見出し画像

みんなのアドラー実践キロク vol.1福永まりさん(前編)

こんにちは!
アドラー子育て奮闘中の二児の母🤍
あいうだと申します!

さて今日は
アドラーを実践している方の
対談記事をお届けしようと思います!

心理学は実践の学問!
学ぶのは簡単だけど、実践するのが難しい😭

・・・ということで、
生活の中に取り入れている方の体験談を聴いて
真似して取り入れてみよう!と言う企画です♪

記念すべき第一弾は「福永まり」さんです!

◆プロフィール
福永まり さん
一児の母。元々は自分の本心に従って生きてきたものの、出産後「お母さんになったら子ども優先!」とやりたいことを我慢した結果、産後うつに。その後、子育てサークルを立ち上げアドラー心理学の講座を開催したり、お母さんたちの自己実現のサポートを行う。現在は自己理解コーチとして活動中。(https://x.com/mari_traveler_)

▼はじめましての方、私がアドラーに目覚めた詳しい経緯は、こちらからどうぞ😊

アドラー子育ての大先輩の、まりさんのお話は
個人的に発見が多く、盛り沢山になってしまいました(笑)

ので!前編・後編の二部制になっております。
まずは、前編からどうぞ〜🎵



◆7年前から「アドラー子育て」を実践されてきた、まりさん


ーーー今日はお時間いただき、ありがとうございます! では、早速はじめていきたいと思います。

まりさん:はーい!お願いします〜。

ーーーそれでは、まず自己紹介をお願いします!

まりさん:名前は、福永まりです。小学5年生の息子がいます。住んでるのは、鹿児島県。現在、自己理解コーチとして働いている感じですね。年齢は37歳です。

ーーーありがとうございます。アドラー心理学を知ったきっかけはなんだったんですか。

まりさん:アドラー心理学を知ったのは、偶然だったんですよ。

ーーーほう!

まりさん:子育てに行き詰まってて「何かこう、いいアイデアないかな」と思って図書館で本を探してたんですね。で、育児書を読んでもピンとこなくって、教育本を読んでもピンとこなくって。ある時、心理学の本棚で『嫌われる勇気』の本が、偶然目に止まって読んだんです。そのとき、「この心理学を、子育てに応用したらうまくいくんじゃない?」って思って。それが最初の出会いでした。

ーーー当時、お子さんは何歳だったんですか?

まりさん:えっと、あれ何歳だろう。3歳?3歳ですね。そっか一緒ですか?

息子さん、3歳✌️

ーーー一緒ですね!やっぱり3歳、悩みますよね(笑)

まりさん:そうそうそう、「ムリ〜」ってなりました(笑)。その時ですね。

ーーー「ムリ〜」ってなりますよね(笑)

まりさん:で、そこからアドラー心理学に興味を持って、何冊か本読んで「あ、これいいじゃん」って。・・・3歳だから、今から7年前ぐらい前なんですよ。その時、まだ本としては、アドラー心理学が子育てに応用されている書籍って出てなくて。

ーーーへえ、そうなんですね!

まりさん: そうなんですよ。最近、多分結構出てると思うんですけど。私が探してた時にはなくって。

ーーー最近なんですね。アドラーが子育てに応用されたのって。

まりさん:うーん、あったけど、多分あんまりメジャーじゃなかったんだと思います。

ーーー先ほど「アドラー心理学が、子育てに応用できそうと思った」と仰っていましたが、どのようなところが「一番応用できそう」と思われたのでしょうか。

まりさん:最初にいいなって思ったのは、やっぱり「縦の関係」じゃなくて「横の関係でいる」っていうところかな。やっぱり親子関係って「親が育てなきゃ」とか「こういうふうにやらなきゃ」って、子供と接してたんですけど、そうじゃなくて『一人間として対等な関係を築こう』っていうのが、目からウロコで。「そこを変えるだけでかなり親子関係変わるかも」って思ったのが、一番だったかなぁって思いますね。

ーーーわかりますー!

まりさん:どこでした?最初。

ーーー私は、岸見一郎さんの「現代の親は、愛情不足な親はいなくて、下手な親がいるだけ。コミュニケーション技術を学べば、家族の不和は解消できる」といった言葉に出会って、それが一番心に刺さりました。

まりさん:いやー確かに!それ、めっちゃありますよね。「技術が不足している」っていうのは、学んだからこそ、余計に思います。

ーーーそうですよね。「コミュニケーションにも技術がいるんだ」って、結構びっくりしました。でも誰も教えてくれないから、今思うと破滅に向かって歩んでたな〜って(笑)

まりさん:わかる。わかる。ほんと三歳のタイミングで出会えてよかったなって思います。

ーーー三歳がベストだと思いますか?やっぱ二歳だと早い?

まりさん:そうですね。やっぱり三歳ぐらいでちょうど意思疎通できてくるじゃないですか。だから、自分の言葉で、あからさまにリアクションが変わってくるところもあったりして。

ーーー確かに!

