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日本人はアーティスティックじゃない!?④ ~定時で帰ろうぜ!&皆が生きやすく&仕事のパフォーマンスアップ~


・「昔からこうだから」という、現代にそぐわない、非効率的で意味の分からない規則や暗黙のルール。
・現場の事を全然分かっていない人が定めた無茶ぶりなオペレーション。
・「本当は有給取りたいのに取ったら周りの人に嫌な顔されるから取れない。」有給制度aka.無休制度。
・誰よりも効率よく仕事して誰よりも早くやる事片付けたのに、「他の人が終わってないから。」と帰れないどころか時間持て余してさぼってるとさえ思われてしまう、デキる人が損する社会。

こんなバカらしいものも、西洋の価値観を取り入れて、日本人の完璧主義をもう少し緩めてみたら、もっと無くなるのに!!
本日は、そんな事も含めたお話です。

そして、この「日本人はアーティスティックじゃない!?」シリーズもこれにて完結となります☆ぜひ最後までご一読下さると幸いです☆。

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さてさて前回は、「海外でダンサーとしてやっていくなら。」ということで、

・アーティストであるコンテンポラリーダンサーが海外で西洋人にまみれて挑戦していくのであれば、西洋人のもつ芸術性・クリエイティブさ、発言力や行動力を見習うことは重要。
・それらがないと無価値。

というお話をさせて頂きました。

しかし実はアーティストだけではなく、日本に住む全ての人々にとっても、
西洋の特徴を取り入れる事は非常に重要であるのです。
それに+αで日本人特有の超完璧主義を緩和すると、

仕事のパフォーマンスも上がるし、
日常生活でも、より生きやすくなります。

はてどういうことか、、、。

取り入れるべき西洋の4大特徴
①芸術性・クリエイティブさ
②行動力の高さと失敗を恐れない姿勢
③成長/改善の為に議論は必要という思考。年功序列関係なく発言出来る。
④集団よりも個人を尊重。周りの目なんてない。
+α:日本の超完璧主義の緩和。

について、一つずつ一緒に見ていきたいと思います☆



取り入れるべきもの
<①芸術性・クリエイティブさ>


これは特に起業家やビジネスマンには近年注目されてきています。
「アート思考」など、たくさん書籍化されていると思います。

同じものをコピー生産するのではなく、
それまでにはない革新的でオリジナリティがあってオンリーワンなモノを生み出すのがアーティストです。
そんな彼らの思考を持つ事、クリエイティブさを身につけることが、他社を凌ぐ何かを生み出すことが求められるビジネスマンや起業家にとっても非常に有効であります。


取り入れるべきもの
<②行動力の高さと失敗を恐れない姿勢>


「でもなぁ。難しいよ。」
「やっぱりなぁ。無理やと思う。」
「年齢が年齢だし、、、」

などと言って、今の辛い状況を、王子様か神様が何かを変えてくれるまでそれを維持し続けるのか、


「難しいけど何か良い方法あるはず。」
「とりあえずどうすれば出来るのか、考えてみよう。」
「失敗するかもしれないけど、やってみよう。」
「やらなければこのまま。やれば、改善されるかもしれない。」

という風に改善/成長の為に実際に動いてみるのか。

前者は、辛い状況維持率100%
後者は、少なくとも改善の可能性があります。

たとえ失敗したとしても、とりあえずその今一番辛い現状からは脱出出来ます。

色々考えなければならない事情はあるかもしれません。
しかしその事情の中でも、
「考えて何かしら行動してみるか、そもそも無理だと諦めて考える事すらしないか。」

考えれば、何か出来る事を思いつくでしょう。
失敗を恐れなければ、それを実践出来るでしょう。
それを実践出来れば、改善/成長出来る可能性が出てます。

この思考を繰り返していくと、
「自分で定めた目標に向かって、考えて行動していく力」がどんどんアップするので、その成功率もアップしていくはずです。

つまり、たとえ1回位失敗したとしても、常にこの思考を持って行動出来てさえいれば、改善/成長していけるという事です。


取り入れるべきもの
<③成長/改善の為に議論は必要という思考。年功序列関係なく発言出来る。>


・「昔からこうだから」という、現代にそぐわなくて非効率的で意味の分からない規則や暗黙のルール。
・現場の事全然分かっていない人が定めた無茶ぶりなオペレーション。


などなど、ありませんか??

「いや、絶対こっちの方が良いでしょ!」みたいな。

年長者がより多くの経験やそこから得た豊富な知識を持っているのは確かです。
しかし、現在のこと/流行っていること/ウケる方法/人々の性格、、、etcをより知っているのは、若者です。よって、彼らの知識も必要です。
同じ年代であっても、違う業種/視点から物事を見るのは重要です。
現場の事を一番知っているのは現場の人間です。

なので、
年齢も役職も
初めましての人も
プライドなんかも
何も関係なく、
意見を言い合える環境になれば、皆が成長し合う事が出来ます。

いつも何も言えなくてストレスの貯まりがちな人々(いわゆる現場の人)も、自分の意見を聞いて取り入れてもらえるとやっぱり嬉しいですし、働き甲斐を感じるでしょう。それはモチベーションアップ、会社の為にも本人の為にもなるのです。

年長者や役職の方々も、不必要なプライドを捨てると、新しい今時の知識や違う価値観を得る事が出来ます。それを今までのご自身の経験や知識に盛り込むと、更に成長出来ます。若者や現場の人の意見を聞いて実践すると、彼らからもっと信頼されます。ご自身の為にも、彼らの為にも、会社の為にもなるのではないでしょうか。


私は12歳位年下の子にもガンッガン、アドバイスされたります。(in NY)最初はイラっとしてましたが、年齢というプライドを捨ててみると、今の自分に必要で、ごもっともなアドバイスを言ってくれていることに気づきました。



取り入れるべきもの
④集団よりも個人を尊重。周りの目なんてない。


これは非常にシンプルだと思います。

周りの目を気にして、本当はやりたいのに我慢してきたこと、たくさんあるのではないでしょうか?

