名前変えます

いま私はウとしてnoteを書いているけれど、そろそろ名前を変えたいと思っている。

どんな名前がしっくりくるかなというのはまだ閃かないけれど、近いうちに。


そもそもなんでウにしたのかというと、「コトタマの原理」のなかで最初に生まれるのが言霊「ウ」だからだ。

生まれるの「ウ」であり、宇宙の「ウ」。

noteをはじめるにあたり、まっさらな気持ちでスタートしたかったのでひとまずそう設定した。


読んでいるかたは何やらわけがわからないだろう。

島田正路氏の『コトタマ学入門』によると、この世界になにかしら現象が生まれるとき、まっさらな心の宇宙にまず予感のようにあらわれるものが言霊「ウ」である。

あくまで予感、兆しのレベルであり我々はまだ何も自覚していない。

現象が生まれるにあたっては最初に「アイウエオ」の母音、「ワヰウヱヲ」の半母音、父韻とよばれるイの段の言霊が順を追って生じてくるが、これらの生まれる段階は先天宇宙といって、私たちの意識にあがってくる前のお話になる。

そしてそのなかでも最初の最初に生まれるのが「ウ」だ。


ある朝目覚めて、まだ意識が定まっていない状態をイメージしてもらうとわかりやすいかもしれない。

まだボーッとしていて目の前にある光景、例えば天井の照明とかカーテン越しの光とかここは自分の部屋だとか、そんなのも認識できていない。

言葉にならない状態とでも言おうか。

この一番はじめの瞬間が言霊「ウ」なのだ。

そんななかで私たちの口をついて出る音はきまって「うー」といううめき声なのも面白い。


宇宙になにかが生じるきっかけは「ウ」だ。

そして頭が少しずつ覚めてくると、目に映る世界を認識する。

そこで次の言霊「ア(主体)」と「ワ(客体)」が生まれてくる。

ちなみにこのときはまだ先天宇宙の話で、つまり人間の心のなかに言葉が生まれる前の段階である。

ボーッとしながらも自分を確認したような状態だろう。


ここまでの3つの言霊は、造化三神をあらわしている。

古事記の冒頭で登場する神様、「天之御中主神(アメノミナカヌシノカミ)」「高御産霊日神(タカミムスビノカミ)」「神産霊日神(カミムスビノカミ)」である。

天之御中主神様といえばその名前を口にするだけで開運するとも言われるような存在なのだが、なにせ宇宙のはじまりの神様なのだからそれもうなずける。

この神様が言霊「ウ」にあたり、この存在なくしてはこの世に何も生まれ来ない。

ウの生まれる前の宇宙は、いわばビッグバンが起こる前のあるともないともつかないような何もない心の空間なのだ。


物事の始まりである言霊「ウ」。

何もないところからnoteをはじめて、そろそろ1ヶ月が近づいてきた。

そんな自分に何と名づけようか。

名前をつけるという作業がとても重要なのも、言霊を学ぶとひしひしと感じるところ。

名は体をあらわすという。

でもあまりいろいろ言ってもハードル上がるから、まあ適当に。

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