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愛鶏園の底力 かっこいいチーム 『そうじの力』委員会

愛鶏園には、かっこいいチームがあります。『そうじの力』委員会です。

掃除のちから委員会は、社員が自主的に運営する活動です。名前の通り掃除が活動の中心になりますが、委員長を中心とする事務局も、活動する社員たちも、配属されて所属部門の仕事を持ちながら、自主的に時間を作り出し、企画運営をしている他部門横断型の活動となります。

チームの士気は高く、掃除の力によって、『職場をきれいにしよう』、『愛鶏園を良くしよう』、『社会に貢献しよう』という気持ちが溢れています。横断型チームは組織的な強制力が弱いため、メンバーにボランティア的精神が必要となり、運営は非常に難しいはずですが、それをしっかり乗り越え、すばらしい活動をしています。

具体的には、職場内の環境改善活動、地域の清掃活動を行い、それを社員全員で共有し、称え合う活動を中心に行っていますが、それらの活動はいつも進化をしています。例えば、今期は、『日本一快適なトイレを目指すトイレ・サミット』、『地域の人たちと清掃活動をするブルーサンタ活動』などです。

活動が成長している理由は、社員たちが、チームメンバー自らが、目的、目標、方針、方法を決めているからだと思います。

数年前まで私達はトップダウンの縦型の掃除活動を展開していました。この手法はトップ経営陣による現場視察が原動力となっていたので、短期的には大きな成果があがりましたが、徐々に改善のペースは落ちていくことになりました。発展的な活動は生まれませんでした。それは、トップ経営陣に褒めてもらうための活動になってしまったからです。視察の場所しかきれいにならないとか、トップの指示したことしか行わなくなってしまったのです。

数年前、私はそのやり方を180度変えました。それまで行っていたトップダウンの清掃活動を廃止し、『そうじの力』委員会を立ち上げ、社員自らが考え、活動していくようにしむけました。なるべく私が意思決定に関わらないようにし、社員同士で考える枠組みだけを創るように努力しました。当然数年は、掃除活動が低迷したり、組織的な混乱も起こりました。いきなり任された社員も本当に大変だったと思います。

しかし、今のそうじの力委員会は、本当に『かっこいいチーム』となりました。自ら、年間計画をつくり、新しい企画をつくり、実行をしています。ときには悩み、ときにはつまずきながらも成長をしています。そして、愛鶏園の組織に力を与えています。社会に貢献をしています。

私は、このそうじの力委員会を、誇りに思います。愛鶏園の宝の一つです。



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