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*注!)自分で考え無さ過ぎ問題発生中!! ~考えないことの危険性~


前回の記事では、アートのすっごい力についてでした。

色々あるのですがまとめると、

”私達の視野や可能性を拡げ、
自分達で考える力を養い、
真実を見、
より良い世界にする助けをしてくれる。”

「これも出来るね!こんな人/方法/考え方もあるんだね!」
「こうしたら良いんじゃない!?」
「え!知らなかった!ヤバいやん!」
「ちょっと私も行動に移そ!」

というように、私達の好奇心をかきたてつつ、日常で私達が使えることを実感出来るのがアート。私達がより良い人生を送る為のもの。

だから、アートは超大事!というお話でした。
(詳しくはこちら⇩)


今日はその中の、”自分達で考える力を養い”の部分から、

「じゃあ自分達で考える力を養わなかったらどうなるのか!?」

「いや、結構ヤバいですよ。」

「皆さんしっかり色々考えてらっしゃるとは思いますが、現代社会は人間が考えなくても良いように作られているので、少し気をつけていた方が良いかもですよ。。。」

という私の考えをお話させて頂こうと思います☆


考えなくても(*一見)充実ライフを感じれる現代社会、


自分で考える力はあらゆる職業、日常においても重要なのは皆さんもちろんご存じだと思います。

でも考えるのって、かなり疲れるんですよね。(;´Д`)
だから、リラックスする為ならば、何も考えない方法が向いてます。ヨガや瞑想でも呼吸のみに集中して、何も考えないようにしますよね。

そして多くの場合、人は皆簡単な/楽な方を好みがちです。自分で考えるよりも、誰かが決めてくれたことをやっている方が楽だったり。


「考えるのは疲れる+楽な方を好む+既に疲れている」現代人。
更には日々浴びる情報量が多すぎて、自分で考える余裕なんてありません。

TIKTOKなどの短い動画が流行っているのもその一つです。永遠におもしろい/かわいい/かっこいい動画を流して、自分で考えなくても私たちをずっと楽しませてくれます。
TIKTOKに限らずですが、SNSを無意識に永遠に見てしまってること、ありますよね。
娯楽、息抜き、使い方によっては勉強にもなるし、たまになら良いんですけど、すこし、自分で考え無さ過ぎ問題発生中と危惧しています。

他の例としては以下の2つ。


<便利過ぎなテクノロジー>
なんでも自動化されて、AIテクノロジーも発達して、どんどん自分で考えて行動に移す必要がなくなってきました。
何でもポチっとボタンを押せば、その店への行き方や自分のスケジュールを考えなくても、何でも手元に届きます。
「自分が何を欲しいのか」なんて自分で考えなくても、勝手におすすめであらゆるものがPCやスマホの画面には表示され、私達はそのまま誘導されがちです。
一応そのおすすめの中からは自分で選んでいるはずですので、「自分で考えてるつもり。」になりますが、そのおすすめ集を考えたのはコンピューター。自分で考えたものではありません。

「それが欲しかったから買う」ではなくて、「見てたら欲しくなったから買う。」な状態が増えているのではないでしょうか。わざわざ他の店まで行く必要もなく、ボタン押して同じ買い物カゴに入れるだけですからね。

でも、、、

果たしてそんな心理で買った商品は、本当に自分が欲しいor自分にとって必要なものだったのでしょうか。。。


<率直過ぎな歌詞>
歌の歌詞においても、昔の方がもっと詩的で、理解するのに少し時間がかかる事もありますが、でもその言葉の裏に深い意味がありました。現在は、「大好き」という気持ちをそのまま言葉通り「大好きだ!」と表現するような、単純明快=考えなくても理解出来る歌詞が多いです。

(そういう歌も私は好きですけどね☆ちなみに「大好きだ」を連呼する某アイドルの曲は、私のカラオケ十八番です笑)

率直なこと、”何より相手に伝わること”は発信側としてとても重要なのですが、「大好きだ」以外のロマンティックな言葉とか、気持ちのこもったサプライズ的意味合いが含まれた言葉で「大好き」を伝えてもらいたい事も、、、ないでしょうか??(ない??笑)

⇩⇩⇩

このように、現代、そしてこれからはもっと、自分で考えなくても良い時代、考える必要が無い時代になっていきます。

そしてそもそも日本の教育は自分で考える力が伸ばせないどころか押し殺す教育なので、相対的に元々自分で考える事が苦手な国民性なんです。
(これは、日本の歴史・社会に起因しており、西洋と比べて全然違うやん!!というお話は是非⇩の記事をご覧下さい☆)


考えない事の危険性


さて、元々考えるのが苦手なのに、更に考えなくても良い社会になってきている。
それの何が危険かと言いますと、

「周りの意見やメディアに流され、煽られる。悪く言うと、”言いなりになる”。」
「ただ目の前に流れてきた情報のみをそのまま鵜呑みにしてしまう。」

という事態に陥ることです。

特にメディアなど、現代は私も含め誰もが文面でも動画でも発信できる時代です。信用性の全くない情報、間違った情報、悪意のある情報も溢れています。

ブラック・ライブズ・マターの時などに特に感じましたが、アメリカで報道されている内容と日本で報道されている内容が違うことは、多々ありました。発信側の都合の良いように、日本人の心をキャッチできるように、大事な真実よりも派手な情報をメインにした内容や、はたまた間違った内容など。
その他LGBTQIA+やダンス、アートについても、おかしな情報を度々みかけます。

発信した側の意図/文章にいとも簡単にのせられる人が多いように感じます。


巷の宣伝広告、メニューなんかも、本当に良い商品でない事は多々あります。例えば「今日のおすすめ」の中には、早く売らないと期限が迫っているメニューも含まれいたり。(もちろん本当におすすめの良いメニューもあります!)

