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2022年を振り返る

あっという間に年の瀬を迎え、今年も1年を振り返る時期になりました。
備忘録的に記録を残そうと思いますので、しばしおつきあいください。
過去の記録(2018年2019年2020年2021年

2月
福岡市総合図書館からの依頼で「小説家の未来」と題して講演をさせていただきました。こういうお仕事で声をかけていただけて嬉しかったな。
ただ、ちょうどコロナ感染者数が増加している時期だったので、やむなくオンラインでの実施となってしまいました。(運営の皆さんもなんとか対面開催できないか、ぎりぎりまで策を練ってくれましたが)
それでも、オンラインになったことで人数制限がなくなり多くの方に参加いただけたし、遠方の方も視聴できるようになったのは大きなメリットでした。関東、関西だけでなく、海外からも見てくださった方が複数いらっしゃったようです。楽しかったなぁ。


3月

日記をつけはじめる。
1日に書いた文字数、読み終わった本、観た映画や美術展など、日記というか記録に近い感じだけど、今でも毎日つけています。
今年は途中からの書き始めたので、4月~12月までの記録からの推定になるけど、書いた文字数は約400,000字(校正除く)、読んだ小説やエッセイは約60冊くらいのようです。多いか少ないかは分からないけど、こうやって可視化するのは大切なことかもしれないな。
あと、アニメ『平家物語』が面白かったな、とかも日記を見返していて思い出したことです。うん、やっぱり大事だな、日記は。

4月
2020年に英訳&海外発表された『Hummingbird(訳:Toshiya Kamei)』は、アスタウンディング新人賞の候補になる資格が2年間あったらしく、今年も可能性があったものの、残念ながら候補には入りませんでした。
自分の作品が英語で読まれ、評価されるなんて、今でも夢みたいな話に感じます。でも、努力してきたからこそ夢が現実になったのだから、もっともっと頑張って、もっともっと夢を現実に変えていこう。今は素直にそう思っています。

5月
冬の終わりごろから取り組んでいた長篇小説を書き終える。銀座の理容室を舞台にしたお仕事小説です。一瞬、すぐに刊行が決まるかと思ったら、企画が立ち消えてしまった。残念…。出版業界は運とタイミングも重要だな、と最近よく感じる。(あと、ご縁も大切)
とても良い物語で、日本中の理容師や理容師を目指す人たちの励みになる話だと思うので、ご興味がある編集者の方はご一報ください!

それと、上述の『hummingbird』がYouTubeの「Tall Tale TV」にて朗読された。同作の朗読は「Podcastle」に続いて2回目だ。英語で活字になるだけでも驚きなのに、朗読まで! 嬉しいなぁ。「Podcastle」は女性による朗読だったけど、こちらは男性です。ニュアンスもちょっとずつ異なっていたりして、とても面白いです。


10月

オンラインSF誌Kaguya Planetで新作『愛の証明』が公開される。これまでもSF的な作品はいくつか書いてきたけど、SF誌に載せていただくのは初めてだった。嬉しかったな。今はすでに無料公開になっていますので、よろしかったら下記リンクからどうぞ🚀

11月
人生で1回しか書けないであろう長篇小説が完成する。
詳細は語れないのだけれど、調べた限り少なくとも日本に類似の小説は存在しない(と思う)。英訳されれば世界にも羽ばたける小説だと信じているので、これはなんとしても世に送り出したい。編集者の皆さん、早い者勝ちですよ。この記事を読んだらすぐにご連絡ください!
(と、不得意な煽りを入れたくなるくらい、力がこもった作品なのです。ご容赦ください🙏)

プライベートでは、猫たちが我が家に来て10周年を迎えた。
彼らとの生活を通じていろいろなことを学んだし、少しはマシな人間になれた気もする。なにより10年間ずーっと幸福だった。
小説家としてなかなか芽がでなかったのに、彼らと暮らし始めてから幸運がどんどん舞い込むようにもなった。福猫たちだ🐈ずっと健康でいてほしい

12月
中篇(短篇?)が完成する。たぶん純文学と捉えることができる作品なんだろうな。ジャンルで分けるのはあまり好きじゃないけど、掲載先はこれまでとは変わってくることになると思う。大昔、文學界に作品を掲載していただいたことがあるけど、再び純文学系の文芸誌で発表してみたいな。

まとめ
今年は、発表作が少ないので、結果として悔しい一年となりました。でも、これまでで最高の長篇を書き終えられたことはとても自信になった。
それとは別に、複数の企画が進行しているので、新緑の季節くらいには紙媒体での刊行のお知らせができるはずです。反響がすごく楽しみだし、この本の成否が自分の将来を左右する気がしている。校正を頑張ろう。

最後までおつきあいありがとうございました。
2023年の相川英輔にご期待ください😁😁😁



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