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日本橋・難波を走る鉄道大研究🚊

こんにちは、あいあいわーくです😀
10月14日は「鉄道の日」、1872(明治4)年に東京の新橋から横浜(現在の桜木町駅)の間に鉄道が開業した日です(同年6月には既に品川~横浜間で仮営業を始めていました。)。つまり、日本で鉄道が営業を開始してから今日で150年という節目を迎えました。

この時は新橋~横浜間の約29㎞の道のりを約1時間で走破していましたが、150年が経った今では日本の至るところに鉄道網が張り巡らされ、150年前とは比べ物にならないぐらいのスピードで人や貨物を運んでいます。
そこで今回は、あいあいわーくのオフィスがある日本橋とその隣、難波を走っている鉄道たちを紹介していきます🚃
それでは、出発進行~💨

その1:Osaka Metro(オオサカメトロ)

堺筋線の主力車両・66系。
基本的に、メトロの路線はレール脇の第三軌条(サードレール)から集電していますが、
堺筋線は阪急電車との直通運転のために普通の鉄道と同じでパンタグラフで集電しています。
(撮影場所:メトロ・阪急 天神橋筋六丁目駅)

まず紹介するのは、大阪を網目のように結ぶ「Osaka Metro(オオサカメトロ)」です。かつては「大阪市営地下鉄」として市の管轄に置かれていましたが、2018(平成30)年4月1日より民営化して「大阪市高速電気軌道」と名称が変わりました。「Osaka Metro」はその愛称です。

もちろん、日本橋と難波の両方に線路が走っており、日本橋には阪神電車やJR東西線の乗換駅である野田阪神駅から生野区の南巽駅までを東西に結ぶ千日前線と、天神橋筋六丁目駅から南海との乗り換え駅である天下茶屋駅までを南北に結ぶ堺筋線の駅があります。
このうち、堺筋線は阪急京都・千里線と直通して高槻市や北千里といった人が多く住んでいる地域の駅まで走ります。


阪急京都線・千里線で活躍する3300系は、堺筋線との直通運転が可能です。
※運転席に人が映っている写真は全てモザイク処理しています🙇
(撮影場所:阪急千里線 豊津駅前の踏切)

一方、難波には先程紹介した千日前線の他に、千里ニュータウンから北大阪急行線を直通して新大阪や梅田、なんば、天王寺と大阪の中でもひときわ賑わっているエリアを抜けて堺市のなかもず(中百舌鳥)駅までを結ぶ御堂筋線と、御堂筋線の混雑緩和のためのバイパス線として西梅田から難波までを四つ橋筋に沿って進み、住之江公園までを走っている四つ橋線の2路線が走っています。

また、ここで紹介した4路線の他に

  • 守口と八尾の間を結ぶ谷町線

  • 大阪港エリアから海底トンネル・地上・地下と様々な線路を通り、東大阪市の長田から近鉄けいはんな線に乗り入れて生駒山のトンネルを抜けて奈良県まで行く中央線

  • 大正から長堀橋・京橋を経て鶴見緑地や門真までを結ぶ、日本で初めての鉄輪式リニアモーター地下鉄の長堀鶴見緑地線

  • 東淀川区の井高野と今里の間を走る今里筋線

  • 大阪南港を走る新交通システムのニュートラム

  • 今里から天王寺・長居方面を結ぶバス高速輸送システム(BRT)のいまざとライナー

の6路線が大阪の人の流れを支えています。

その2:近鉄電車

難波~名古屋間を結ぶ最新鋭の名阪特急「ひのとり」号🔥🐦
(撮影場所:近鉄・阪神 大阪難波駅)

日本橋や難波に駅を構えているのは、メトロだけではありません。大阪・京都・奈良・三重・愛知と2府5県に渡って日本一の路線網を有する「近畿日本鉄道(近鉄電車)」も走っています。
難波からは奈良へ向かう奈良線(但し、難波~大阪上本町間は正式には「難波線」という路線名)が、2つ先の上本町駅からは東大阪市の布施駅で奈良線と分岐して八尾・柏原といった河内エリアや二上山のふもとを抜けて三重県の伊勢中川までを結ぶ大阪線が走っています。この他にも、阿部野橋(天王寺)から藤井寺や羽曳野を経由して奈良県の橿原に抜ける南大阪線もあります。

そのため、関西の私鉄の中では特急の種類が豊富で、難波駅では大阪線を経由して伊勢中川の手前で名古屋線に入り、名古屋を目指す「アーバンライナー」「ひのとり」や、伊勢・志摩の観光地まで人を運ぶ「伊勢志摩ライナー」「しまかぜ」の他、二階建て車両を挟んだ「ビスタカー」や奈良線の最新観光特急「あをによし」の姿を見ることができます。
ちなみに、大阪阿部野橋駅からは吉野線経由で桜の名所吉野へと向かう「さくらライナー」や豪華なラウンジを備えた「青の交響曲(シンフォニー)」が出ています。

