見出し画像

現代の魔女裁判:国連総長が語る気候変動の似非科学

 国連(UN)のアントニオ・グテレス事務総長が、アメリカ自然史博物館での演説で『人類が気候変動に与える影響は恐竜絶滅の引き金となった隕石に匹敵する』と演説しました。
グテレス氏は「何十億年にもわたって地球上の生命を形成してきた巨大な力の中で、人類はレーダー上の小さな一点にすぎない」「だが、恐竜を絶滅させた隕石のように、人類は絶大な影響を及ぼしている」と警告。
「気候(変動)において、われわれは恐竜ではない。隕石だ。人類は危険にさらされているだけではない。われわれこそが危険なのだ」と述べ、人類は「気候変動という地獄へ向かう高速道路から降りるべきだ」と主張した。
 グテレス氏は特に化石燃料業界を「気候カオスのゴッドファーザー」と呼んで責め、また気候変動対策の遅れに一役買ってきたとしてその広告主を「イネイブラー(助長者)」と呼び非難。
「狂気をあおるマッドメン」たる広告主は「きょうから化石燃料企業を新たにクライアントとすることをやめ、(化石燃料産業の)既存のクライアントを捨てる計画を立てるべきだ」とも主張した。

人類が気候変動に与える影響、「恐竜絶滅の隕石」に匹敵 国連総長

 同日 #WMO #世界気象機関 )は、今後5年以内に世界の年間平均気温が産業革命前と比べて1.5度以上高くなる確率が80%になると発表しましたが、これらの言動は似非科学と言わざるを得ません。WMOは各国の気象当局などのデータを基に、世界の年間平均気温が産業革命前と比べ1.1度から1.9度高くなると予想しています。

 しかし、 #産業革命 前と現代では、気温の測定方法や温度計の精度が全く異なります。産業革命前は #気象観測衛星 #海洋気象ブイ もありませんでした。このように全く異なる測定条件で測ったものを比較することに科学的な意味はありません。

恐竜が絶滅した理由は判明しているか?

#狂気をあおるマッドメン 』たるUNの #グテレス事務総長 は、 #恐竜 #絶滅 した原因は #隕石 だと断言していますが、科学的には恐竜が絶滅した原因が隕石だけだとは断言できません。つまり、UNやWMOの主張は非科学的な根拠を基に #似非科学 を語っているに過ぎません。

#地球温暖化 #気候変動問題 と称すると、このような似非科学的な話にならざるを得ないので、化石燃料の使い過ぎは『 #資源枯渇問題 』と再定義した方が良いです。

 恐竜が絶滅した原因としては、地質学、古生物学、気候学、ウイルス学など様々な科学的な証拠に基づき、以下のような説が科学的に有力だとされています。非科学的な説としては、恐竜が宇宙人と戦争して全滅したとか、そもそも恐竜など存在しなかったという説もあります。日本でも #小泉進次郎 #UFO議連 を設立しようとしているので、 #宇宙人の侵略 は深刻な問題かも知れません。

 一部の #ユダヤ教徒 やアメリカの #キリスト教原理主義者 の間では、いまだに旧約聖書の創世記に恐竜の記述が無いことや、聖書の解釈に基づくと地球ができたのは6000年から10000年前なので、それ以前に生物が生存していたという説は間違っていると主張しています。アメリカの一部の州の議員や教育委員会などは、 #進化論 #地動説 は間違っていると主張しており、 #ガリレオ・ガリレイ #異端審問 にかけた時と同じ意見を持っているところもあります。そのため、多くのアメリカ人が恐竜や地動説を否定する立場を取っているとされています。

科学的とされる恐竜が絶滅した理由の仮説

火山活動説:インドのデカン高原での大規模な火山活動が、恐竜の絶滅に寄与したとする説です。この火山活動は数百万年間にわたって持続し、大量の溶岩とともに膨大な量の火山ガスを大気中に放出し、大気中の温室効果ガス濃度を大幅に増加させ、気候変動を引き起こしました。二酸化硫黄は太陽光を遮るエアロゾルを形成し、冷却効果をもたらしました。これにより、極端な温度変動や酸性雨が生態系に壊滅的な影響を与えたことが恐竜の絶滅の原因だという説です。

海洋変動説:白亜紀末期に、海洋循環の大規模な変化や海水準の急激な変動が起きていたことが知られています。これにより、海洋環境が大きく変化し、海洋生態系に影響を与え、海洋の酸素濃度の低下(酸欠)や海洋酸性化が、海洋生物に大きな打撃を与え、食物連鎖に影響を与え、間接的に陸上の恐竜の生態系に影響を与え、恐竜を絶滅させたという科学的な仮説です。

気候変動説:気候が徐々に冷涼化し、乾燥化していったという証拠に基づき、白亜紀末期には隕石衝突や火山活動とは無関係に長期的な気候変動が進行していたことが分かっています。この気候の変動により、恐竜の生息環境が徐々に変わり、気温の低下は恐竜のような変温動物にとって厳しい環境変化となり適応できなかった種が絶滅したとされます。

生態系の変化説:白亜紀末期には、生態系全体での生物多様性の変化が進行していたり、新しい捕食者や競争者の出現も恐竜にとって脅威となったことが指摘されています。これにより、食物連鎖の頂点にいた恐竜たちが新しい生態系の変化や捕食者によって徐々にその数を減らし、最終的には絶滅に至ったという説です。

ウイルス説:恐竜が広範囲にわたってウイルスや病原菌による感染症にかかり、急速に広がるパンデミックによって個体数が大幅に減少したとする説です。

有毒植物出現説:白亜紀末期に有毒植物が出現し、恐竜の食料源に悪影響を及ぼしたとする説です。新しい種類の植物が進化し、それが恐竜の主食となった場合、これが中毒を引き起こし、有毒植物を摂取した恐竜が病気になり、繁殖能力が低下したり、直接的に死亡したりすることで、個体数が減少したという説です。

気候変動と環境変化の複合効果説:隕石の衝突や火山活動以外にも、地球の軌道の変動や太陽活動の変化によって気候が急激に変動した可能性があります。気候変動により生態系全体が変化し、恐竜が生き残るのに必要な食物や生息地が失われたことにより、恐竜が生息する環境が急激に変化し、適応できなかったとする説です。

地殻変動説:プレートテクトニクスの活動により、大陸の配置や海洋の構造が大きく変わり、生態系に影響を与えたとする説です。これにより、海水準の変動や海流の変化が生態系に影響を及ぼし、生息環境が変わり、恐竜が生き残るのが難しくなったという説です。

隕石衝突と他の要因の複合説:隕石の衝突と火山活動、気候変動、ウイルス感染など、複数の要因が重なり合って恐竜の絶滅を引き起こしたとする説です。単一の要因ではなく、複数の要因が連鎖的に、恐竜が複数のストレス要因に直面し、生態系全体が破壊され、絶滅に至ったという説です。

 これらの説は、それぞれ独自の証拠に基づいて提案されていますが、どの説も単独で恐竜絶滅を完全に説明するものではありません。現在の科学的な理解では、 #恐竜絶滅 は複数の要因が複雑に絡み合った結果であると考えられています。

武智倫太郎

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?