無数にある保険とか、家を買う時につけるいろんなオプションとか、あと〇〇〇円で1ポイントゲット出来ますよ、などなど、例をあげたらキリがありませんが、無くても良かったものを「必要だ!」と思ってもらって購入してもらうのも、商売の大きな一つです。

明らかに不健康な程瘦せているダイエット商品のモデル写真や、
「必ず儲かる!」みたいなうたい文句をそのまま信用したら、不健康になるし、きっと儲からないでしょう。

また、SNSでのコメントにより深く傷ついてしまう人々。最悪、命を失ってしまう悲しい事件も起きています。
SNSのコメントよりも大事な人、守ってくれる人は身近にいるはずなのに、SNS内の身近ではないはずの人達により絶え間なく入ってくる情報(コメント)をそのまま受け取ってしまってしまう。。
これも周りの意見を鵜呑みにせず流されなければ、防げるのではないかなと思うのです。(もっと深い原因があるとは思いますが、こちらでは、そんな悲しい事件を無くしたい気持ちからくる、個人的な私なりの考えを書かせて頂きました。)


ですのでこんな時代、自分で考えて情報の真偽や裏を見抜く力がないと、ただただ周りやメディアに流されたり煽られる一方です。

「自分で考える力」

とても大事です。

私は誠意をもって執筆していますが、私の記事でさえも、鵜呑みにせず、ご自身の視点で考え、取り入れて頂きたいなと思います。



終わりに


 アートには、

「作者は何を伝えたかったんだろう?」
「どうやって作ったんだろう?」
「何でこうなったんや?」
「何で自分はこれに惹かれるんだろう?」
「なんでこれは好きじゃないんだろう?」

と、考えるきっかけがたくさんあり、また一見意味の無さそうなよく分からないものにも、実はすごい意味や作者の思いや哲学やセンスがが込められていたりします。

なので、

”アートに触れる”とは、 
”物事の裏まで考える力、自分で想像する力、自分自身の頭で何かの考えを生み出す力を養う良いきっかけ/練習”

となるのです。



たとえば、タイトル写真にもございます、こちらの作品。

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”Pion”

現在NYでご活躍されているYasuo Nomuraさんの作品。先日Yasuoさんの個展にご招待頂いて、作品の説明、経緯、思いなどを直接お伺い出来る機会がございました。

それはそれはもうなんと!!無重力に行く世界、無重力になった時の私達の可能性、宇宙に行く時代が来ることを既に考えて準備をしているような。

既に、人間が宇宙に行った時の為の事を考えている。

新しい可能性を考えている。

一歩どころか何千億歩先。

私からしたら、全ての学問入ってるんちゃいますか!?物理、科学、天文学、社会学、幾何学、心理学、、、、他に学問何ありましたっけ!!??
という位考え込まれています。

全てを私達鑑賞者側が理解しようと思ったら難し過ぎて知恵熱が出るかもですが、どう取り入れるかは自分次第。

私は、「無重力になったら自分はどう踊るんだろう。」「重力があるという考えを取って、無重力だとして踊ってみよう。」「使えていない空間がまだあるんじゃないかな」と言う風に、自分の踊りの幅を広げるイメージに取り入れてみようと思いました。

画像2

奥にいる私と手前の人がかなり不思議な感じで合体されて見えます。一枚のこの面によってとても不思議な体感が出来ます。

人は地球と言う空間を3次元で共有してるけど、このような2次元、この平たい面も共有していて、ネット上の社会も共有していて、共有の仕方も色々あって、この写真のように共有してるつもりだけど変な感じだったり、逆に共有してないつもりだけどしているのかもしれないし。。。

とにかく、「自分が今見ている景色とか世界とかも、きっとほんの一部なんだろうな~もっともっと知らない事とか、出来る事とか、発見するべき事とか、あるんだろうな~~。よし、なんか見つけよ!」という気持ちにさせてもらいました。

たくさん考える良いきっかけ、そしてそこからモチベーションアップ、レベルアップにもなるきっかけとなりました☆


ですので皆さんにも是非、楽しながら考えれるアートにどんどん触れることで「考える力」をつけ、それを日常に有効活用していって頂きたいなと思います☆

もっともっとアートが身近になるように、私も頑張って参ります☆

一人でも多くの人が生きやすくなる社会を目指して☆

本日もありがとうございました!

Aika.

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⇧最新ダンス映像作品⇧ 
どこにいても、あなた自身があなたの居場所。あなたはそのままで、美しい。
ー 誰も予期してなかった。
全て死んだように、空っぽの誰もいないストリート、未来もなく、居場所もなく、行く場所もなくー自分の部屋でさえももはや居心地が良くなくなって、鏡に映るのもなんだか知らない誰かみたいで。
でも、自分自身の中には、ある。すっっっごくちっちゃいけど、無限の道を秘めた夢たちが生きている場所、外が曇りでも太陽が光り輝いている場所。そんな場所があるって、私たちはまだ信じてる。
中をよく見てみて。そしたら、Homeを感じるよ。
何があっても、どこにいても。
ただ、戻ってきてみて。
あなた自身が、あなたのHomeだから。 ー

Directed by Sara Pizzi
Performed by Aika Takeshima
VIdeographed by Rebecca Marcela Oviatt


⇩「アートには、力がある。アートの力で生きやすい社会を。」⇩


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