奈良方面から大阪難波駅に戻ってきた「あをによし」号。
「あをによし」とは、和歌に使われる奈良の枕詞です。
(撮影場所:近鉄・阪神 大阪難波駅)

その3:阪神電車

阪神が近鉄乗り入れのために造った1000系は、本線や山陽電鉄線での運用も行います。
(撮影場所:阪神本線・阪神なんば線 尼崎駅)

阪神電車といえば、大阪梅田から高校野球の聖地甲子園を抜けて神戸三宮・元町を通り、神戸高速鉄道や山陽電鉄に乗り入れて明石・姫路方面へと走っているイメージが強いですが、2009(平成21)年に尼崎から西九条を結ぶ西大阪線が難波まで延伸し、近鉄奈良線に乗り入れて奈良駅までを直通する阪神なんば線に生まれ変わりました。

神戸三宮から奈良までを約1時間20分で結ぶ快速急行は停車駅が少なく、日本橋と新大宮に停まる以外は有料の特急と停車駅が同じなのが特徴です。

阪神の武庫川駅に停車している近鉄の車両。
武庫川駅はホームが川の上にあり、尼崎市と西宮市の間にまたがっています。
(撮影場所:阪神本線 武庫川駅)

その4:南海電車

難波~関西空港間を走る空港特急「ラピート」号。
まるで忍者や「鉄人28号」を思わせる顔をしています。
(撮影場所:南海 難波駅空港線ホーム)

大阪の難波から、和歌山・関西空港・高野山といった大阪の南側のエリアに向かって走っているのが、日本の私鉄の中では最も古い南海電車です。
難波駅はたくさんの電車が発着するターミナル駅ゆえに、プラットホームが9つあるのが特徴です。そのうち1~4番ホームが高野線、5~7番ホームが本線空港線、そして8・9番ホームが空港特急「ラピート」(上の写真)のホームとなっています。

ラピート以外にも、和歌山に向かう特急「サザン」や、高野山・橋本方面に行く高野線特急「こうや」「りんかん」、中百舌鳥から泉北高速鉄道に乗り入れて泉北ニュータウン方面へと向かう「泉北ライナー」といった個性豊かな特急列車が存在します。

1984(昭和59)年から、高野線の特急車両として活躍している30000系。
ラピートとはまた違った「昭和の車両」の空気を感じることができます。
(撮影場所:南海 難波駅高野線ホーム)

もちろん、特急以外にも見どころがたくさんあります。
昭和から平成の間に造られた個性豊かな車両の数々や、泉北高速鉄道の車両もやって来ます。

これが泉北高速鉄道の主力車両・7000系。
白地に青いラインのカラーリングが、ひときわ異彩を放ちます。
(撮影場所:南海 難波駅高野線ホーム)

また、難波から千日前通に沿って西に進むと、汐見橋駅が見えてきます。
ここは高野線の本来の起点であり、現在は岸里玉出駅との間を細々と走る都会のローカル線、汐見橋線として運行中です。

これが汐見橋線の車両。
1時間のうちに、30分間隔で2本しか電車が来ないローカル線です。
(撮影場所:南海汐見橋線 汐見橋駅)

その5:JR大和路線(関西本線)

大和路線で活躍している、緑色の201系。
環状線からは姿を消しましたが、大和路線では長い間活躍しています。
(撮影場所:JR大和路線 JR難波駅)

最後に紹介するのは、他の路線からは少々遠い位置にJR難波駅を有するJR西日本大和路線です。
大和路線は難波から京都・木津川の近くにある加茂駅までの愛称で、正式名称は関西本線と呼びます。加茂から先は山に囲まれた町を進み、四日市や桑名といった三重県の主要都市を抜けて名古屋までを結んでいます。
このJR難波駅は現在は地下にありますが、かつては「湊町駅」という名称で、地上に駅がありました。

繁華街からは少し遠く地味な印象が大きい駅ですが、大阪シティエアターミナル(OCAT)に直結している他、2031年には、大阪駅の北側から伸びるなにわ筋線が開業する予定なので、これからの大化けが期待できる駅です。(出典:Wikipedia「JR難波駅」

関西本線のうち、加茂~亀山間は電気が通っていない「非電化区間」なので、
軽油で動く気動車(ディーゼルカー)が活躍します。
(撮影場所:JR関西本線 笠置駅)

まとめ

今回は、鉄道開業150周年を記念して、オフィス近辺で見られる電車について特集しましたが、鉄道は私たちの生活に欠かせないものとなっていると
改めて実感しました。
これから先、日本の鉄道がどのような進化を遂げていくのか、そして開業200周年の時にはどのような形になっているのか。その変化を見守るのが楽しみです。
それでは、ご乗車ありがとうございました🙇

おまけ

今朝、メトロ中央線に乗ったら新型車両の30000A系に乗れました!
(撮影場所:メトロ中央線 本町駅)
…ちなみに今回の記事、鉄道の写真の撮影者は全てです。

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