まりさん:あのタイミングでよかったなぁって思いますね。

ーーーそうですよね〜。最近、もっと早くやれば良かったかも、、とも思ったけど、やっぱり「自分が一番必要だ」っていう時じゃないと吸収しないから。今でよかったのかな。

まりさん:わかる。自分側の状態、大きいですしね。


◆家族会議で決めたルールは、家族全員で守る


ーーー具体的に、アドラーを子育てに取り入れて、何か変わりましたか?

まりさん:はい。そうですね。本当に「関わり全般、変わったな」って感じなんですけど、家庭でのルールを決めたり、何か押し付けをすることがなくなったんですね。

ーーー関わり全般!すごいですね。

まりさん:私の場合、今までは理想の子ども像があって。「こう育ってほしい」って。自分の思い通りにしたいから、うまくいかなかったけど、今は「息子が育ちたいように育てる。息子のサポートをする」って関わり方になったから、衝突もないし、子供がすごくのびのびしてる印象がありますね。

毎年恒例🍓息子さんの手作りケーキ🍰
https://twitter.com/mari_traveler_/status/1738939712285692252

ーーーステキ〜♡

まりさん:家族で何かを決める時も、昔の私だったら多分「ゲームは一日30分まで」とか、親がルールを決めて、それを子どもに適用するみたいにしてたんですけど、今はちゃんと、家族全員で話し合う。「今日はじゃあゲームについての家族会議しよう」って。

ーーー家族会議してるんですね。

まりさん:はい。「じゃあゲームその無限にやり続けると体にも良くないからルール決めたいんだけど、お互い納得のいくルール作ろう」っていう感じで一緒にやるんですね。

ーーーメモメモ✍️

まりさん:で、その時にできたルールが「"朝の5時"から"就寝3時間前"までの間で、1時間やったら1時間休む」っていうルールだったんですよ。

ーーーうんうん✍️

まりさん:じゃあなんでそのルールになったかって言ったら、家族が共通してたのが「睡眠時間は削ったら、体に悪いよね」って。で、もう一つが「さすがに何時間もやり続けると目に悪いから休憩時間は必要だよね」。

ーーー健康面は大事ですよね。

まりさん:それなので「休憩時間は1時間にしよう、就寝予定時刻の3時間前まではやっていい」って。なんかそこの2つが、お互い合意してたんですよ。じゃあ、そういうルールにしよう!って。

ーーー2人とも納得できるルールができたんですね。

まりさん:そう。ふたりともゲームが好きなので(笑)大人と子供で、活動時間が違うじゃないですか。「何時まで」って決めちゃうと「大人はできないじゃん〜」ってならない。ルールは存在するけど、大人と子供で、少し条件を分けようね、って。今のところ、このルールが破られることはないって感じです。

ーーー家族全員が守る、公平なルールなんですね。

まりさん:そうですね。ルールがある以上、誰か一人が適用で、他は適用されないっていうルールは存在しないです。でも逆にルールはそれぐらいですね。

ーーーえ!他のことは、すんなりいくものですか?

まりさん:そうですね。「宿題も、18時までに終わったのはチェックするよ」というルールはあるんです。でも正直、宿題やらなくても私が困るわけではないので、だからやるやらないはあなたに任せます、ってもう伝えてますね。でもやっていかなかったことないので。

ーーーすごい!「課題の分離」ができている。子供って「あなたの問題だから別に好きにしていいよ」っていうと逆にやってくれたりしますよね。

まりさん:ですね〜!で「18時までに終わった分は見るよ」っていうのも、18時以降って、やっぱ家事が忙しいじゃないですか。

ーーーはい。

まりさん:「(18時以降は宿題を)見る余裕がないから、見れないんだ」って先に伝えてあるので、逆に「チェックしてほしいときは、18時までだったら時間取れるから言ってね」って事前に伝えたら、だいたい終わってますね。

ーーーそれも家族会議で決めるんですか?

まりさん: 決めました。

ーーー定期的に開催してるんですか?一週間に一回とか。

まりさん:うちは家族の中で、話し合いたいものが出てきたら、その都度やるって感じにしてて。定期的にやるっていう感じにはしてないですね。

ーーー「そろそろ、この課題に対して家族会議する?」って声をかけるんですか?

まりさん:はいほとんどかな?そうですね。それこそ、今のは「ルール決め」でしたけど、旅行に行くときも家族会議をします。「今度の休み、旅行に行きたいんだけど、どこ行きたい?」って。それでお互いの意見出し合って「じゃあここに行こうか!」みたいな。

家族旅行〜🎵

ーーー小学校5年生のお子さんは、知ってる場所は限られるじゃないですか。それでも、信じて任せるんですか?

まりさん:ですね。例えば単純に「熊本に行きたい」とか「福岡に行きたい」って出た時に、「じゃあ福岡で何がやりたいの?」って聞いたら「こういうことやりたい」って出てくるから。「あ、それだったら他にもこういうところあるけど、どう?」ってアイデア広げるのは私がやる。みたいな

ーーー開いた質問ですね!なんかコーチングっぽい!視野を広げて、本当の目的地に連れていく感じ!

