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「わたしにとっての”居場所”って?」ずっと探していた答えを教えてくれた1本の映画。

ご無沙汰しています!Hirokoです(^^)桜も咲きはじめて、いよいよ春の訪れを感じる近頃。満開の桜もスキですが、咲き始めの桜のほうが、個人的にはスキです♡だんだんと、大きくなっていく様子を見る事が、なんともたまらなくワクワクして、そして生命力も感じるんですよね!今年も、その過程を存分に楽しもうと思います♪

さて、今回は大好きなmybookmymusicmymovieシリーズ!私からは、とっても大好きな1本の映画をご紹介させてください

悲しいけど、温かい作品「チョコレートドーナツ」。

ご存知の方も多いかとは思いますが、今回ご紹介する映画は、現代のマイノリティ派にまつわる社会問題を訴求した名作中の名作!「チョコレートドーナツ」です!日本では、当初はミニマム上映だったにも関わらず、想像以上の反響から、全国上映、そしてなんとミュージカルまで登場した、言わずと知れた名作。

内容を一言で伝えると、

あるゲイカップルが、
ネグレクトを受けている
ダウン症の子供と
差別や偏見と闘いながら、
家族になろうとする話

なかなかインパクトの強いストーリーです。ただ、内容の半分が実話に基づいているという事なので、まさに、今日どこかで起きていてもおかしくない事を、力強く、はかなく、描いています。

正直、この映画はかなり心を揺さぶります。途中で何回も腹がたったり、悲しくなったり、嬉しくなったり…。

いつの時代にもある”差別と偏見”。

この映画の大きなテーマは、「差別と偏見」。登場人物は、ゲイである事をオープンに、ダンサーを目指して自分らしく生きているルディと、正義を信じて、弁護士になったけれども、ゲイである事を1人抱えているポール。そして、麻薬中毒者の母親に育てられている、とっても純粋でお人形が大好きなダウン症のマルコ。

映画のあらすじは、育児放棄されていたマルコを、ルディとポールが救いだして、たくさんの愛情を持って、育てようと奮闘する内容です。実の母親以上の愛情を感じ取ったマルコは、2人にとても懐き、3人は本当の家族の様な関係性に。

ただ、、、社会はそれを良しとしません。理由は、ルディとポールが同性愛者だから。ゲイカップルには、親になる資格が無いと、社会は彼らを非難するのです。たとえマルコが、「実の母親の所に戻りたくない!」「ルディと、ポールと一緒に居たい!」と訴えても、社会は受け入れてくれません。

本人たちが、家族と同じような愛と絆を感じていたとしても、「差別と偏見」のせいで、引き離されていく、そんな切ないお話です。

安心感のある場所に、共通すること。

映画の内容は、確かにとても切なくて悲しいです。でも、私はこれを観た後に、心があったかくもなりました。理由は、3人ともが

自分にとって居心地の良い場所を、
探して、見つける事が、出来たから。

もちろん、3人には血のつながりはありません。でも、心の底から家族になりたい!一緒に時間を過ごしたい!という、強い想いは、共通してありました。

そして、もう一つの共通点は、それぞれの『ちがい』を受け入れて、愛し合った点ではないでしょうか。『社会的な、ふつう』とは少しちがう自分たちを、怖がらずに、愛し合って、受け入れ合う3人。一緒に過ごす中で、みんな、これまで感じる事ができなかった”安心感”を感じ合う事ができていました。

そんな居心地の良さを感じ合っている3人は、まるで本当の家族の様だったなぁ。

居場所って、「ちがい」を受け入れ合った時に、できるんじゃないかな。

きっと、この映画は見る人によって、様々な感想が出てくると思います。その中でも、私は『自分らしくいられる居場所』についてを、改めて考えさせられました。振り返れば、幼少期から自分らしくいられた居場所の共通点は、

「私のちょっとクセあるキャラクターも、受け入れてくれる場所」
「少し変わった生い立ちを、受け入れてくれる人」
「複雑な家族環境を理解してくれる人」
「実は・・・な、一面もさらけ出せる人」
「寝起きの、ぼさぼさすっぴん姿を見せらる人」

そんな、一般的な『ふつう』とは異なる一面を出せた時に、「あ、ここは居心地がいいな。大切なわたしの、居場所だ。」と、感じてきました。(正直、”ふつう” という表現もあまり好きではないですが、分かりやすく表現するためにも記載させてください><。)

そんな居場所には、安心感があって、愛があって、そしてどんな時でも味方でいてくれる、心強さも感じます。

そんな人・環境に、出会えるだけで、幸せだと感じるし、同時に、私も誰かにとっての、そんな居場所でありたいとも、心から強く思っています。

自分の居場所を見つけるためには、まずは「ちがい」を怖がらずに出す事。たとえば、国籍、育った環境、性格、人種、身体のつくり。みんな色んな「ちがい」があって当然。

そして、先入観や偏見を無にして、愛を持って「ちがい」を、受け入れる事。

きっとその繰り返しで、大切にしたいと思える居場所や関係性は出来ていくんだろうなぁ。

年を重ねてでも、忘れたくない気づきを教えてくれた映画「チョコレートドーナツ」、本当にありがとう。♡

みなさんにとって、安心できる居場所って、どんな所ですか?(^^)
また是非コメントで教えてください♪

Hiroko


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