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働く×育てる×女性の健康【アウトプットレポ】

今年は制度変更があることもあって、インプットできる場所に極力顔を出しているワタクシめですが・・・
昨日は「AgingGracefully&WORKO!企業向け勉強会」に参加しました!

内閣府より林伴子さん、
社会保険労務士の新田香織さん、
そして産婦人科医の高尾美穂先生をお招きしての講演会。

働く&育てるをとりまく社会・企業・健康を網羅する今回の企画は、
わたしのライフワークにドンピシャ!!

本当に学びの深い講座でした。

こういう講座に触れると、
働くママ=歯を食いしばってひたすら堪える時代から、
人生のどのステージにいようと、働くも育てるもひっくるめて、心地よく生きる時代
へとシフトしつつあるなあ、と感じるわけですよ。

制度改正にまつわる社会や会社の変化情勢については、書きかけのものもあるので(ごにょごにょ)そちらにて改めて書くとして、

今日は働く×育児×女性のカラダ のことを、
高尾先生から伺ったお話も交えつつレポートにしたいと思います。

***

■会社の健診を受けてるから大丈夫!って思ってない?


女性のカラダはホルモン様に支配されているといっても過言ではありません。

例えば生理痛などの不調、自分たちでは「こんなもの」「仕方ない」と蔑ろにしてしまいがちですが、
女性の生理周期にまつわる体調のモヤモヤは思春期以降ずーーーっとわたしたちを悩ませ続けているのは事実。

けどその反面、
ホルモン様はわたしたちを守ってくれている役目もあるって知ってました?
このホルモン様のおかげで、悪玉コレステロールが抑えられ、血圧を安定させ、骨を強くし、お肌をきれいにしてくれます。(←これらはホルモンの中でもエストロゲンって子の働きです)

このホルモン様は年齢や出産などによって分泌量が著しく変わるから、そのライフステージごとに気をつけなければいけない病気が変わってきます。

たとえば、エストロゲンちゃんは生理に伴って分泌されている子だから、閉経に近づくにつれ分泌量が減ります。
減るってことは・・・それまで自動でカラダを守ってくれていたナイトのような存在がいなくなっちゃうわけですから、今度は自分で意識して守っていかなきゃならないわけですよ。

ところが、会社で義務化されている法定健診は、その成り立ちからして、
”男性工員に起きやすい病気”の発見を主眼に置いた健診項目となっています。
女性に起こりやすい甲状腺の病気の検査や骨密度検査は含まれないし、ましてやホルモン量の検査などもありません。

だから、ってわけじゃないかもしれませんが、

健診はオールAだけどなんか調子悪い…

っていう女性は結構多くて、
しかもそれが妙齢の女性だったりすると

「更年期じやない?」

の一言で済まされてしまうこともしばしば。


それ、危険ですから!!!



ちなみに昨日のお話にもあったんですが、

更年期
更年期症状
更年期障害

似ているようで、意味が全然違う。

更年期っていうのは閉経前後の10年間の”時期”のこと。それだけの意味しかなくて、
更年期症状とは更年期によく起こりやすいいろんな”症状”のうち、他の病気に伴わないものことで、
更年期障害とは更年期症状が日常生活にも影響を及ぼしている状態のことを言います。

つまり、更年期症状のような症状はすなわち更年期障害とは限らない。
似た症状を引き起こす病気だって、この更年期には起きやすくなっているんです。


っていうようなことを事前に知っていたら、
日常の過ごし方も、健診の受け方も変わりませんか?

ライフステージに合わせた、よく起こる疾病の兆候がないかどうかを調べるオプション健診をつけるべきだし、
40代に差し掛かったら骨を強くする食事と運動を意識したほうがいい。

オプションとしておすすめなのは、乳がん・子宮頸がんといった女性特有のがん検診、骨密度、あれば甲状腺関係も。

妙齢の女性であれば、頼れるナイトのエストロゲンちゃんの”減員”を意識して、コレステロール値や血圧の推移に注視して、生活習慣を改善したいところ。

■働きママに多い〇〇軽視傾向


あともう一つ印象に残ったのが、睡眠時間のこと。

高尾先生も、睡眠時間をかなりかなり大切にされているそうです。
産婦人科医という、昼も夜もない出産というものを相手にしているお仕事柄、お若い頃は睡眠不足になることもしばしばだったそうです。

でも、寝ないとあきらか翌日のパフォーマンスが下がる。

で、いろいろ調べた結果、睡眠不足が引き起こすあれやこれや(生活習慣病リスクが上がる、肥満になりやすい、免疫力の低下、イライラ、認知機能障害etc)を知り、今に至るそうです。

覚醒時間をより質の良いものにするためにも、7時間の睡眠を取ることにしている、とのことでした。

大事なのはそれに加えて、

「7時間の睡眠を取るために、睡眠前後の時間を含めて7.5時間は確保している」

とおっしゃっていたことです。

なんとなく、7時間睡眠と言われたら、例えば
23時にお布団にもぐって6時に寝室から出てくる、って計算しませんか?

しかし、入眠までには平均20分はかかると言われています。
また、”起床”と言っても、まどろんだ状態から直立できるまでが0秒、という方はまずいらっしゃらないでしょう。

この”眠る時間””眠るために確保しておく時間”の差の30分が、小さいようでいてとても大きな30分だと、わたしは感じました。

わたしは前々から、
人は起きている時間のために眠るのではなく、
眠るために起きている時間がある、と思っているくらい睡眠至上主義なのですが(それも極端w)

それでも産後は自分の時間欲しさに睡眠時間をないがしろにしてしまっていました。

睡眠時間をどう確保するかは自分でコントロールできちゃうからね。
いい方にコントロールできればいいんだけど、忙しくなってくると、真っ先に削りやすいんだよね。

削ったっていいことなんて一つもないのにね。


その経験を経て、今は睡眠時間ありきの生活をしています。
原点回帰、はじめに睡眠あり、です。

しっかり眠れたら、冷静で正常な判断ができて、
より豊かな時間の使い方ができるようになってくる。

忙しいからこそ、「寝落ちしちゃった」「寝坊しちゃった」って自分責めをせずに、

眠れてエラいぞ、自分!

って自分を褒めてあげられる女性が増えたらいいなと思っています。

***


ということで、今日は特に女性のカラダについてアウトプットしてみました。
もっと詳しく知りたい!という方は、ぜひ高尾先生の発信にも触れてみてくださいね。

https://www.mihotakao.jp/

無理やり誰かに知識を押し付けても響かないのはわかっているし、「聞ける状態・タイミング」は人それぞれ。
であれば、と、

「転ばぬ先の杖=知識を得るための雨を降らせたい」

とも高尾先生は仰っていました。

ドクターとしてお仕事をしている中で、
知っていれば回避できることを、知識不足のために重篤化させてしまうこと、
悪くなってから来院される人があまりにも多いことに胸をいためていらっしゃるそうです。

そしてアウトリーチを伸ばされている、と。

…また一人、リスペクトする女性を知ることができて、ホクホクの水曜日となりました。

もともとは、リアル会場での参加予約をしていたんです。
けれど、業務の見積もり時間の甘さが仇となり、泣く泣くオンライン受講に・・・不徳の致すところ!

オフィスにて、手元では仕事用の画像作成を進めつつ、イヤホンをつなぎ、メモを取り、と
脳負担マックスながら挑みましたよーー!!

聴講し終わって、やはり思うことは、


リ・ア・ル・で 参加したかったぁぁぁ!!!




おわり。

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