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フェイク評論問題を考える:池上彰について

 AI無知倫理学会では、真実を見極めることが非常に難しい #ディープフェイクニュース 問題とは別の角度から、池上彰のような浅はかな評論家が引き起こしている社会問題を『 #フェイク評論家 問題』と定義しています。

 現代社会では、SNSなどを通じて誰もが自分の意見を表現する機会が増えたことにより、間違った情報や偏見に満ちた意見の氾濫が問題視されています。そのため、的確で信頼性のある情報が提供できる信頼できる解説者や評論家の重要度が増してきている側面を持っています。

 しかしながら、評論家の中には、信頼性の欠如した劣悪な情報を拡散している方が多数実在しています。その代表例として、ここではテレビ解説者、フリージャーナリスト、著作家として活動する池上彰問題について検証してみましょう。

 池上彰は社会問題や政治問題の解説者として、情報に疎い人々の間でのみ、その存在が広く知られています。彼は分かり易く親しみ易い語り口調で多くの人々から支持を得ていることは、本人も自覚しており、情報伝達の解かり易さについて、解説することが多いです。このことは、池上彰が対象としている相手は、理解力の低い人々である証左と言えるでしょう。

 また、様々な分野の専門家や有識者からは、池上彰の専門知識不足に関する批判が多数あります。さらに、彼は自分の無知を認識しておらず、偏った主張をテレビと紙書籍以外の情報取得手段を持たない人々に強く押し付け、事実を歪めた解説をすることがあるという批判も少なくありません。

 池上彰は『わかりやすさの罠』という本を上梓しているので、本人のエセ情報に関する自虐ネタかと思い商品説明を読むと、驚くべきことに池上彰は自身のエセ情報は棚に上げて、SNSの情報批判をしているという呆れかえる著書のようです。『盗人猛々しい』とは正にこのことです。

 池上彰の著書のタイトルを見ると己の無知を晒している物が多数ありますが、特に注目すべきなのは、彼のアフリカについての解説です。彼が2013年に出版した『 #池上彰のアフリカビジネス入門 』では、アフリカでビジネスを成功させるためのノウハウを提供しているそうです。

 しかし、その内容には誤った情報が多く含まれていることが、アフリカでビジネスを行っている実業家や研究者から多数指摘されています。アフリカの人口や資源の状況について誤った認識を示すなど、基礎知識すら欠いた解説に対する指摘も非常に多いです。

 基礎知識の欠如以前の問題として #アフリカ の専門家でもビジネスの専門家でもなく、アフリカでビジネスをした経験すらない池上彰が『アフリカビジネス入門』という本を執筆していること自体が、彼の浅はかさを示していると言えます。さらには、このような本を出版している #日経BP 社の #出版倫理 についても、問題提起せざるを得ません。

 最近では、池上彰が実態を何も理解せずに絶賛していたプロサバンナ事業を始め、日本政府や日系企業のアフリカにおける事業が次々と失敗していることが報じられています。これらの失敗の一因には、池上彰の見識の浅さと、出版や放送における倫理意識に欠ける複合的な無知問題が潜んでいると言えるでしょう。

池上彰ワールド

リアリティー

  このように、池上彰のアフリカビジネスについての解説は、多くの人々に誤った情報を提供し、誤った判断を引き起こす社会的な弊害となっています。AI無知倫理学会では、池上彰のこのような無責任な情報の拡散をディープフェイク評論家問題として、ディープフェイクニュースよりも深刻な社会問題だと捉えています。

 一方、近年注目されているNLP(自然言語処理)を有効活用すると、世界中の様々な言語の情報源を精査し、分析することが可能です。また、NLPと検索エンジンを連動させることで、その情報を一般の人々が簡単にアクセスし、理解することも可能になります。

 現時点のBing AIチャットなどは、学習が不十分であり、池上彰レベルの間違った情報を提供することが多く、 #情報リテラシー #AIリテラシー 問題として頻繁に取り上げられています。しかし、ここで読者の皆様に考えていただきたいことは、Bingがどこからそのような間違った情報を引用しているかです。

 筆者は日本国内よりも海外で仕事をしている期間が長く、特にアフリカ三ヵ国でビジネスを行い、各国政府の様々な政策立案なども行っているため、日本のマスメディアのことは、これまでほとんど知りませんでした。

 アフリカ諸国でビジネスをしていれば、必要な情報があれば、勿論、現地の信頼できる情報筋から情報を仕入れ、そのうえで様々な角度から情報の信憑性やリスクを評価します。当然 #池上彰の意見など参考にはしません

 実は筆者が池上彰のことを知ったのは、Bing AIチャットでアフリカの現地情報を調べていたら、Bing AIが彼の発信していた出鱈目な情報を引用してきたからです。ここで問題視すべきなのは、池上彰の完全に間違った情報を見抜けなかったAIの性能の問題か、あるいは、池上彰のフェイク評論をあたかも真実であるかのように評価しているマスコミの問題かは、判断が難しいところです。

 池上彰のようなフェイク評論家による間違った情報の拡散は、個々人だけでなく、社会全体に混乱をもたらすリスクがあります。しかも、マスメディアが池上彰を有識者や専門家として評価していることは、『NLPは間違った情報を提供することがあるため、NLPの回答は鵜呑みにせずに有識者や専門家の検証が必要である』という大前提が間違っていることを意味しています。

 この問題を解決し、NLPが正確な情報を提供するためには、フェイク評論家を徹底的に排除することが、極めて重要だと言えます。

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