かわいらしい例えとしては、
「人混みで一人でも歌いたい/笑いたいけど、我慢した。」とか。

代表的かつ超深刻な例としては、

「自分の仕事終わったけど上司まだやってるから帰りにくい。」
「本当は有給取りたいのに取ったら周りの人に嫌な顔されるから取れない。」
「本当は体調悪くて休みたいけど、皆しんどくても頑張ってるんだから休めない。」
「行きたくないけど会社/ママ友/友達グループの飲み会/お茶会行かないとイメージ悪い。」

などなど、お仕事や人間関係に関してです。


ここで一つ、私が実際に聞いたアメリカの例を挙げます。
会社の飲み会に誘われたけど断ったある人。その理由は、
「今日部屋の壁を塗り替えるから。」です。
日本であれば、「いや、また後日にしろよ!」となるかもしれませんが、アメリカでは仕事よりも個人=家庭を優先するので、こうなります。



+α:緩和すべき日本の超完璧主義


そしてもうひとつ、日本人を生きにくくさせている日本特有の完璧主義について。

(*なぜ完璧主義になったのかなどについては、過去記事の
・西洋人と日本人の違い① ~未熟でも良いじゃん!VS完璧主義~
・西洋人と日本人の違い② ~なぜ真逆になった?~
をご覧ください。)


<完璧主義は、しんどい。自分にも周りの人にも。>

▽自分に完璧を求めるから他人にも求めてしまう。
何事にも完璧を追い求めがんばり過ぎて自分をすり減らす。
そして自分が死にもの狂いで頑張っているものだから、他人にも同じことを期待してしまう。
⇨よって、「私だってこんなに頑張ってるんだからそんな位でしんどいとか休むとかありえない。」となり、
休むとそういわれるのが分かっているから休めない。

誰しも常に100%は無理なのに、それをしているのが日本。
休めない、定時過ぎても帰れない。なのに常に完璧を超える完璧を求められ続ける。
これでは体力・精神共にすり減り、最悪ゼロ(=過労死)になるのも無理ありません。
それよりは、オン・オフしっかり分けて、休む時は休む、やる時は集中して短時間で終わらす!の方が、絶対に、精神的にも仕事の効率的にも良いはずです。

アメリカでは、「自分が休みたいから、相手を休ませる。」という感覚のようです。日本でもこういう感覚になれば、皆が休めて良いと思うのです。


▽お客さんも完璧主義なので、少し不便があるだけでクレームがくる。
だから、クレームを防ぐために不必要な仕事までせざるを得なくなる。

・シャンプーボトルなどにわざわざ書かれた「これは飲み物ではありません。」という表示。アメリカにはそんなものも無ければ、「切り口はこちら⇨」という表示もあまりありません。切り口さえない時も多々あります。
お客さんも自分でどうにか出来る事です。いちいち文句にもならないのでしょう。
別にハサミを使えば何でも切れますし、シャンプーと書いてる時点で飲み物ではないのは当たり前。



おわりに。
日本人の元々の勤勉さによるハイクオリティなパフォーマンスが更に花開く。


取り入れるべき西洋の4大特徴
①芸術性・クリエイティブさ
②行動力の高さと失敗を恐れない姿勢
③成長/改善の為に議論は必要という思考。年功序列関係なく発言出来る。
④集団よりも個人を尊重。周りの目なんてない。

+α:日本の超完璧主義の緩和。


以上、
西洋の失敗を恐れない、クリエィティブで個人を尊重する要素を取り入れて、
日本の行き過ぎた完璧主義からくる生きづらさを取り除けば、日本人の元々の勤勉さによるハイクオリティなパフォーマンスにクリエィティブさも加わり、そのパフォーマンスがよりレベルアップされる事でしょう。


今の上司や周りの年長者たちを変えるのは簡単ではないかもしれませんが、自分をアップデートする事は可能です。
そんな人たちが増えれば、社会も少しずつ変わっていきます。
そうなれば自分も皆も生きやすくなり、自然と過労死や自殺者も減っていくでしょう。

そうです、これは私の活動のモットーです。

人種、性別、LGBTQIA関係なく、皆が生きやすくなる社会を目指す事。

アートにはその力があるので、広めたいのです。
(以下記事参照)


これにて計4回に渡ったこのシリーズも終了となりますが、今後も色んな角度から、皆が生きやすくなる社会に繋がるアートや考え方/生き方のお話をダンスを絡めたりもしつつ、ご紹介させて頂きます☆

今後とも、よろしくお願い致します☆

本日もありがとうございました!


Aika.


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