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プレゼント

リクさん(7歳)とシマちゃん(4歳)が大大大の虫好きということを、ご近所さんたちは皆さん知ってくれている。

なので、これからの昆虫シーズンには続々と虫のプレゼントが我が家に届く。

バッタ取ったよ〜

畑に青虫いたよ〜

バッタには気の毒だが、バッタを一度てから離しては、もういいちど捕まえるというのが定番の遊び。青虫は手の上に乗せて動くところを観察する。だんだん調子に乗って、青虫を顔に載せて喜んでいる。

隣の隣の隣に住んでいる齢80歳以上のおばあちゃんは、リクさんとシマちゃんに虫をプレゼントするために、わざわざ虫取り網と専用虫かごを購入。日課である畑仕事のついでに、毎日のように畑で採取した虫を届けてくれる。もはや、畑仕事がメインじゃなくて虫取りがメイン。

知らない間に、玄関に置いてある虫かごにこっそり虫を入れておいてくれるサンタさんのような方もいる。学校や保育所から帰ってきたときに、それを見つけた二人の喜びようといえば。クリスマスに一生懸命考えてめちゃめちゃ探して買った鬼滅の刃グッズの3倍は確実に喜んでいる。(今や、え?鬼滅ってなんやっけ?くらいの勢い…)

特に、これからの夏の時期の2大巨頭は「カブトムシ」と「カマキリ」だ。

カブトムシは一度に10匹以上くださる方もいれば、家の網戸に飛んできたと夜に車を走らせて持ってきてくださる方まで…ありがたや。

カマキリは夏になると常時3匹以上虫かごに入っている。奴らは餌がなくなると共食いするのが厄介。なので、空腹にさせないよう、帰宅するとすぐに奴らの餌を探しに行くのがリクさんとシマちゃんのルーティーンになる。2人で、時には近所の子たちと一緒に、路地や軒先の蜘蛛、裏の神社のバッタを生捕にする。カマキリは生きている虫しか食べない(正確には動くもの)ので、殺さないように優しく捕まえないといけないのだが、4歳のシマちゃんにはその力加減が難しくなかなか生捕にできない。捕まえた蜘蛛を逃げないようにギュッと握りつぶしてしまう。リクさんに「あ〜あ〜」と言われたシマちゃんが逆ギレして喧嘩になることもしばしば。付き合う此方としてはめんどくさいことこの上ない。が、それも一興のようで、二人は夏の日の夕方になると、カマキリの食料確保に勤しまれる。先日、カマキリは動くものなら餌として認識されるとうネット記事を見つけた。イカやマグロの刺身を(なんとも贅沢やな)箸などの先につけて細かく動かすと食いつくそうだ。今年はその戦法でカマキリを養うことにしよう。

シマちゃんは大きくなったら「昆虫博士」になりたいらしい。リクさんも「絵本を書く昆虫博士」が将来の夢。そして、二人でコスタリカに行ってモルフォ蝶やプラチナ黄金虫、ヘラクレスオオカブトを絶対捕まえる!と宣言している(完全にN●Kのカマキリ先生の影響)お母さんも一緒にコスタリカに連れて行ってくれるらしいので(今のところ)、どこか素敵なリゾートホテルの宿泊でもプレゼントしてくれたらいいな。 

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