待ってる時なんかも、

その場で突っ立っているようで、実は少し揺れています。

この感覚を合気道をする際にも忘れてはいけません。

特に、相手に持たせる稽古の場合、この概念が重要です。

ついつい、相手に持たれると緊張して力みます。

力むと自然体では無くなるので、この揺れがを感じることが出来なくなります。

なので、常にリラックスしておくことが重要です。

2.相手の揺れを感じる

自分が揺れているということは、当然、相手も揺れています。

相手の揺れを感じ取ることが、固い稽古(剛術)を制するカギです。

ただ、それを感じ取るには当然、自分が余裕のある状態でないとダメなんですね。

揺れを感じ取るコツは、先ず自分の手を思いっきり振ってみて下さい。

そうすると、ジワーとした感覚が残りますよね?

このジワーって感覚が正に揺れです。

その感覚を維持しながら、相手に持たせると、その揺れが相手に伝播します。

つまり、共鳴ってやつですね。

そうすると、自分と相手が一緒に揺れている感覚が掴めますよ。

3.波長を合わせる

これは一種のトレーニング方法です。

こういった練習を積み重ねると、相手に持たせた時点で波長が合います。

相手と揺れと自分の揺れが一致する箇所が、感覚的に分かるようになるんですね。

そうなると、相手が力強く持とうと同じです。

その波長が一致する場所さえ分かれば、こっちのもんです。

なので、リラックスするのが難しい場合は、常に自分は揺れているんだ、

という感覚を忘れないことが重要です。

このイメージだけでも、稽古の仕方が大きく変わります。

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