まりさん:確かに確かに(笑)結構楽しいです。旅のしおりとか二人で作るの。

ーーー楽しそう!あーお母さんのこと、大好きになりそう。

まりさん:楽しい。ぜひぜひやってみてください。

ーーーえー、やってみよう。やってみます!たくさん参考になるエピソードありがとうございます!

まりさん: あははは。すいません。めっちゃ喋っちゃった(笑)。

ーーーいえいえ、嬉しいです(笑)


◆苦手な家事が、親子の時間に


ーーーもう少しお伺いしたいのですが、先ほど「最初は、横のつながりが魅力に感じた」と仰っていましたが、他にも魅力を感じる点はありましたか。

まりさん:そうですね。今一番、本当に学んでよかったって思うのは「課題の分離」かなって。やっぱり私も、結構息子に干渉しちゃってたんですよ、アドラー学ぶ前は。でも今は、お互いに、人生が自立に向かったっていうのが、私の中で、すごく大きかったなって。

ーーーうんうん。

まりさん:だから、息子からも「お母さんが叱ってるの、記憶にない」って言われるんですよ。本当に(息子の課題に)踏み込まなくなったなって。それが自然にできるようになった感じがありますね。

ーーー素敵ですね。でも、三歳とか特にちっちゃい時は干渉するのは仕方ない気もするんですけど、例えば、うちはお着替えしない問題でよく悩んでいるんですが、どうしてらっしゃったんですか?

まりさん:パジャマでね。あはは(笑)うちは「お着替えしない」はなかったんですけど、妙なこだわりがあって「お気に入りのTシャツしか着たくない」っていう。それが乾いてないときは大激論でしたね。そう。でも、その乾いてないのを着せるわけにはいかないので(笑)

ーーーそうですね(笑)

まりさん:で、もう、スパッと。「あなたは今日はもうこれを着るしかないので、また乾いたら着ましょう」って伝えました。

ーーーもうスパッと!

まりさん:もう事実を伝えるだけって感じでしたね。

ーーー確かに、親が心の中で「これは絶対にだめ」って決めていれば、意外と聞いてくれますよね。

まりさん:そうそう。

ーーー「課題の分離」や「共通の課題」で、他にも印象に残ってるエピソードありますか?

まりさん:もうなんか結構いろいろ分離してたけど、家事は一緒に今やるようになっていて。

ーーーいいなぁ!

まりさん:今までって「家事は基本お母さんがやるもの」で、息子はそんなに家事やってなかったですけど、私が「やっぱり家族だから、これ共同の課題にしたいな」って思ったんですよ。学校行ってる間は、もちろん家事できないけど、家にいる間は、家のことやってほしいなって。じゃあ一緒にできるのないかなって。で、食器洗いのところを提案したんですよ。私、食器洗うの、ちょっと面倒くさいというかあんま好きじゃないんですね。

ーーーわかります(笑)

まりさん:それで「私は食器洗いがあまり楽しくない、というか好きではないんです」って息子に正直に伝えて「でも一緒に話しながら洗ったら楽しいと思うから、食器洗うの手伝ってくれない?」ってお願いしたんです。「あぁ、いいよ」って普通に言ってくれて。なんか今は、食器洗いの時間は、親子のコミュニケーションの時間に変わりました。「今日の学校のこと」とか「お友達とのトラブル」とか。うまくいかないことの相談タイムに変わったっていう。

ーーーめっちゃいい。それいいですね。

まりさん:そうそう。普通の時間が、だいぶ楽しい時間に変わったので。

ーーーいい話!課題の分離からの、共通の課題からの、親子の時間!

まりさん:そうそう。で、断られたとしても「じゃあ別の何か、手伝ってもらえるのある?」って聞けるし、断る権利は息子にもありつつ。でも、お願いするのはやってよかったなって。

ーーー素敵なお話ありがとうございます。真似したいところがいっぱいです。


・・・さて!
前半の対談はここまでです。
ここまでいかがだったでしょうか?

私は「家族会議」を取り入れることで、
家族全員が納得するルールができたり

課題の分離を行うことで、
ママの負担だった「食器洗い」が「親子の時間」になった
のが
本当にステキだなぁと思いました。

さて、後半も、学ぶところが盛りだくさんの
濃ぉ〜〜い内容になっておりますのでお楽しみに♪

▼後編はこちらからどうぞ🌸

さいごに


ここまで読んでくださり、
ありがとうございました。

最近、アドラーの本を貸したママ友さんから
「手元に持っておきたくて、買いました(笑)」と言われて、
やっぱり、皆に必要だ!と改めて自信になりました。

さて、自分の家族と、大切な人に役立てるため
引き続き、発信を続けていきます!

まだまだ勉強中ですが、
何かを届けられるよう、
発信していきますので、
乞うご期待ください〜〜!

🌸自己紹介はこちらから

この記事が参加している募集

新生活をたのしく

育児日記

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?