見出し画像

近未来麻雀小説(17)新中華麻将テーマパーク IV

これまでのあらすじ

 裏プロ生活で一世紀無敗の『将鬼』と恐れられていた積み込みの名人で有名な伝説の最強雀士桜乃金は元禄積みで、コンビ打ちしている下家の羅漢壱号軍団にトリプル役満と、自分の手牌には国士無双・天和のダブル役満を積み込んだ。ところが、何者かに妨害されて、積み込みに失敗し九種九牌で、親の場を流さざるを得なかった。

東風戦・第一戦・東3局0本場

 親流れで次に親になったのは羅漢壱号軍団だった。彼らは、中華人民軍が開発した麻雀戦に特化した十八羅漢ロボットが十八羅漢で一小隊として、電脳を並列化して性能を上げる #スワームロボティクス 技術で、麻雀のコンビ打ちできるように設計されていた。

 ところが、マチルダに羅漢一号が電脳ハックされてしまい、マチルダのダブルオープンリーチの役満に振り込んでしまい、首位が逆転してしまい45,300 - 28,700 = 16,600の差を付けられてしまっていた。

1位:マチルダ    45,300点
2位:羅漢壱号軍団  28,700点
3位:桜乃金一    13,000点
3位:モリエホン   13,000点

 そこで羅漢壱号軍団はいったんスワームロボティクスを解除し、 #サイバーセキュリティ 専門家の羅漢二号が、羅漢一号のハッキングを遮断して攻性防壁を張り巡らせた。

 麻雀小説なのに #電脳ハック #ゴーストハック #攻性防壁 が登場するのは、作者の俺が #攻殻機動隊 オタクで、スタンドが登場するのは説明するまでもなく、 #ジョジョの奇妙な冒険 のファン( #ジョジョオタ )だからである。

攻性防壁
正確性攻性防壁(こうせいぼうへき)は攻殻機動隊に登場する架空のコンピュータセキュリティシステムないし技術である。

作中設定
攻殻機動隊の世界では、人々が「電脳」と呼ばれる脳コンピュータインタフェースを頭脳に直結させていることが常識である。作中世界において、電脳は標準的なコンピュータネットワークの操作手段である。電脳は便利なものである反面、ハッキング攻撃を受け、電脳を乗っ取られることがあれば、致命的である(作中では電脳へのハッキングをゴーストハックという)。電脳への不正アクセスを防ぐために「防壁」と呼ばれるファイアーウォールが電脳に組み込まれている。

攻性防壁は、不正アクセス元への攻撃手段を有する防壁のことである。不正アクセスをしてきた者の通信をトレース(逆探知)し、侵入者に対してネットワーク経由で致死的な攻撃を行う(侵入者がAIであればシステムが破壊される)。
(中略)
攻性防壁は、危険なものである為、軍事または政府機関以外の使用は法律で禁止されている。さらに、作中の法律である「機密保持法」により軍事または政府機関に使用が認められる攻性防壁は、ある一定のレベル以下の物に限られている。

攻殻機動隊 Wiki

 そんな作者の都合には関係なく、『この旧日式麻雀で勝ち残るためには、伝説の超十八羅漢ゴッドになるしかない』と羅漢三号が申し出た。超十八羅漢ゴッドとは、正しい心を持った十八羅漢が六体集まり、そのうち五体が自らのエネルギーを一体の十八羅漢に注ぎ込むと、一体の覚醒した十八羅漢ゴッドが誕生するという伝説だった。十八羅漢を六体で割ると18÷6=3という算数の定理により、三体の十八羅漢ゴッドを覚醒できるはずだった。

 これは言うまでもなく超サイヤ人ゴッドのパクリであり、作者の俺は #ドラゴンボール のオタクでもあることが読者にバレてしまった。

 ところが、羅漢三号の申し出に対して、『俺たちはイカサマ麻雀をしているのだから、正しい心を持った十八羅漢などここにいるんだ?』と羅漢四号は疑問を抱いたが、とりあえず、超十八羅漢ゴッドの儀式をしてみたら、六体ずつの羅漢ロボが合体してしまい、三体の巨大な超十八羅漢デビルが誕生してしまった。

超十八羅漢デビル

つづく…


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?