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意味について。
意味のないことは世界に溢れている。
5つだけ羅列していこう。
文章としての姿を保てないだろうけれど、少しの間話をしよう。
1.「自己と他者を比べること」
他者を羨むことも蔑むことも実は意味がない。
お金があって、容姿が優れていて、親しい友人がいて、パートナーや子供ひいては家族がいて、趣味があって、楽しそうに笑っていて、だなんて他者はよく見えることがある。
隣の芝は青く見えるというやつだ。
でもこれは意味がない。
手に入れたものは全て風前の灯のようなものだ。
諸行無常とはよく言ったもので、地獄に行くときは罪以外のものを棄てなくてはいけない。
国破れて山河ありの人間版「人は死して罪を残す」だ。
時と共に移り変わるものに過度な価値を見出してはいけない。
罪以外のものは持っていても意味がない。
他者から羨まれるような立場も実は意味がないのだ。
他者を妬んでしまう心にも同じくして。
ルサンチマンではなく、自分には本当に価値がないことを骨から自覚しよう。
そうすれば羨望も嫉妬も無くなる。
自己と他者の心を侵害せずとも済む。
2.「言葉を交わすこと」
自分の意思を伝えようとすること
自分の意見で他者を変容させようとすること
他者を肯定したり批判したりすること
自分を言葉で豪華絢爛にして他者からよく思われようとすることには実は意味がない。
ひいては他者と関わることにも意味がないのだ。
(こうして文章にして公開するという行為そのものにも意味がないことは理解できるが)
相互肯定的な仲の良い他者を作り出すということは同じ階層で浸かる地獄の釜で隣り合う他者を作ることと同義だ。
そんな仲の他者がいるということはきっと地獄が地獄でなくなるということだろう。
ともすれば鬼が困り果ててしまうね。
だが死んでしまっては意味がない。
意味がないのだ。
死んだ後のことなんか
今のあなたには全く関係ない。
生きている今の事だけを考えよう。
3.「立ち入り禁止の看板を立てること。」
馬鹿は「これより先立ち入り禁止」の立て看板が読めないという話を僕はよくする。
これは人間関係の話で、「ここから先に侵入するならそれを侵害と判断してそれなりの対応をしますよ」という意味だ。
馬鹿はそれを察することができない。
人の領域にずけずけと土足で入り込んでしまい、諍いになり、「何もしてないのに(関係が)壊れた!」と喚く。
世の中はそんな人間ばかりなのでそんな看板を立てるのは辞めよう。
意味がない。
どうやら世界は思い遣りの深い人間ばかりではないらしい。
4.「愛憎を大きな鍋で煮詰めること」
これにも意味がない。
愛憎とは言ったもののこれは「喜び」や「悲しみ」にも当たるもので
強すぎる感情は心の部屋を散らかしてしまう。
あなたの長いんだか短いんだかわからないような人生に余計なことをする暇はないのだ。
平静に、平静に。
心というものは凪いでいるに限る。
荒ぶった感情は他者との軋轢になる。
ヒステリックになると人が離れていってしまう。
余計なことはしない、言わない。
そんなことに意味はないから。
なにも無謀になれという意味ではない、何事にも無感覚であれという話です。
5.「自分の価値を問うこと」
これは単純明快。
肉体を持った個人に価値なんてそんなもの最初から無いので。
さて、あなたの人生で無駄なことはあったでしょうか?
内省しよう!
他者と共存したいときは、まず心に余白を持って。
余白を持てばそこに余計な物を詰め込める。
僕が「意味のないこと」と吐き捨てたものが必要だと思ったのであれば、まずは部屋の片付けでもして心を平穏に。
それでもダメなら心療内科にでも行ったらどうだろう。
医者なら20分は話を聞いてくれる筈なので。
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