あなたの文章を待っている誰かがいるんだから
心に残る文章を届けたい。今日はどんな言葉を贈ろうといつもそんなこと考えている。わたしにはそれほど時間がある。今日も一日中寝て過ごしてしまった。最近は調子が悪いみたい。心は6月の梅雨に近づく季節のようにころころと変わっていく。時には雨のように涙を流し、時には晴れのようにニコニコしていたり。
昨日は穏やかだった。今日は落ち込み気味。明日は・・・とその日になってみないと自分でもわからない。
ここ2,3日意欲がわかない自分がいる。ふさぎ込むようにベッドにうずくまっている。こんな生活じゃいけないってわかっている。でも、身体が思うように動かすことが出来ない。文章を書きたいのに書けない。”これだ”とアイディアが浮かんできても書いているとだんだんと零れ落ちて消えていく。一旦こぼれてしまったものはもうつかむことが出来ない。いつしか考えることも面倒になってしまい、書くこと自体に向き合えなくなってしまった。
それでも書きたい。これまで何も続けることが出来なかった。途中で投げ出すように困難から逃げてしまっていた。もうそんなことをしたくない。
些細なきっかけでこの中に飛び込んだ。つたない言葉を並べて、まとまらない文章で思いを綴り投稿のボタンをクリックする瞬間になんとも言えない高揚感がある。わたしの文章は小さな画面を通して多くの人に晒されている。ちょっぴり恥ずかしく、でもちょっぴり嬉しく、子供の時にみんなの前で大人にほめられた、そんな感じ。やっぱりわたしは年を取った今でも誰かに褒められたいと思っている。
どんなに苦しくても小さな画面の前に座るように決めている。最初は書いては消し、書いては消しを繰り返すけどいつの間にか言葉にならない思いを文章として形にしている。なんとも不思議な気分である。そうして今日も何とか投稿を終わらせる。完成度や読まれるものなど考えている余裕なんてない。今のわたしには形にすることだけで精一杯なんだ。
まだまだいい文章を書けるわけではない。多くの人に読まれるものでもないかもしれない。それでも続けることに意味がある。
だから、そこで手を止めないでほしい。1行でもいい、嫌な言葉でもいい。何かを形にしてほしい。自分の放った文章はだれの役にも立たないと思っているあなた。あなたの文章でどこかの誰かがすくわれている。あなたの言葉で誰かが元気をもらっている。
あなたの”NOTE”を待っているわたしがいる。
だからどうかその手を止めないでほしい。どんなに醜くても、どんなにきれいごとでもいいあなたから形になった文字ならば一字一字があなた色になって届けられるのだから。その文字を見てあなたの想いに触れわたしの心が震える。
上手とか下手とかで価値は測れないのだから。
そう自分に言い聞かせる。
この言葉が誰かの心に届きますように。
最後まで記事を読んでくれてありがとうございました!